世界経済への先行懸念から、株式市場が急落しています。
注意したいのは、直近の値動きは心理面が中心となっている点。
割安・割高といった要素は関係なく、投げ売りされている状態です。
こういった時に株価の動きばかり見ていると気持ちが暗くなってしまいますね・・
特に投資を始めて1~2年しか経過していない人にとっては、 2月後半からの値動きは辛い状況 だと思います。
積立投資で順調に増えてきた利益が大きく目減りしてしまったり、マイナスに転落して含み損となってる人も・・。
もっとも、私は積立投資は『全く心配ない』と考えています。
むしろ、貴重なボーナスタイムだと思います。
今回は直近の急落に対して、私の相場に対する向き合い方を書いてきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
市場が乱高下するのは、普通のことです。
2020年は大統領選挙があるので、それがハッキリするまでは株式市場が乱高下する可能性があることは多くの人が考えていました。
ただし、新型ウイルスや原油価格の急落(協調減産の失敗)は予想していなかったので、想像を超える下落となっています。
米国や日本市場が短期的に大きく下落したので、不安を感じてる人も多いと思いますが、冷静に見てみれば驚くような話ではありません。
経済指標や割高・割安といった事は確認されずに【取りあえず売る】といった行動の結果が現在の株価です。
そして、冷静になるにしたがい適正水準へと戻っていきます。
注意したいのは、今年は株式が動きやすいイベントが多い点。
新型ウイルスの話題が一段落しても、 変動が続く と思って投資をしてください。
今年に関しては不安定な状況が続くと覚悟しておく必要はあります。
株式は世間で騒がれているほど下がっていません。
米国市場のS&P500は年初の1月2日と比較して約17%のマイナスとなっています。
※2020年3月13日現在 約2700ポイント
確かにここだけを切り取ると厳しい数字です。
ただし、思い出して欲しいのは2019年の上昇率!
2018年末 | 2019年末 | 変化率 |
2,500 | 3,230 | +29% |
株式市場がジグザグを繰り返して上昇していることは知っていますね。
ここ数週間の動きだけをみれば青ざめるような下落ですが、年間スパンでみれば驚くような数字ではありません。
ある意味では、2019年が過去でもトップ水準の上昇だったのですから崩れた時が普段より大きいのは当然ですね。
そもそも、下がったと言っても2018年末と比べれば10%のプラス!
この現実が無視されたまま“過去最大の下げ幅”という点だけがクローズアップされているのです。
短期的に大きく下げたので、投資経験が浅い人はビックリしたと思います。
でも、この動きも過去の株式相場を見ると常識的です。
ユックリ上昇してガツンと下がる、そして再びユックリ上昇してガツンと下がる、これが値動きの特徴。
この点を意識しながら市場を見ていると、下落の時も『あっ!また来たな』という感じで冷静に対処できます。
このクセをしっかり頭に入れておけば下落で慌てることもありませんし、逆に利益を伸ばすことも可能です。
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3年後も新型肺炎で大騒ぎしているでしょうか?
資産運用を開始してから数ヶ月という人は、積立投資で含み損というパターンが多いと思います。
私も積立投資を開始してから1年間ずーっと含み損だったので、当時は『本当にプラスになるのかなぁ』 と毎日が不安でした。
この時は、毎日更新される株価を見て一喜一憂していましたね。
現状の相場で不安になっている人の気持ちもわかります。
ただし、3年後を想像した時に 新型コロナウイルス が相場の主役である可能性は極めて低いと思います。
もちろん将来のことは誰も予測できませんし、数年後も株価が低迷している可能性は否定できません。
しかし、仮にそうだとしても 原因は全く別のものとなっている はずです。
私が言いたいのは、 積立投資に関しては直近ニュースというのは心配しても意味がないということです。
新型ウイルスは不安要素であることは間違いありませんが、将来的に特効薬ができれば収束していくのは容易に想像できますね。
10年以上も先を目指す長期投資家が心配するような話ではありません。
短期売買では株価の動きが予測不能なので心配になるのは分かりますが、長期の積立投資では安値仕込みのチャンスです。
個人的には「積立投資にとっては貴重なボーナスタイム」だと思っています。
世界経済のことを考えると早く市場には落ち着いて欲しいですが、積立投資の成績だけを見れば低迷が長いほど株価が反発した時のリターンが大きくなります。
積立投資のゴールは10年後!目先の株価は関係なし
資産運用で積立投資を実践している人は、老後資産など長期的な視点で取り組んでいる人が多いと思います。
10年後や20年後をゴールとするならば、株価下落は悲観するよりも安く仕込むチャンスと考えるべきです。
もう一度、積立投資の仕組みを思いだしてください。
もちろん、経験が浅い人にとっては『頭では分かっているけど、やっぱり・・』という心理になるのは理解しています。
でも、成功している人というのは、こういった逆風を乗り越えて継続しているから現在の資産に至っているのです。
今年だけ考えれば渡航制限や隔離措置、そして消費マインドの低下があるので経済成長の予想も従来よりも下方修正されることは確実な状況。
ただし、私は長期成長していくなかでの“小さなツマズキ”にすぎないと考えています。
短期的に見れば市場は大きく下落していますが、前年の上昇を考えれば常識的!
さらに、新型ウイルスが長期的な材料になるとは考えずらい。
世界経済が一時的に低迷することはあっても、継続的に減速させることは極めて難しいと思います。
今回の株価変動は“ 長期の積立投資で心配するような材料ではない ”というのが私のスタンス。
今まで同じようにコツコツ投資をしていけば、自然と良い結果に繋がると想像しています。
市場が乱高下してい時に、株価変動と同じようにドキドキしていてはまともな取引はできません。
大きく深呼吸をして冷静になることが大切です。
今回は「株価急落で不安になる必要なし!積立投資で怖がるのはナンセンス」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば、資産運用のヒントにしてみてください。
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どうせ積立投資をするならば、利用した方がお得ですね。
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