2018年10月~11月はNYダウが急落して、世界市場に動揺が走りました。
金利の上昇、米中貿易摩擦、EU問題・・・
いろいろな理由が考えられますが、だいぶ以前から分かっていた内容なので説得力に欠けますね。
現在の米国経済が絶好調のことを考えると、先行きへの漠然とした不安に対する過剰反応といった感じでしょうか?
さて、私は直近1ヶ月でS&P500指数には約600万円を投資しましたが、現在も買いを継続中です。
更に400万円分を買い増す予定なので、年末は米国インデックスだけで約1000万の投資をすることになります。
投資家心理に不安がある時期に大金を投じることに抵抗が無いかと言えばゼロではありませんが、過去のデータを見ていくとこれが正攻法?
今回は米国株を強気に購入する理由について書いていきます。
この記事の目次
大統領選の前年は株価パフォーマンスが良好?
NYダウをはじめとるす米国株は、過去100年以上にわたって右肩上がりを継続しています。
ただし、好調な年もあれば株価が冴えない年もあるので細かく見るとバラつきがあります(ジグザグを繰り返して上昇)
つまり株価が安い時に拾って、利益をガツンと伸ばすがの理想。
このタイミングが分かればいいのですが・・それは無理というもの。
ただし、資産を大きく伸ばしてきたベテラン投資家の間では、4年ごとに合言葉のようになっているものがあります。
それが「米中間選挙の安値を見逃すな!」です。
大統領選前年の米国株は上昇する傾向がある
4年に1回の米大統領選挙は次が2020年になります。
前年は2019年ですね。
実は大統領選前年というのは投資家にとって稼ぎ年と言われています。
これは過去のデータを見れば一目瞭然です。
1950年以降に大統領選前年となった17回について、NYダウとS&P500の勝率を見てみましょう。
上昇した年 | 下落した年 | |
NYダウ | 16回 | 1回 |
S&P500 | 15回 | 2回 |
だいたい90%くらいの確率で上昇していますね。
しかも、大統領選前年の騰落率は他の3年を圧倒しています(上昇率が高い)。
米大統領選挙を周期にして4年間の株価推移を見ていくと、一般的に中間選挙の安値を起点にして上昇していく傾向があります。
ただし、こういった統計や確率論だけで投資をするのも怖いですね?
次に大統領選前年が強い傾向にある理由について考えてみましょう。
大統領選に向けて、前年は政策をガンガン打ち出す?
大統領選挙(2020年)で勝利に導くうえで重要なのが、その時の景気ですね!
普通に考えて、投票時に景気が最高潮であれば“現職の大統領が有利”。
このピークを実現するためには、景気が動くには時間が掛かるので早めに刺激策を打ち出す必要があります。
それが大統領選の前年!
このように考えると、株価が上昇傾向になるのも納得ですね。
もっとも、2019年に凄い政策が発表されるかは誰も分かりません。
ただし、トランプ大統領に関しては株価上昇という点が大きなアピール材料となっているので、これを押し上げる為に全力を掛けると予想しています。
投資のアノマリーを知っておくのは重要
根拠がハッキリしないけど、経験則から当たりやすい傾向があるものをアノマリーと言います。
“米大統領選の前年が上昇しやすい”というのもアノマリーですね。
「投資なのに、こんなテキトーでいいの?」と感じる人もいるかもしれませんが、私はアノマリーは非常に重要だと思っています。
なぜならば、“米大統領選の前年が上昇しやすい”というのは金融関係者なら誰もが知っている?という有名な話だからです。
株価は心理面も反映されるので、市場参加者の多くの人が知っている話というのはとても重要です。
2018年10月~11月の急落を見ていると翌年を楽観視できないと思うかもしれませんが、実は中間選挙の年が下落しやすいというのもアノマリーなのです。
予想通りに2019年が上昇すれば「今回もいつものパターンだっだねぇ」という感じになります。
参考までに、直近5回の米大統領選前年で最高値をつけた月というのは、12月が2回、5月が2回、10月が1回となっています。
4年に1度のアノマリーがハズレたらどうするの?
私は積立投資がメインですが、ときどき数百~数千万の投資をガツンとします。
そのたびに「失敗したらどうするの?」と言われますね。
これに対しての答えになるかは分かりませんが・・、
私には年単位の長期スタンスで「現在の株価が最高値とは到底考えられません」
アメリカの人口構成などを考えれば、まだまだ伸びると思っています。
しかも、私が投資対象とするのはS&P500【バンガード・S&P500ETF(VOO)】やNYダウ【SPDR ダウ工業平均 ETF(DIA)】です。
これらのETFは、米国株のインデックスということは勿論ですが、銘柄の変更があるので時代にあった投資が行われる特徴があります。
私はNYダウが3万ドルに達しても、長い目でみれば通過点だと考えています。
つまり、2019年で大きなリターンを得られるのが理想ですが、予想がハズレたら数年保有しおけばプラスに転じると考えています。
ちなみに、来年に満期を迎える債券があるので、それも米国株に充てる予定!
急落前の水準に戻るまでは、買っていくのが私のやり方です。
1000万円の購入は大勝負に見えますが、気が小さいので実態は堅いガチガチ作戦。
予想がハズレる可能性も考えたからこそ、米国株を選択しているという事です。
米国株の証券会社は機能で選ばないと損をする?
今回は「知らなきゃ損!米大統領選の前年は株価が上昇するって本当?」について書きました。
記事の中で、投資のヒントになる点があれば参考にしてみてください。
補足ですが、証券会社を選択する時に手数料ばかりに気を取られている人がいるのですが、これは基本的にデイトレダ―の発想です。
米国株は中長期投資ですので、情報と取引条件の方が遥かにリターンに対する影響が大きくなります。
例えば私はマネックス証券の指値(90日間)をフル活用することで資産が大幅に増えました。
時間外取引ができる貴重な会社なので、他社よりも有利な価格で取引できる可能性もあります。
手数料については、せいぜい数百~数千円の差しかありません。しかし、取引条件の良し悪しで利益が数万~数百万の差になる可能性がある点はシッカリ認識して欲しいと思います。
ちなみに、私は購入した個別銘柄には逆指値を設定することを徹底!これもマネックス証券を優先する理由です(他のネット証券は不可)。
急落時でも、逆指値をしておけば利益が残せることが多いので超オススメ。
これは私の必勝パターンでもあります。
米国株はマネックス証券!チャンス拡大の独自サービスが魅力
私は米国株・海外ETFの取引では、マネックス証券をメインにしています。
その理由は、大きなリターンを得る為の条件が揃っているからです。
この証券は 米国株で時間外取引ができる貴重な証券会社 。
時間外で【安く買えたり、高く売れたり】するケースがあるので、一般の証券よりもチャンスが拡大が期待できます。
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