米国市場への集中から世界分散へ!欧州市場の反転上昇に注目

数年前までは株式投資と言えば日本株でした。
外国株への投資手段が限られていたので仕方ありません。

しかし、現在は国内株と同じように海外株の買付ができるようになりました。
特に米国株は長期的に右肩上がりを続けているので注目が集まっています。

私は世界分散投資がメインですが、それを牽引するのは米国市場であることは明らかです。

昨今は世界株と米国株の連動性が高まっており、分散効果も実感しずらい状態。
全世界株式の半数以上は米国なのですから当然とも言えます。

また、アメリカはハイテク関連など成長分野が強いので、米国だけに集中した方がリターン期待も大きいですね。

近年は「米国株だけでOK」という流れがどんどん強まっています。

この手法が有力な選択肢なことは間違いありませんが、100%正しいとは言い切れません。

今回は米国株への集中投資について考えていきます。

※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。

過去は米国株だけで正解!しかし、今後も正しいかは分からない

「投資は米国株だけでOK」という考えは乱暴にも聞こえますが、ここ数年の結果はその通りになっています。

米国株の代表指数であるS&P500(VOO世界株式(VT欧州株(VGKについて、過去3年間の状況を見てみましょう。

具体的な3年間のトータルリターンは以下の通りです。

【VOO】 米国株 +64%

【VT】 世界株 +48%

【VGK】 欧州株 +33%

米国株が世界株や欧州株を圧倒していますね。

しかし、注意したい点があります。
これは過去の結果であって、今後も続く保証はありません。

足元では、今までとは違った状況も見えてきました。

年内のテーパリング(量的緩和の縮小)、そしていずれは段階的な利上げですね。

ここまでは経済回復という背景があるので、株価も順調だと予想しています。

マーケットが荒れそうなのは、その先にある総資産残高の段階的縮小です。

実行されるのはかなり先の話ですが、将来的にはマイナス要素として意識されていくと思います。

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過去1年を見ると、米国株の優位性は見えない

グローバル市場で長期的に強さを発揮してきた米国株ですが、過去1年をみると今までとは少し違った状態になっています。

S&P500(VOO世界株式(VT欧州株(VGKの3商品について、過去1年の推移を確認してみましょう。

【VOO】 米国株 +31%

【VT】 世界株 +30%

【VGK】 欧州株 +32%

いずれのリターンも約30%で横並びの状態ですね。

近年の米国株はGAFAMなどの大型成長株が市場を引っ張っています。
逆に言えば、ここが低迷すればパフォーマンスは大きく低下します。

息を吹き返してきた欧州市場

米国市場の優位性が見えないと書きましたが、アメリカが失速というより欧州市場が“復活してきた”が正解かもしれません。

この理由は、欧州は景気敏感セクターの割合が高い点があります。

米国株(VOO)の情報技術の割合は約28%ですが、欧州株(VGK)は約8%しかありませんのでハイテクに注目が集まる時は停滞していました。

一方で資本財は米国株が約8%に対して欧州株は約17%です。

欧州株は金融系や素材の比率も高いので景気後退から回復・拡大となれば有利な状況になります。

7月27日に発表されたIMF世界経済見通しでは2021年は日本と新興国が下方修正されましたが、米国・ユーロ圏は上方修正となりました。

2022年は世界全般的に上方修正されています。
欧州株にとっては期待できる状態ですね。

また、地球温暖化などで脱炭素化の流れが急激に意識されてきています。
気候変動に対して深刻な危機だと感じている人も少なくありません。

この分野では欧州企業が主導権をとる可能性は充分に考えられます。
環境問題の意識が世界的に高まってきた事は、欧州には追い風と言えそうです。

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「米国株が強いのは当たり前」という風潮に疑問を持つべき

2010年ごろから約10年にわったって米国市場が世界株を圧倒しています。
現状を見る限りは、この傾向はしばらく続きそうな感じです。

ただし、過去の株式相場においては、一つのエリアや一部のセクターが強い状態が続くのは凄く珍しいことです。

米国市場の強さが続いているのはレアケースだという点は頭に入れておきたいですね。

ある意味では、この傾向が続かない事の方が普通です。
そして、そのタイミングがいつ来るかは誰にも分かりません。

珍しく欧州株について取り上げたのは、投資を行う上では選択肢を持っておく方が良いと考えたからです。

米国株と欧州株では主力セクターが違います。
アメリカは「デジタル」に強みがあり、ヨーローッパは「グリーンリカバリー」で先行しています。

今後は何が相場の主役になるかは分かりません。

新型コロナウイルスのワクチン接種も、少し前まではアメリカが先行していましたが途中から伸び悩んでしまいました。

現在の接種率は欧州各国のほうが上回っており、コロナの死亡者数などは低水準を維持しています。
※感染が増えても死亡者数が少ないままです。

米国株への中はリターンを追求する上では魅力的ですが、多くの投資家がそれを実行したことで割高になってきている一面もあります。

出遅れの欧州株や世界株を買う行為は割安株への分散にもなりますね。

米国株に対してネガティブな内容ですが、その投資を否定する気はありません。
そもそも、私が米国市場に対して積極姿勢ですからね。

ただし「米国株が強いのは当たり前」という事に疑問を持つことは重要。
その事により、リスク低減やチャンス拡大に繋がっていくと考えています。

今回は『米国市場への集中から世界分散へ!欧州市場の反転上昇に注目』について書きました。

記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。

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順位 ティッカー ETF名 配当型
1位 SPYD SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETF
2位 VYM バンガード 米国高配当株式 ETF
3位 QQQ インベスコQQQトラスト・シリーズ1
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