米国市場はコロナショックで大きな打撃を受けました。
その後は半年程度で ナスダックとS&P500が揃って最高値を更新 !NYダウも半年ぶり高値を回復しました。
ただし その中身は、大型ハイテク株が株価を押し上げているだけで、従来からある産業は低迷から抜け出せていません。
この状況に、個人投資家の考えも大きく2つに分かれています。
上昇が続く成長株(IT関連)を支持する人、割安で放置されているバリュー株(割安株)を狙う人です。
長期的に“どちらを選択すればいいの?”という疑問を持っている人は多いと思います。
ただし、こういった点を議論するのは、あまり意味がありません。
・・というのも、大きく儲けている人ほど“成長株や割安株”といった決めつけをしないで、柔軟に考える傾向があるからです。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
投資で成功した人の凄み!圧倒的なレベルの差を感じた一言は?
私は仕事で資産を多く保有する人と接する機会があります。
投資額は数十億円という人もいますね。
こういった投資で成功している人達の予想って気になりますよね。
私も気になるので、成長株とバリュー株のどちらが有利かを聞いたことがあります。
その返答は・・
「どっちでもいいんじゃない?僕は成長株が好きだけど、バリュー株より有利とか考えた事はないよ」
超~テキトウですね。
でも、投資で大きな資産を築いた人は似たような回答が多いです。
最初は「?」という感じでしたが、為替で凄い利益を出している人に円安・円高予想を聞いた時に、この理由が分かりました。
「僕は長期だと円安だと思います。でも、ハズレても投資成績に関係ないけどね」
投資家として圧倒的なレベルの差を感じた瞬間です。
本当に凄い投資家は、予想に対する“過信がありません”。
そんな事にエネルギーを消費したりしないですね。
凡人投資家の疑問を一蹴!ぐうの音も出ない・・
大きく儲けている投資家に話を聞いた時に「どっちでもいいんじゃない?」というガックリする返答をもらいました。
この後には更に続きがあります。
(要約すると以下のような感じです)
逆に低調に見えるバリュー株だけど、シッカリ上昇している銘柄もあります。
直近の平均点としては成長株に分があるように見えますが・・、相場の風向きなんてチョットした事で変わるからね」
う~ん、やはり投資だけで数十億円を築いた人は違いますね。
私の「成長株とバリュー株のどちらが有利?」という質問が、 凡人ぶりを表しています。
過去の経験を思い出してみても、投資で本当に儲けている人って理論的な話や決めつけをする人が少ないです。
凄く分かりやすくて良い話をしてくれる人に限って、成績はイマイチなケースも・・。
そういえば、投資の神様であるバフェットも細かい理屈は言いませんね。
冷静に見ていくと、成長株も不安がいっぱいあります・・
私はAI関連などの成長株の方が長期的に有利だと考えていますが、現在の株価については疑っておいた方が良い気がしています。
新型コロナウイルスの影響で、ハイテク株には巣篭り需要やリモートワークといった追い風が吹いている状況。
それに対して、従来からの産業はコロナの影響が直撃ですから業績も低迷ですね。
つまり、 消去法で資金が成長株に流れている部分もある のです。
そして、【低金利=成長株】が有利というイメージがあるので、条件反射的に買われている状況もあります。
成長株にとって一時的なボーナスタイムと捉えておく方が無難ですね。
実力以上の株価になっている場合は、成長ペースが鈍化しただけで急落する可能性があるので注意が必要!
‥と言うのも、決算で市場予想を超えているのに株価が下落するケースが出てきました。
ワクチンの開発が進むに従い、割高な成長株を売却して割安株(従来型の産業)に資金が流れ込む可能性も充分にあり得ます。
ちなみに、成長株がダメという話ではありません。
上昇する銘柄を追うのは投資家として基本の行動です。
ただし、そろそろ行き過ぎの水準に近付いていると思うので、下落に対する備えも並行すべきという話です。
私は成長株については、一定水準まで下落すれば強制的に売却する“逆指値”を徹底しています。
万一の準備さえしておけば、ガツンと投資をしても怖くありませんからね。
この方法のおかげで、今期の過去最高益は、ほぼ確実な状態となっています。
投資予想はハズレてばかりですが、リスク管理を徹底で投資リターンは大きく伸びました。
★合わせて読みたい .
私の米国株投資のメイン手法です。
ハイテク関連株への投資では非常に相性が良いと思います。
米国市場を網羅するS&P500という選択肢が魅力的な理由!
凡人投資家である私は、成長株や割安株といった区分けをして必死に戦略を考えたりします。
しかし、将来の主役が成長株とバリュー株の答えは見つかりません。
過去を振り返れば、時期によって主役はコロコロ変わっています。
そこで注目なのが米国市場の全体に投資できる S&P500(米大型優良500社) です。
現在はハイテク関連(情報通信)が25%以上となっているので、成長株に対してシッカリ投資ができます。
そして、もしも将来的にハイテク銘柄が暴落した場合でも、従来型の産業(バリュー株など)比率が高まるので問題ありません。
ある意味では、その時の旬な銘柄は自然と割合が高くなるとも言えますね。
もちろん、米国経済全体が縮小するような事態になればどうにもなりませんが、私は今後10年くらいならば安泰だと予想しています。
S&P500に投資をするタイプで有名なのはコストが安い【VOO】バンガード・S&P500ETF ですね。
成長株とバリュー株で悩むくらいなら、これでいいような気がします。
このETFは主要ネット証券ならば買付手数料が無料ですから、コスト面でも嬉しいですね。
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ちなみに、私はこのリストの中でDGRWがお気に入りです。
今期は一旦売却しましたが、大統領選も終わったので再び買付していく予定。
「成長株がいい」、「今からは割安株だ」、いろいろな意見がありますが、100%の答えは誰も分かりません。
どっちが主役になっても対応できる銘柄(VOOなど)、予想がハズレても損しない体制(逆指値など)が長期で勝つためには大切だと思います。
今回は【米国株で迷ったらVOO!凡人ほど「成長株」と「バリュー株」で悩む】について書きました。
記事の中で参考になる点があれば、運用にヒントにしてみてください。
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私は米国株・海外ETFの取引では、マネックス証券をメインにしています。
その理由は、大きなリターンを得る為の条件が揃っているからです。
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