2022年は株式市場にとって変化の年になりました。
今まで世界市場を牽引していた成長株が大きく下落・・。
米国株に40年以上も追い風となっていた金利が逆風(上昇)に転じました。
こういった状況なので、保有資産の入れ替えを実施中!
もっとも大きな変化は株式の比率を劇的に減らしたことです。
この理由は、米国株(S&P500投信も含む)の大半を利益確定したからです。
どこかのタイミングで買い戻したい(株式比率を上げたい)意向はあるのですが、しばらくスポット買付は封印する考えです。
今回は資産運用で株式を大幅削減した理由について書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
株式投資を封印した理由は、メインスシナリオが無いことです
来年の米国市場(S&P500)に対して、私は下限3200ptで想定しています。
1年後の23年末は3800ptの着地を想定。
今年と同様にスッキリしない展開を想像しており、年末水準は同じくらいをイメージしています。
もっともらしい事を書いていますが・・・
結論としては、全く分からないのです。
今後の焦点ですが・・
・金利が長期で高止まりの可能性は?
・FRBはどう動く?
・米国経済は景気後退に突入?
・ロシアや中国、経済低迷の欧州は?
サラッと書いても分からない事ばかりですね。
株式市場では『来年のメインシナリオは○○』という話も多いのですが、これを本気で信じたら大変なことになりそう・・。
これだけ不透明要素があれば、ストーリーは無限に作れます。
有力なシナリオがあったとしても、それは他のストーリーよりも僅かに確率が高い程度の話。
分かっているのは、従来よりも後ろ向きな話が多いことです。
結果的に私の米国株予想も『来年もグズグズ状態、下振れリスクもあります』という誰でも言える話になります。
この状況で強気に株式投資が強気に行えるかと言えば・・、
無理ですね。
ここで買える人が儲かる!これって本当なの?
株式投資では『こういう厳しい時に買う人が成功する』なんて話も多いですね。
これは正しくもあり、デタラメでもあります。
リーマンショックなどの底値で投資をして、大きなリターンを得た人がいるのは事実です。
でも、その影には多くの退場者もいるのです。
例えば、今年はGAFAMが大きく下落しています。
ビットコインなどもそうですね。
『ここで買える人が成功する』なんて話は今もあります。
しかし、冷静に振り返って欲しいのです。
米成長株や仮想通貨が現在の水準まで下がる過程で、何度も『ここで買える人が成功する』という話が出てきているのです。
10%下落の時も、20%下落の時も、30%・・・
繰り返し発信されているので、どれかは当たります。
違う言い方をすれば、当たるまで言っているだけです。
つまり、実際には多くの失敗者が隠れています。
厄介なのは、表に出てくるのは成功した人の話ばかりということ。
(退場したら発言の機会も無くなります)
もともとこの投資戦略は「過去の高値よりも〇%下がったから・・」みたいな話。
失敗する人の典型パターンなので注意してください。
重要なのは、現在・今後の価値に対して割安・割高の判断!
最高値から〇%下がったなんてどうでもいいことです。
こういった時期は明確な方向感が出るまでは大人しくしておいた方が無難。
30%も下落した銘柄が本当に元の水準に戻るならば、反転してから買い付けても充分なリターンを獲得できます。
底値がハッキリしない難しい時に投資をする必要はありません。
また、海外投資については為替が円高になる可能性も考えなくてはいけません。
私が米国株を売却したのは、本来ならば資産減少なのに円安効果でプラスリターンになっていたことが大きな要因。
短期間で極端に動いた時は、その揺り戻しも大きくなります。
今年の成長株が分かりやすい例ですね。
株式のように値動きが大きい資産は下振れした時のダメージが大きいので注意が必要。
繰り返しますが、来年は株式投資のメインシナリオはありません。
大きなリスクは取るべきではないというのが私の考えになります。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
ラッキーは続かない!基本の堅いスタイルに戻す
私は1年リターンの金額が過去最高という不思議な状態となっています。
この理由は、歴史的な円安!
ドル建て債券を多く保有しているのですが、金利優先で買った結果として満期時期が22年に集中してしまうというミスをしていました。
しかし、このタイミングで急激な円安という奇跡が発生!
こんな偶然は最初で最後かもしれませんね。
結果が良かっただけで失敗しているのが私の現状。
来年はさらに難しい状況を想像しており、基本の分散投資を徹底していくつもりです。
株式投資のメインシナリオが無いと書きましたが、他の資産についても似たような感じです。
ただし、全ての資産が下向きになるとは考えていません。
何かしらの資産は上昇していくと想像しています。
また、私の予想に反して株式上昇というシナリオが実現する可能性も消えたわけではありません。
全ての可能性に対して肯定も否定も出来ないということ。
結論としては幅広い資産に時間分散で投資をする。
『地域・資産・時間、そして通貨』の分散する運用の基本戦略!
これを淡々と実施していくだけです。
尚、通貨というとドルや円のイメージですが、私は金(ゴールド)も通貨の一つとして見ています。
今回は「株式投資に対してメチャクチャ弱気!スポット買いは完全封印です」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
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