世界株式の牽引役といえば米国市場!
残念ながら昨年は資産別に見ても低調でした。
23年に入り株式は回復傾向。
足元も、パウエルFRB議長の会見がハト派的だったこともあり上昇しています。
今年の米国株は厳しいという見方が多いのですが、過去のデータを見るとついつい復活を期待してしまいますね。
私自身も継続的な株価上昇を願っていますが・・・
足元の企業決算を見ていると、やはり以前のような元気がありません。
業績の下方修正も多いです。
また、大幅上昇の立役者だった GAFAM などのIT企業が次々とリストラを発表!
IT主導の劇的な社会変化が起きると予想されていましたが、コロナ沈静化でリモートワークなども停止する動きも出てきました。
やはり、成長株についてはバブルだったと考えるべきですね。
今回はこれからの米国株に対する懸念点について書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
米国株の長期的な予想は厳しい!この事実は無視できない
23年の米国株に対して、厳しい予想となっていることは多くの投資家が理解していると思います。
しかし、過去の経験から「今年が底で来年以降は大復活」と楽観的に見ている人も多い気がします。
その点は私も甘く考えている一人です。
ただし、バンガードやJPモルガンといった有名運用会社の長期予想は米国株に対して厳しいものが目立ちます。
株価が長期で下落するという意味では無いのですが・・。
想定されているのは、5年・10年などのスパンでも米国株は他のエリア(新興国株、世界株など)にリターンで劣るというもの。
運用会社によっては、他の資産(債券やREIT)よりも弱いとするケースもあります。
1社・2社というだけならばイレギュラーもありますが、大手の複数社が似たような見解という点は無視できません。
米国株が資産クラスの中で下位のリターンになる可能性は充分に考えられるという事です。
米国株に割安感なし!長期的に上値が重い展開もありえる。
足元では米国株が回復しているように見えますが、これは喜ぶような話ではありません。
年前半の利上げ停止という観測があるので、心理的な影響で3月までは一時的に回復するという予想は以前からありました。
現状は想定内の動きですので、強気になりすぎないようにしたいですね。
個人的には、米国株の割高感が続いていることが気になります。
株価は利益成長に連動するという話は有名ですが、米国株は他国と比べて株価上昇が大きすぎるように見えます。
継続的な上昇は期待薄ですね。
過去の米国GDP成長率は先進国の中で高いのは確かですが、今までは株価上昇の勢いがそれを超えていました。
こういったイレギュラー的な上昇は、ITを中心とする成長株の期待が大きいので見過ごされてきた一面があります。
実際にGAFAMが無かったとしたら、米国株の上昇は他の先進国と大きな差がありません。
IT系企業の成長性が頭打ちになっていることを考えると、今後は高すぎる株価水準が是正されていくことも考えられます。
下がるというよりも上がらないイメージですね。
利上げの停止期待もあり株価は上昇していますが、その後の停止期間で再び下落していくような気がしています。
大統領選に向けて上昇期待はある!でも、確実な話では無い
24年の米大統領選挙でバイデン大統領が勝利するには景気回復は絶対条件です。
それを考えると景気刺激策を次々と打ち出す期待があります。
私が米国株に期待する強気シナリオがこれです。
ただし、そういった政策を打ち出しても景気が低迷・企業業績も改善しないというパターンも充分に考えられますね。
その場合は、株価に大きな盛り上がりもなく横ばいが続く可能性があります。
米国株はイノベーションがある時は強いのですが、既に材料が出尽くしている印象・・。
過去を振り返ってもインターネット、モバイル、AIといった時代を変革させる技術の出現の時に米国株は大きく上昇しています。
今後は電気自動車(EV)の拡大などもありますが、これらは既に株価に織り込まれているように見えます。
新しい文化をつくるよううな技術革新がないと、米国株の低成長時代に突入というシナリオもあり得るという事です。
米国株に集中投資することのリスクを考える
投資をしていると過去の成功体験を引きづってしまうことがあります。
私はその典型的といも言えるタイプです。
自分でも理解できているので、贔屓にしている米国株については厳しく考えるようにしています。
今まではアドバンテージが多かったのですが、現在の米国株はマイナス材料の方が多い・・。
米国株が過去ずっと上昇しているといっても、その中には数年~10年の横ばい時期もあります。
その低迷時期が再び到来している可能性も意識した上で、投資戦略を考える事が大切ですね。
ただし、米国には優良企業が多いのも事実。
低迷期間中にそういった銘柄を拾っていき、次のイノベーションで大きく伸ばすという戦略も面白いと思います。
私の場合は負けない投資を最優先にしていので、現在は世界株にシフトしました。
リターンよりもリスクを重視する考えです。
この部分は何が正しいということではなく、投資家の考え方ですね。
今回は「米国株への警戒は継続!短期・長期の両方で厳しい見解が多いです」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
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