積立投資では「年齢で資産配分を変更しましょう」という事が言われますね。「5年~10年間で見直しを行っていきましょう」という話も耳にします。
若い時は株式の配分を多めでOK、その後は年齢に合わせて債券の比率を高めて守りの運用にしていくという考えです。
理論的には正しいので、これを実行する事に何も異論はありません。
ただし、私は仕事の現場ではこの方法を進めていません。
その理由としては、こういった事がスンナリ実行できるのは、一部の人に限られているからです。
今回は年齢に応じたリスクを下げる方法について、私が現場で実践している方法を紹介します。
この記事の目次
株式と債券の比率を考える簡単な方法
投資の資産配分を考える時に「株式と債券の割合ってどれくらいにしたらいいの?」という点で悩む人が多いようです。
これに対しては、簡単な目安を見つける方法があるので紹介しておきます。
100-自分の年齢(歳)=株式の割合(%)
簡単ですね!仮に自分の年齢が35歳であれば100-35(歳)=65%
つまり、65(株式):35(債券)となります。
ただし、私は預金比率が高い人には年齢に関係なく株式100%をすすめる事も多いです。
個人的には上記の式は資産の半分(最低でも3分の1)くらいを運用に充てる予定の人が参考にすべきだと考えています。
私の印象では、日本人は保守的ということもあり資産全体の2割を運用にまわせる人でも強気派かな?
慎重派で投資比率を低めに抑える予定の人は、株式比率を多少高めに設定しても問題ないと思います。
私自身の話をすれば、「つみたてNISAは株式100%」で米国集中。投資の教科書であれば落第点が付くかもしれませんね(笑)
⇒ 知らなきゃ損!eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を最優先で検討すべき理由
年齢が上がったら、売却すればOK!
さて、今回のテーマである年齢が上がった時の資産配分についての話です。
私の経験から言うと、一般の人にとって株式を減らして債券を増やすような変更作業は想像以上に苦痛です。
そこで私がすすめるのは、投資商品の売却や積立額を減額です。
「なんじゃこりゃ?」と感じる人もいるかもしれませんが、年齢に応じて資産配分を変更するのはリスクを下げる事が目的です。
資産配分なんて変更しなくても、売却して現金化すればリスクは減ります。
また、積立てを継続していく中でリスク下げたければ、積立額を減らせばいいのです。
例えば今まで毎月2万円であれば、1万円を投資で1万円を預金にすればOK!簡単ですね。
私が言いたいのは投資枠だけでなく、預金も含めた状態で資産運用を考えて欲しいという事です。
この点を間違ってしまうと、“投資理論を完璧に実践したのに、思ったよりも資産が増えない”という状況になります。
知識や手段ではなく、目的を考えることが大切
今回は「積立投資の常識を一刀両断!年齢による資産配分の変更なんて不要」について書きました。運用を実施する中でヒントになる点があれば参考にしてみてください。
「投資については教科書通りにやらなくては・・」という意識が強い人が多いです。
この考え方は素晴らしいのですが、本や雑誌・セミナーなどは手段や知識が中心になっていて、目的がおろそかになっているケースが目立ちます。
今回の年齢による資産配分の変更についても、「年取ったらリスクを取りたくないよね」という単純な話。
アセットアロケーションが・・、信託報酬が・・、スマートベータが・・、こういった難解な言葉も乱立していますが、実際には大した話ではありません。
資産運用で成功する人は、知識が多い人ではなく目的が分かっている人です。私は「シンプルに考えれば資産運用は簡単」と考えています。
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