新型コロナウイルスの拡大により世界人口の半数を超える人が外出制限措置となっています。
完全に人の動きが止まってしまった結果、100年に1度の金融危機と言われた“リーマンショック”よりも経済的な打撃が大きくなっています。
正直に言って、ここまで大きな問題に発展するとは予想できませんでした。
株式市場は3月の投げ売り状態は収束して一旦はリバウンドしましたが、 今後も上昇が続くかは不透明 。
ウイルスへの恐怖が消えてない状況ですので、ダラダラ下がっていく可能性も充分に考えられます。
今回は株価低迷の中での投資について考えていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
急落時の一括投資はNG!株価の低迷が長期化する可能性あり
3月の株価急落はチャンスのようにも見えましたが、4月に入っても経済の収縮は止まりません。
各国が協調して経済政策を出してきた期待感から反発はしましたが、再び株価が下がっていく可能性は充分にあります。
・・というのも、 新型コロナウイルスで経済的に大きな影響が予想されるのが米国・欧州・中国・日本の主要国だからです。
この四地域が占める世界GDPの割合は約70% と圧倒的。一旦ストップした世界経済が“短期間で元通り”というのは楽観的すぎますね。
生産拠点である新興国についても、消費する先進国がこのような状態ですから同じようにブレーキが掛かります。
更に治療薬の開発が遅くなれば、新興国でも感染爆発・・
しばらくは、弱い相場をメインストーリーとして投資する方が無難ですね。
株価の底がわからない!基本戦略は時間分散です。
3月までは株価を動かす要因は心理面でしたが、4月からは実体経済の影響が数字として見えてきます。
発表される経済指標や企業決算に注目ですね。
ただし、注意したいのは新型コロナウイルスの収束する見通しは、誰も分からないということです。
このような状態では割安度のヒントとされてきたPERやPBR指標は事実上参考になりません。
“最良の買いチャンス”なんて、誰にも予測不可能!
プロですら予想できない状態ですので、個人投資家は曖昧な情報に振り回されないようにしてください。
もっとも、永久にウイルスが収束しないということは考えづらいので、小分けに買い付けしていくのが良いと思います。
オーソドックスに考えると 時間分散の積立投資が有効 ですね。
この手法は株価低迷が長引くほど反発した時のパワーが大きくなるのが魅力。
今年の戦略としては“積立の増額”が有効だと考えています。
配当利回りが高いからといって、安易な買付をしてはいけない
株価が下落すると配当利回りが高くなります。
こういった機会に、高配当株をたくさん仕込もうと考えている人も多いかもしれません。
私自身も投資をする時に配当を重視しています。
しかし、ここで配当に対して忘れてはいけないことがあります。
それは、原則として配当金は企業がその期に稼いだ当期利益か過去の積み立てである利益剰余金から支払われる点。
つまり、業績低迷が続けば、配当は減っていく可能性があるという事です。
減配するような企業は業績が伸び悩んでるケースが多いので、配当の減れば叩き売られる可能性があります。
配当と業績はセットで確認しなくてはいけない ことは頭にシッカリ入れておいてください。このような状況な時は配当よりも、業績や将来期待が高い企業を選択したほうがプラスになることが多いです。
例えば、米国株ではテレワークの拡大するという期待から、 アカマイ・テクノロジース(AKAM)が年初来+10%(1年+30%)となっています。
経済低迷が長期化するような時は、配当よりも業績や将来性から銘柄を選択した方が良い結果になることが多いです。
尚、アカマイ・テクノロジースは岡三グローバルウイークリーで以前に注目銘柄として紹介されていました(私の貴重な情報源です)。
リーマンより経済影響は大きいが、不安感は小さい?
今回の新型コロナウイルスの影響は、リーマンショックよりも経済への打撃が深刻だと言われています。
実際に個人消費の影響などを見ると、今回の方が遥かに大きいですね。
一方で、将来の株価不安という点で考えれば不安感は圧倒的に小さいです。
リーマンショックの時は収束するイメージが全く見えなかったのですが、ウイルスに関しては感染者の減少や治療薬の開発といったゴールがあります。
つまり、反転のタイミングがわからないだけなので、 投資に対して悲観になるものではない ということです。
この時期にコツコツと投資を継続してけば、数年後に笑顔になれる可能性が高いと考えています。
今回は「株価低迷時の賢い投資法は?配当利回りより“業績と将来性”です」 について書きました。
記事の中で参考になる点があれば、運用のヒントにしてみてください。
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