米国市場は100年以上も右肩上がりの市場ですので、その流れに乗っていけば経験が浅い人でも容易に利益が出せると思います。
実際に私は日本株では数百万の損失を出すほど投資下手ですが、米国株では直近の3年だけでも2000万程度の利益を出せています。
ただし、もともとが投資下手ということもあり銘柄選定が上手とは言えません。
昨年はゼネラル・エレクトリック(GE)、今年はクラフト・ハインツ(KHC)が当てがハズレて損切りに追い込まれました。
今回は私自身の経験をもとに、米国投資で成功したパターンや失敗したパターンを紹介していきます。
この記事の目次
安値を狙う方法が基本!ただし、それには条件がある
投資で堅い方法は株価の流れに沿った順張りです。上昇している時にはその勢いに乗っていく方が勝率は高まります。
もっとも、個人投資家は安値で仕込みたい気持ちが強いので、どうしても下落銘柄を拾う逆張りになりがちです。
実は私も例外ではありません。やっぱり安く仕込みたい(笑)
米国株は基本的に右肩上がりなので、逆張りでも失敗する可能性が低いのがメリットです。
関連:米国株がおすすめの理由!“ど素人の投資”が通用する貴重な市場
ただし、どの銘柄でもOKという話ではありません。
次の項目では私が銘柄を探す時のポイントについて説明します。
直近の決算が良い銘柄を購入!
私自身が大きく仕掛ける時は、基本的に市場全体が大きく下がった時です。
新聞やニュースでは「リスクオフ」という言葉が繰り返し使われて、NYダウが連日ガンガン下がるような時になると目がキラキラしてきます。
ガツンと全体が下がっている時は、業績が絶好調の企業も引きずられて下がる事が多いので、そういった銘柄をゴッソリ買っていくのが私の方法。
業績に関しては基本的には直近の決算を参考ににしています。
最近は米国株の注目が高まっている事もあり、ブロガーさんが速報で紹介しているケースも増えてきましたね。
好決算の企業などは書き留めておくと良いと思います。(悪い決算の企業は無視でいいかな?)
私も別サイトに各銘柄の決算速報を書きとめていますので、それを参考にしてもらっても構いません。
補足:同セクターでの成績を比較する
私が銘柄を選択する時には、同業種セクターでの比較も重視しています。
例えばエネルギーセクターを見てみましょう。
2018年5月17日現在 | 1年リターン(配当込み) | 配当利回り |
米国エネルギー・セクターETF(VDE) | 17.97% | 2.18% |
エクソンモービル(XOM) | 3.85% | 4.01% |
シェブロン(CVX) | 28.43% | 3.46% |
もしも、この状態で市場が急落すれば私はシェブロンを買います。
株価下落が企業の状況とは無関係であれば、その後に回復する可能性が高いからです。
逆に同セクターから大きく負けているエクソンモービルは投資対象から外します。
エクソンモービルが上昇しないという話ではありません。強固な財務体質の優良企業ですのでいずれは上昇していくと予想しています。
ただし、エクソンモービルが10%上昇する間に、他の銘柄を選択すれば15%・・20%・・の上昇も期待できるという事です。
関連:米国株の注目セクターはどこだ?激安コストの海外ETFで徹底検証
財務体質が良い事を過信してはいけない!
株式を仕込む時に私の失敗例も合わせて書いておきます。
それは、財務体質が良い企業だから・・という理由だけで買ってしまうこと。
私が過去に米国株で損切りしたパターンはこのケースが多いです。
企業の財務体質が良くて高配当が続くのであれば、株価が下がっていればチャンスだと思いがちですが、冷静に考えればとんでもなく軽率な行為です。
財務体質が云々という基本的な情報は、市場は当然のごとく織り込んでいます。つまり「配当が継続するとしても、魅力が無い」と判断されたから売られています。
この事実から目を背けて、保有を継続した銘柄が損切りに追い込まれました。
つまり、財務体質が良い事は配当継続や会社が潰れない事を判断する点では好材料ですが、株価を上げる材料としては弱いという事。
高配当銘柄は、金利上昇の局面では株価が上昇しづらいと言われます。これは紛れもない事実です。
ただし、S&P500(米国の平均)から10%や15%も弱い株価の場合は、金利上昇だけでは説明できません。
財務体質が良くて高配当の企業でも、悪い決算を繰り返せば株価はどんどん下がっていく点はシッカリ頭に入れておくべきだと思います。
補足:私の損切りは8%です。
参考までに私の損切りラインは8%に設定しています。
これくらいの下げであれば、別の優良銘柄に乗り換えれば簡単に取り返せます。
注意して欲しいのが、下がり続けているのにホールドする行為(塩漬け)。
仮に100円の株価が半分の50円になったとします。これを100円に戻すには株価が2倍にならなくてはいけません。
株価が大きく下がる銘柄というのは、マイナス要素を抱えていることが理由なわけです。その銘柄が2倍になるという確率は極めて低いと思います。
敢えてこういったネガティブな話を書きましたが、これが私が以前に大損した時の最大の理由です。読者には同じ失敗はして欲しくありません。
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詳細:米国株は簡単!「売却タイミング」の悩みを1秒で解決する方法
米国株の証券会社は機能で選ばないと損をする?
今回は【失敗しない米国株の買い方とは?初心者でもできるシンプルな方法】について書きました。
1、市場全体が大きく下がっている時を狙う。
2、直近の決算が良い銘柄をガツンと購入。
(財務体質が良い企業なら完璧)
とんでもなく簡単で単純な話ですね。
米国市場は右肩上がりを続けている市場ですから、秘密の情報や裏ワザなんて不要!超が付くほどの正攻法でいく事こそが、資産アップの近道だと考えています。
深く考えない事こそが成功の秘訣かもしれませんね(笑)
補足ですが、証券会社を選択する時に手数料ばかりに気を取られている人がいるのですが、これは基本的にデイトレダ―の発想です。
米国株は中長期投資ですので、情報と取引条件の方が遥かにリターンに対する影響が大きくなります。
手数料については、せいぜい数百~数千円の差しかありません。しかし、取引条件の良し悪しで利益が数万~数百万の差になる可能性がある点はシッカリ認識して欲しいと思います。
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