前回の米国株に関する記事で、約200万の投資した事を書きました。
その中で、「テキトウナ投資ができるのは米国市場くらい」という文章を書いたのですが、今回はこの点について掘り下げて説明したいと思います。
最初に結論を言うと、米国市場は私にとって安心して投資ができるエリアです。
この記事の目次
米国市場に対する安心感の根拠は?
いつもは、米国市場の優位性を説明する際には、人口増加や過去の実績という視点で行っています。
※長期視点の強みは以下で確認してください
⇒米国株が注目される4つの理由
今回は米国市場の現状を中心に記事を書きますので、従来とはちょっと違う視点で米国市場を評価してみたいと思います。
トランプ減税の追い風!
2017年末の株式市場におけるビックニュースと言えば、米国で大型減税法案が成立したことだと思います。
その中でも最も株価に影響がある法人税率は、35%から21%になることで決定しました。
これにより、AT&Tやバンク・オブ・アメリカが特別ボーナスを支給、ウェルズ・ファーゴなどは最低時給を約10%増やす事を発表しました。
言うまでもなく、このような事は減税効果で業績が相当に上振れする自信が無ければできる事ではありません。
2018年の米企業の業績は、減税効果から上方修正が相次ぐと予想しています。(今後の決算発表は注目)
利益見通しを引き上げました ⇒デルタ航空(DAL)決算速報
こういったメリットがある地区(アメリカ)と無い地区(他国)で、どちらに投資をする方が簡単かは言うまでもありません。
また、非常に重要な事を付け加えておきます。
それは、仮に減税措置がない状態であっても米経済の拡大は続いており、企業の業績も好調だという事実です。
この点さえ頭に入っていれば、株価が短期的に予想外の動きをしても慌てずに対処できると思います。
米経済を支える個人消費は今後も堅調?
米国のGDP(国内総生産)に占める個人消費の割合は約7割で非常に大きいのが特徴です。
ある意味では、個人消費が好調な間は大きな心配は無いとも言えます。そして、当面は崩れる事は無いと考えています。
失業率は完全雇用と言っても良い状態で、賃金は緩やかですが上昇。そこに来て、株や住宅は右肩上がりですから資産は増加しています。
さらに、このような状態にも関わらず低インフレです。
資産が増えている中で物価が上昇しないのは、個人消費にとって強烈な追い風です。
ちなみに私自身の考えとして、今後は物価が上がりにくい状況が慢性化していくと予想しています。
その理由は、生産者はAIロボット化、海外生産などの効率化により低下価格でも利益が出る状況になってる点。(効率化はさらに進む)
一方で消費者としては、インターネットで検索すれば最安値商品などを簡単に見つけられます。
雇用改善が進んでいるのに、物価が上がらない事が疑問視されていますが、生産者・消費者の状況をみれば不思議な要素はありません。
物価の上昇が緩やかである限りは、利上げも急ピッチですすめる理由が無いので、従来通りの小刻みに実施していくと思います。
株価に関しても割高感はありませんので、私が米国株に注力するのは当然の流れです。
米国は他国の影響を受けにくい
先日「日本市場は海外の影響を受けやすい」という点を書きました。
それとは、反対に海外の影響を受けずらい国をあげるとしたら、間違いなくアメリカです。
トランプ大統領がアメリカファースト(保護主義?)を唱えており、その他の国にとっては頭が痛い問題です。
なぜ、あんな強引な事を言えるのか、冷静に考えてみましょう。
結論としては、現在の米国は「企業」「食料」「エネルギー」が揃っており究極的には他国に依存しないでやっていけるという事です。
やはり、他国の影響を受けにくいという点は安心材料。堅実投資の私が米国投資に注力する理由の一つ。
米国株も海外で大きな紛争などがあれば一時的に下落をしますが、回復が早いことは有名な話ですね。
他国からの影響を受けにくい点は、この事とも密接な関係があります。
不安点は何?11月の中間選挙は注目せよ
私自身は2018年の米国投資に関しては強気に見ていますが、一般的に不安視されているのが11月上旬に行われる中間選挙です。
ここで選挙に大敗して議会の上院・下院の片方でも過半数を維持できない場合は、法案が通すの事が今まで以上に難しくなります。
トランプ大統領の支持率低迷を見ていると、選挙は苦戦する可能性が高い事から、10月は株価が乱高下する事も予想されます。
そのような点で考えると10月~11月は注目。
ただし、私は不安というよりも「安く買えるチャンスがあるかも?」というスタンスです。
選挙のゴタゴタがあっても、終わってしまえば悪材料は出尽くしで上値を追う展開になると考えています。
基本的に米国株には追い風が吹いていますので、業績や指標が良いものがでれば短期間で回復すると想像しています。
やはり、マイナス材料とプラス材料を比較した場合は、前者の方が圧倒的に強いといのが私の結論。
ちなみに、投資は10月まで待つような事をしないで前半からドンドン買っていくつもりです。
米国株は基本的に右肩上がりの傾向があるので、下値を狙いすぎるのもチャンスロスになるというのが私の方針。
相場ですから、予想もしない急落という事はあり得る話ですが、それも少し前に書いた「トレールストップ」を利用すれば何も心配はいりません。
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⇒米国株は簡単!「売却タイミング」の悩みを1秒で解決する方法
米国市場の優位性は、トランプ減税が成立したことで今まで以上に強くなっていると考えています。今年も積極的に買っていくつもりです。
米国株の証券会社は機能で選ばないと損をする?
今回は【2018年米国株の注目ポイント!強気姿勢には理由がある】について書きました。参考になる点があれば利用してみてください。
補足ですが、証券会社を選択する時に手数料ばかりに気を取られている人がいるのですが、これは基本的にデイトレダ―の発想です。
米国株は中長期投資ですので、情報と取引条件の方が遥かにリターンに対する影響が大きくなります。
手数料については、せいぜい数百~数千円の差しかありません。しかし、取引条件の良し悪しで利益が数万~数百万の差になる可能性がある点はシッカリ認識して欲しいと思います。
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