日米の投資スタイルに絶望的な差!本物の運用が根付くのはいつ?

「投信で損失 個人の半数」
2018年7月の日経新聞にショッキングな見出しが出ました。

これは、金融庁が都銀・地銀の合計29行で顧客の2018年3月末の運用損益を調査したら、46%が損失を抱えていたという話がもとになっています。

これをきっかけに「銀行は手数料が高い投信を売りつけている」「客を手数料を稼ぐためのカモだと思っている」といった意見が一斉に噴出!

銀行からすると超低金利で本業が儲からないので、“泣く泣く・・”という面もあるかもしれませんね?

また、個人的には「顧客をカモにしている」という簡単な問題ではなく、お客様が自ら「テーマ型」などの難しい商品を選んでいるという面もあります。

今回は日米の投資スタイルの違いなどにつてい書いていきます。


耳より情報!投資のヒント

投信の売れ筋:日本はテーマ型、米国はインデックス。

2019年3月に日本経済新聞に驚きの記事が書いてありました。
モーニングスター調べによれば、投資信託の売れ筋商品が日米で全く違うとの事。

国内投信の資金流入上位30本のうち12本が「テーマ型」の商品(2018年)。

それに対して同時期の米国上位30本には「テーマ型」は0本という結果でした。

これだけでも、充分にショッキングですが・・
更に凄いのがコチラ↓

「インデックス型」に関しては、日本は1本だけで10年前よりも減少。

米国は13本で10年前から2倍以上の大幅増加

最近はインデックス投資で資産運用でをする人が増えてきた印象はありますが、実態は投機的な投資が中心だという事ですね。

しかも、日本の平均保有コストは1.4%で10年前の1.3%から増えています。
ちなみに、米国は0.3%で5分の1程度です。

これでは“貯蓄から投資へ”なんて夢物語・・

日本では「テーマ型」は人気が高いようですが、これで利益を出すのがとても難しい商品ということを理解しないと今後も似た状況が続きそうですね。

この投信が、儲かりずらい理由について簡単に説明しておきます。

テーマ型がNGな理由:投信の発売が遅すぎる!

テーマ型投信は電気自動車AIフィンテックなど話題の中心的なものが多いですね!

ただし残念ながら利益を出すのは難しい商品。
コストが高い事も理由にあるのですが、もっと根本的に問題があります。

それは、これらの投信が作られた時は既に割高水準の可能性が高いという事です。

電気自動者やAIなどのテーマ株は、誰も興味を持っていない時に仕込んで、話題になった時に売り抜けるというのが基本です。

投信は話題になった時から作るわけですから、株価は天井に近づいている可能性がありますね。

もちろん、上昇していくテーマ型投信もあるのしょうが、最終的には失速していくケースが目立ちます。

テーマ型投信は下がるリスクが高いのに株やETFのように逆指値ができません。
(逆指値:一定価格まで下落したら自動売却)

個人的には手を出したくない投信です。

金融機関だってツライ?テーマ型しか売れない・・

テーマ型や毎月分配型の投信が銀行で多く販売される理由として「金融機関が儲かる」という話が多いですね。

これも正解なのですが、私が感じるのはもっと根深い問題。

銀行で投信を買う人は投資経験が無い(浅い)人が中心なので、インデックスファンドの魅力を伝えるのが凄く難しいという事情があります。

「平均点の投資・・」「世界分散・・・」「指数に連動・・」
知識ゼロにとっては、外国語に聞こえるような難しい言葉です。

時間を掛けてシッカリ説明ができれば納得する人もいると思いますが、一回で理解できる人は少数派だと思います。

テーマ型であれば電気自動車などテレビ・新聞で取り上げられている身近な話題ですから、お客様が魅力を感じるのは当然

日本では投資教育が行われてこなかったわけですから、流行の事案を扱った投信に目が向いてしまうのは自然な事です。

実際の話として、少し前に中小企業で確定拠出年金の話をしたのですが出席者が一人もiDeCoを知らない状態でした(20人程度の説明会)。

米国のように銀行預金と同じ感覚で投資をする文化があれば、金融機関もインデックスファンドに対して積極的になると思います。

前半部分で日米の資金流入上位30本の話をしましたが、米国の30本は世界もしくは米国全体の株・債券に幅広く分散する投信しかありません。

この大きな差について「銀行が儲かる投信ばかり売っている」と販売側を非難するだけでは解決しない気がしています・・

米国のように“テーマ型投信を誰も買ってくれない”という状態(投資教育あり)になっていくのが理想ですね。

インデックスファンドで成功者が増えれば文化が変わる?

日本でも少しづつ投資教育が取り入れられてきているので、いずれは日米の差も縮まっていくと思います。

ただ、このままだとギャプが埋まるのに相当な時間が掛りそう・・

勝手ながら、私はこの記事を読んでいる皆さんに期待しています。

やはり友人・知人といった身近な人から成功者が出てくると、それに刺激を受けて興味をもつ人は増えてくると思います。

また、積立投資で継続した人が幸せな老後を過ごす姿を見せることで、次の世代に資産運用の文化が広がっていく気がします。

私が書く100本の記事よりも、皆さんの行動の方が“大きな力”があるのは明らかですからね。

余談ですが、先日ある女性の読者様から「積立投資を継続して、順調に資産が増えています」というメールが届きました。

この女性からは数年前にもメールをいただいており・・確か2014年くらいから積立を開始したと記憶しています。

市場に対して不安になるようなニュースも多かった事を考えると、コツコツ投資を継続してきたのは本当に凄い事だと思います。

投資に関しては、商品を含めていろいろ知識を持っている人も多いですね!
でも、私にとって「カッコイイ」というのは、このメールをくれたような人達です。

今回は「日米の投資スタイルに絶望的な差!本物の運用が根付くのはいつ?」について書きました。

何か参考になる点があれば、ヒントにしてみてください。

私の資産運用は、セゾン投信の積立です!

私自身の運用について話をすれば、「セゾン・バガード グローバルバランスファンド」の積立がメインです(2019年の運用方針

世界分散投資を専門家に丸投げできるので、ズボラな私にはピッタリでした。
資産配分の修正も全部行ってくれますしので何もする事はありません。

参考までに、過去10年の年率リターンは8%弱となっています。

私の資産は年々増えているので「凄い!」と言われる事もあるのですが、実際は丸投げしてるだけというのが本当の話です。

資産運用の王道的な資産配分ですので、興味がある人は確認してみてください。

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(資料を確認するだけでも長期投資の勉強になります)