今年は為替が円安(ドル高)に大きく振れました。
私の保有する海外資産が円ベースだと大きなプラスになったので、1ドル145円くらいからは利益確定をスタート。
150円を超えた時は私の理解を超えたしまったので、一気に円転しました。
利益確定というよりも、逃げ出したという方が正しいかもしれません。
結果的に売却ラッシュとなったので、資産に占める現金比率は直近10年で最大になっています。
その比率は50%を大きく超えていますが、全てを預金というのはちょっと勿体ないですね。
物価上昇も考えると、現金保有だと実質資産はどんどん目減りしていく不安もあります。
そこで、注目したのが円貨建債券です。
今回は、昨日(22年12月2日)に発売された『ソフトバンクグループ株式会社 第58回無担保社債』について書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
ソフトバンクグループ株式会社 第58回無担保社債
現金ばかりが増えて悩んでいたところ・・
タイミング良く「ソフトバンクグループ株式会社 第58回無担保社債」が12月2日より販売でしたので、その一部を買付に充てました。
商品名 | ソフトバンクグループ株式会社 第58回無担保社債 |
格付 | A-(R&I) |
期間 | 7年 |
利率 | 年2.84%(税引前) |
満期償還日 | 2029年12月14日(額面金額の100%を償還) |
利払日 | 年2回(毎年6月16日・12月16日) |
申込 | 12月2日(金) ~ 12月15日(木) |
申し込み単位 | 100万円以上、100万円単位 |
販売 | SBI証券、SMBC日興証券 |
買付したのはSMBC証券で500万円です。
尚、SBI証券ではなくSMBC日興証券で買付したのは、キャンペーンの条件が良かったからです。
(内容は最後に紹介します)
社債は預貯金(安全資産)ではありませんのでリスクはありますが、安全性は株式よりも高い商品。
ソフトバンクGはビジョン・ファンド事業は3四半期連続の大幅赤字となっており財務基盤については不安があります。
ただし、新規投資の抑制やアリババ株の一部を売却などで、BS(貸借対照表)や借入比率は以前よりも改善されてきています。
アリババ株もまだ15%弱を保有しているので、いざとなれば巨額損失の穴埋めも可能。
資産売却という手段も残されている会社なので、7年程度でデフォルトする可能性は小さいというのが私の結論です。
そもそも投資会社の赤字は一般企業とは意味が違うので、それですぐに資金繰りに影響が出たりはしません。
ソフトバンクGの財務状況が厳しいのは事実ですが、過剰に警戒する必要はないと考えています。
資産の一部を債券購入に充てる事については問題なしと判断しました。
金利が魅力の米ドル建て社債は買わないの?
私は従来は米国債やドル建て社債を好んで買付していました。
利回りが国内債券よりもダンゼン良いのがメリットです。
米国債などは金利上昇で利回りが魅力的な水準になっています。
しかし、現在は静観しています。
この理由は為替です。
現在はドル高ですが、償還時にはドル安(円高)になっている可能性もあります。
私は数年後はドル円110円前後もあり得ると考えています。
円高予想が当たってしまうと、利回り5%くらいの5年物ドル建て債ではトータルがマイナスになる可能性があります。
ちょっと現状のドル円だと買いずらいですね。
今期は私が保有していたドル建て社債の満期ラッシとドル高(円安)が重なったので大きなリターンが出せました。
だからこそ、為替が逆回転した時の怖さも想像できるのです。
ドル建て債券の利回りが魅力的なことは確かですが、為替という巨大なリスクを背負っていることは忘れてはいけません。
現在が常識の範囲にある為替水準ならば喜んで買います。
しかし、歴史的な円安水準である今が本当にチャンスなのか?
これは冷静に判断しなくてはいけません。
債券は満期を迎えれば元本が戻るのが魅力ですが、安全性が高いのでリターン(利率)が低くなっています。
これはドル預金なども同様です。
為替が不利な方向に大きく変化すると、金利ではカバーできない可能性が出てきます。
平均的な為替水準であれば選択肢ですが、ドル高円安は揺り戻しが考えらえる時期は要注意ですね。
ソフトバンクGの債券でインフレに対応できるのか?
日本の消費者物価上昇率は約30年ぶりの3%台となりました。
※消費税率引き上げの影響を除きます。
これが継続すると、「ソフトバンクグループ株式会社 第58回無担保社債」の利率ではカバーできないことになります。
しかし、日本の内容をみると米国の物価上昇とは内容が全く違います。
食料品・エネルギーが大きく上昇しているだけで、多くの品目は上昇率が低いのが真実です。
そして、資源価格や穀物については落ち着きをみせてきています。
仮に円高に傾けば、上昇率は急激にトーンダウンして最終的には1%未満になると想像しています。
あくまでも個人的な予想なので大ハズレの可能性もありますが、米国の物価上昇とは明らかに質が違うのでそれほど心配はしていません。
私の結論としては「ソフトバンクグループ株式会社 第58回無担保社債」の利率で充分に物価上昇に対応できるというものです。
今回は「債券投資!ソフトバンクグループの社債を500万円買付しました」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
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やはり、大手証券の方が強いですね。
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私は債券購入が多いので、3月末までのロングキャンペーンはありがたいです。
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