今年のブログは、米国株に対してはネガティブな内容が多くなっています。
しかし、米国市場については長期では強気なことは変わりません。
厳しい内容の発信を増やしているのは、下落に対して即投資(買い)で反応する人がいるのが気になっているからです。
その買付している銘柄についても「う~ん」というものが目立ちます。
しかし、足元では投資家の心理も変化?
「今回の相場低迷は長引くかも・・」という警戒心が広まってきました。
冷静に市場が見れている時であれば、米国株を買っていくのも選択肢になります。
今回は「米国株に投資をするとしたら?」という視点で、私の考えについて書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
その銘柄で本当に大丈夫?下落相場で失敗が多いパターン
年初から米国株は元気がありませんが、これをチャンスとして投資をする人もいます。
この行動については悪いとは思っていません。
気になるのは、銘柄の選び方です。
SNSを見ると「直近の高値から30%も下がったから」みたいな買い方をしている人が結構多い・・。
どちらかと言えば、レバレッジ銘柄や成長株に投資をしている人に強い傾向です。
米国株は割高水準が続いていたので、現在は適正水準に戻ろうとしている時期。
実態以上に高評価となっていた銘柄ほど下落率が高い傾向があります。
つまり、大きく下がった事と割安である事はイコールではありません。
昨年までのような金融緩和のタイミングであれば、「下落=買い」という行動も理解できます。
しかし、現在は金融引締めです。
マネーが次々と市場に流れ込んでくる状態ではありません。
もちろん「下落=買い」で大きなリターンが得られる可能性もあります。
一方で、買った後も下落が止まらないという事も多いのです。
私が問題としているのは、上昇と下落の確率が同じよう時に買付する行為。
これは投資ではなく投機だということです。
時々、決算発表前に大きく投資をする人がいるのですが、これも全く同じです。
『私はそれで成功した』という意見があるのも承知していますが、確率2分の1ですから良い結果になることもあります。
ただし、それは投資が上手なのではありません。
ラッキーを持っているというだけです。
次の項目では、下落時の投資について私の考えを書いていきます。
当てが外れてもOKな銘柄!それを買っていけば良い
投資と投機の違いについては、いろいろあります。
私の中で投資は、当て(予想)が外れても精神的な余裕をもって継続保有できる銘柄。
一般的には大型優良株に多いですね。
市場が大きく下落した時に反発期待で成長株に注目する人が増えていますが、私からするとグロース株は遅れて買っても充分に旨味があります。
失敗する可能性が高い時に投資をする必要は感じません。
それよりも注目したいのは、普段は下落してこない大型優良株です。
有名なところでは、生活必需品のP&G(プロクター&ギャンブル)などですね。
まだ投資をするほどの水準には見えませんが、下落相場に巻き込まれて大きく下げたら面白いと思っています。
「地味な銘柄で大きく上昇しないのでは?」
こんな意見もあると思います。
それは否定しません。
でも、私は「この銘柄を安く拾えたら、ずっとホッタラカシにできる」という点に注目します。
大きく上昇する銘柄は、何かあれば結局また下がることが多いです。
テキトウなところで売却することになるので、長期保有は難しいですね。
私の経験では、こういった売買では安心感は生まれません。
お金が増えても、相場関連のニュースに一喜一憂する日々が続きます。
しかし、P&Gみたいな優良銘柄ならば、下落しても怖さは小さいです。
仮に買い値よりも下がったとしても狼狽もしないと思います。
60年以上も連続増配を続ける銘柄ですから、ジックリ待てばいいだけ!
更に投資をして株数を増やす選択もありますね。
成長株については値動きも大きいですし、上昇局面で買ってもいいので投資チャンスは多いです。
しかし、大型優良株については安く買えるチャンスは限られています。
個人的には「〇〇株が高値から50%下がった」なんて話は興味がありません。
こういった時こそ、大型の優良株や連続増配株の株価をチェックしたいですね。
成長株のダメという事では無い!私はVISAに投資をしています
基本的に成長株は割高水準のものが多いので投資対象としてはNGとしています。
しかし、全てがダメという事ではありません。
私が投資基準にしているのは「当てが外れてもOKな銘柄」です。
例えば私が継続投資をしているVISA(V)は財務体質と収益性が良好な企業。
PERを見ても、他の成長株のように高すぎるということもありません。
現在の市場は、景気サイクルでいうと【後退期】になると考えています。
次にくるのが【不況期】で、それを乗り越えて【回復期】に向かいます。
この順番通りになるかは別として、【回復期】や【好況期】になるのには少し時間が掛かると考えています。
違う視点で考えれば、回復期まで生き残れる銘柄であれば下落期間は仕込み時期とも言えます。
ハイテク関連など大きく下がっている銘柄は多いのですが、基本的に競争が激しくて主役交代が頻繁なので継続保有できる銘柄は限られています。
VISAについては、長期で保有できる銘柄の一つだと考えています。
他ではマイクロソフト(MSFT)なども、それに該当すると思います。
※私はMSFTには投資していません。
ハイテク関連や成長株については、財務体質が良く長期的に競争力で優位性がある銘柄であれば長期視点で買っていくのは選択肢です。
株価については短期的な動きは心理的な要素が強いので、勝ち続けるのは困難・・。
しかし、長期視点であれば高品質な企業を選んでいけば良いだけというのが私の考えです。
投資が難しいなんて事はありませんね。
今回は「米国株に投資する時に考えたい事!買っていい銘柄・いけない銘柄」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば、運用のヒントにしてみてください。
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