米国株と海外ETF!コロナショックが人気銘柄に与えた影響は?

新型コロナウイルスの拡大による不安から、2020年2月の最終週は世界中の株式市場が大きく下落しました。

週明けには、各国中銀の協調利下げ期待から大幅反発!
(米国は0.5%の緊急利下げを決定)

そして、また大きく下落・・・

心理面が中心の相場になっていて、予想しずらい展開・・。
ただし、最終的に重要なのは実態経済への影響です。

目先の株価に気を取られすぎると、“売った” “買った“を繰り返して損失を膨らますパターンになりかねません。

ちなみに、震源地である中国の景況感(PMI)は、※35.7でリーマンショックの直後よりも厳しい数字が発表されています。
※数値は50以上は拡大〇、50未満は縮小×

さて、株価が急落すると「損切りした」「今が買い」など様々な意見が出てくるのですが、私はこういった話はあまり興味がありません。

気になるのは、 今回の急落で注目銘柄やETFは“どんな成績だったのだろう” という点です。

振り返ると株式市場は数年に1回は10~20%程度の下落が発生しています。
長期投資をしていれば、今後も同じ状況があると予想!

私は今年だけでも更に2回くらい今回以上の下落があっても不思議ではないと想像しています。

急落時の銘柄反応を確認しておけば、今後の投資にプラスになると思います。
今回は米国銘柄と海外ETFについて、直近の状況を確認してみました。

米国株の人気銘柄とETF! 大混乱市場でも強かったのは?

人気ランキングを決める時には様々な基準がありますが、この記事では保有口座数を基準にしています。

単純に多くの投資家が持っている銘柄やETFが上位にくる仕組みですので、売買代金などは考慮しておりません。

世間で発表されるランキングとは若干違うかもしれませんので、その点はご了承ください。

尚、資料は私が米国株取引のメインとしているマネックス証券のデータを基に作成しています。
※人気ランキングは2019年12月1日のものを採用。

人気銘柄は本当に優良なの?年初来と直近1年の成績を確認

米国株は企業によって特徴が様々です。

成長企業や財務体質が良い企業、配当利回りが高い銘柄など選択肢が豊富。

今回の急落で各銘柄がどのような結果になったのか確認してみてください。

 ★2020年2月末 米国株人気銘柄の成績 

※1週間は2020年2月21日~2月28日の終値で比較
1週間の下落が10%未満、年初来がプラスの数値は赤色にしています。

人気 銘柄 1週間 年初来
1位 アマゾン・ドット・コム(AMZN) ▲10.1% 1.9%
2位 AT&T(T) ▲10.4% ▲9.9%
3位 ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ) ▲11.8% ▲7.8%
4位 アップル(AAPL) ▲12.7% ▲6.9%
5位 コカ・コーラ(KO) ▲12.3% ▲3.4%
6位 P&G(PG) ▲12.2% ▲9.3%
7位 マイクロソフト(MSFT) ▲9.2% 2.7%
8位 VISA(V) ▲14.9% ▲3.3%
9位 エヌビディア(NVDA) ▲8.2% 14.8%
10位 エクソン・モービル(XOM) ▲14.4% ▲26.3%

ちょっと意外なのは、ディフェンシブ銘柄が想像よりも危機に弱い点です。

むしろ、相場低迷時に下落幅が大きいと言われる IT系銘柄の方が踏ん張っている印象 ですね。

年初来でプラスで踏ん張ったのでは、アマゾン、マイクロソフト、エヌビディアの3社のみという結果でした。

いつも同じパターンではありませんが、市場全体が急落した時にはディフェンシブ銘柄も例外なく叩き売られる点は憶えておくとよいでしょう。

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海外ETFの人気銘柄はどうなった?

ETFは1銘柄買付るだけで、数十~数千銘柄に分散投資をする効果が得られることから人気が高まっています。

最近の人気ランキングで目立つのは高配当株を投資対象とするETFです。
ただし、近年は S&P500(VOO)と比べて弱い結果となっています。

S&P500(VOO)の数値は個別銘柄の選定判断にも役立ちますので、先ほど見た個別銘柄の表と合わせて確認すると面白いと思います。

 ★2020年2月末 海外ETF:人気銘柄の成績 

※1週間は2020年2月21日~2月28日の終値で比較
※基準のS&P500(VOO)より良好な数値は赤色にしています。

人気 銘柄 1週間 年初来
1位 バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT) ▲9.8% ▲8.7%
2位 バンガード・S&P500ETF(VOO) ▲10.5% ▲8.1%
3位 バンガード 米国高配当株式 ETF(VYM) ▲11.7% ▲12.0%
4位 バンガード トータル・ストック・マーケットETF(VTI) ▲10.4% ▲8.1%
5位 iシェアーズ 優先株式 & インカム証券(PFF) ▲4.6% ▲2.6%
6位 バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO) ▲5.5% ▲8.9%
7位 パワーシェアーズQQQ信託シリーズ1(QQQ) ▲10.3% ▲3.2%
8位 SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETF(SPYD) ▲11.2% ▲13.4%
9位 バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND) 1.1% 3.9%
10位 iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF(HDV) ▲11.2% ▲13.6%

ETFの場合は米国市場だけでなく世界分散、債券などもあるので一概に成績の良し悪しは決められません。

個人的に気になったのは、高配当株を集めたETF(VYM、SPYD、HDV)ですね。
いずれも下落幅が大きく、配当の下支えや分散効果は確認できませんでした。
※PFFは特殊株なので例外とします。

ETFでも個別株と同じで成長株(ナスダック100:QQQ)で構成されるETFが他の株式よりも健闘している印象!

また、株式は軒並みマイナス結果ですが債券のBNDは強さを発揮してプラス。

机上の計算ですが、S&P500(VOO)と米国債(BND)を半分づつ保有していれば、2月最終週は▲5%未満、年初来は約▲2%で影響は軽微でした。

仮にS&P500(70%)と米国債(30%)だと、2月最終週は約▲7%、年初来は約▲4.5%です。

やはり、債券を加えると安定感が増しますね!

長期パフォーマンスの期待は株式が高いのですが、今回の変動で 精神的な負担が大きいと感じた人は債券を加えるのも良い でしょう。

ピンチの時に実力が分かる!優良銘柄を探すチャンスだ

コロナショックで株価が大きく下がったので、資産が目減りしてしまった人もいると思います。

ただし、私の経験から言えばこの程度の下げであれば、取り返すのは容易。

そもそも、10年単位で見ていけば2倍以上に上昇した銘柄はゴロゴロあるのですから、焦らなければ難しいは話ではないのです。

今年は市場が乱高下する材料が多いので、この先にも大きな下げが何度かありそうな気がしています。

こういった機会に、自身の投資スタイルを精査(再確認)しておけば、次はスムーズに対応ができると思います。

もちろん、長期の資産運用にとっても大きなプラスとなるはずです。

今回は「米国株と海外ETF!コロナショックが人気銘柄に与えた影響は?」について書きました。

投資を実践する上で参考になる点があれば、ヒントにしてみてください。

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