2021年も3ヶ月が経過しました。
アメリカは民主党のバイデン大統領に変わったので、トランプ前大統領の時とは政策が変化してきています。
また、新型コロナウイルスのワクチン接種も加速しており、政権は7月までに生活の正常化に道筋を付ける考えも示されました。
政策・経済とも大きな転換が見られる年になるということです。
これは米国株の投資についても同様。
過去のことは一旦忘れてゼロベースで考え直すべきですね。
今回は変化の兆しが見えた時に、投資家がやるべきことについて考えていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
市場に大きな変化あり! 1年リターンは無視していい
足元を見ると、今まで強かったハイテク関連株が失速しています。
反対に2020年は低迷していたバリュー株が上昇してきていますね。
この大きな理由としては、ウイルスに対する見方が変わった点にあります。
昨年までは新型コロナがいつまで続くか分からない状態でしたが、今年はワクチン接種により将来的な収束見通しが立ってきました。
こういった時は、過去1年の値動きデータは意味がありません。
「年初来は低迷していますが、過去1年で見れば大幅上昇しています」みたいな話は封印すべきです。
【政権が変わっていない】【ワクチン接種も無い】という状況であれば、1年リターンを基準にしても良いと思います。
実際に私も今までは1年リターンを重視してきたました。
しかし、2021年から【政権が変わった】【ウイルス収束に目処】という明確な変化があります。
過去1年よりも年初来の動きに注目すべきと思います。
参考までに、20201年3月26日を基準にした過去1年と年初来のリターンを抜粋したので確認してみてください。
過去1年 | 年初来 | |
S&P500 | 53.7% | 5.8% |
ナスダック100 | 65.6% | 0.7% |
日経平均株価 | 53.3% | 6.3% |
東証REIT | 35.5% | 12.2% |
ここで注目したいのは、年初来でみるとナスダックが若干不調ですが、それ以外の資産は軒並み順調に上昇している点です。
WEB情報は成長株の話が多いので株価急落の話が目立つのですが、苦戦している人は一部だけで大多数の投資家は利益増!
2021年の相場は順調に推移しているのが本当の姿です。
私は引き続き堅い連続増配株などを中心に買付ていく予定。
ドル高によるプラスで投資成績を誤魔化してはいけない。
米国株などの海外投資については為替の影響を受けます。
『長期では円安(ドル高)になる』という予想をしている人も多いですね。
2021年のドル円は年初こそ約103円だったのですが、その後は上昇して3月時点では109円~110円付近となっています。
海外投資については日本円に直すと嵩上げがある状況。
しかし、投資の途中過程では為替のプラスは気にしない方が良いと思います。
例えば、ナスダック100に連動するETF(QQQ)は3月20日時点では現地通貨の米ドルで見ると-0.5%でマイナス。
しかし、為替を考慮して円ベースで見れば+5%で資産は増えています。
この時に『資産は順調に増えています』なんて考え方をしたら危険信号!
為替のラッキーがあるだけで、実力の数値ではマイナスです。
ドル円については年間の変動率が10%程度は普通の話。
つまり、 今は円安でも3ヶ月後には円高の逆風になっているかもしれません。
為替がプラス材料になってる時ほど、 現地通過ベース(ドル)の値動きに注目する必要があります。
経験上ですが、自分を甘やかさずに相場を見ている時はほとんど失敗しません。
また、現地通貨ベースの株価を基準に値動きを見ることで、本当に優良な銘柄を見つけることもできます。
過去の栄光なんて忘れろ!大切なのは今からです。
私にとって重要なのは過去何パーセント上昇したということではありません。
大切なのはこれからです。
『資産が目減りしない』『資産が増えていく』 という状況を継続させることが重要。
過去1年で見ればコロナショックの急落があったので、どの銘柄を見ても大幅上昇になっています。
全ての投資が大成功に見えてしまいます。
しかし、これは過去の話・・
2020年末から2021年にかけて米政権・コロナ見通しについて大きな変化がありました。
年初来で見ると、 銘柄によって明暗がハッキリと出てきています。
過去の栄光は捨て去って、現在の相場に向き合うことが大切だと思います。
ちなみに私の別サイトで紹介している『米国株 注目の50銘柄』 と『海外ETF 厳選の15銘柄』、『バフェットの保有銘柄は?』 については年初リターンを記載するように変更しました。
従来は1年トータルリターンを記載してきたのですが、今年はそれだと投資判断を誤る可能性があると考えたからです。
尚、ハイテク株がダメという話ではありません。
年初からの状況を見たうえで『買い』と判断したならば、それは正しい行為だと思います。
アルファベット(GOOGL)などは年初来リターンは15%で好調。
※基準日:2021年3月26日
ハイテク株に関しては、過剰評価されていた銘柄が厳しくなっているだけでシッカリ伸びている銘柄もあります。
引き続き伸びていく銘柄も多いと思います。
ただし、ハイテク株は昨年まで過剰に資金が流入しているので下落時は反応が大きくなる可能性があります。
一定水準まで下がったら売却する(逆指値)といった設定をしっかり実施した方が良いでしょう。
今回は『米国株は年初来リターンを重視!投資で成功する為に大切なこと』について書きました。
記事の中で参考になる点があれば、運用のヒントにしてみてください。
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