株式相場はコロナショックで大きな打撃を受けましたが、主要国の金融緩和と強烈な財政出動により急回復しました。
経済は停滞した状態ですが、だぶついたマネーが株価を押しあげている状態です。
このような金融相場で頭に入れておかなきゃいけないことは、株価が実力よりも高い水準にあるという事です。
金融相場から業績相場に移行する過程では、急落や乱高下といった事態になる可能性があります。
私はこの対策としてゴールド(金)を買付しています。
ただし、「今の時期だから・・」というスポット的な話ではありません。
株式投資をしている限りはズット継続しようと考えています。
今回はゴールド(金)投資の魅力について書いていきます。
また、リタイア希望の人にも参考になる内容になっていますので興味がある人は確認してみてください。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
富裕層から学ぶ投資戦略! 資産が減らない理由は?
資産が何十億円もあるような人は、現金比率が小さいケースが多いです。
また、株式投資に積極的なイメージもありますが、実際には少数派です。
本当にお金を持っている人は債券を中心に運用している人が多いですね。
一般的な債券は購入時点で、満期償還日と金利が確定しているので資金計画が立てやすく安定感があるのが魅力です。
関連投資で損したくない人は注目!債券を使った強靭な運用方法とは?昔は株式に対して2~3倍の債券を保有しておけば、これでOKでした。
仮に株価が目減りしても債券の金利が吸収してしまうからです。
しかし、この鉄壁ともいえる組合せが、超低金利により揺らいできています。
過去に買った債券は金利が高いので問題ありませんが、これから買うものは金利がゼロに近い水準・・。
株価が目減りした時に金利でカバーすることが出来ません。
そこで投資対象として注目されているのが、ゴールド(金)です。
株式とは違う値動きをする金市場!
ゴールド(金)は金利が付きません。
また、値動きも大きくイメージよりも荒っぽいという特徴があります。
単独の資産として考えた場合は、魅力はイマイチですね。
ただし、過去の値動きを見ると株式や米ドルと反対の動きを傾向があります。
株式市場が停滞している時に上昇する可能性があるという事です。
ご存知の通り、株式市場は一本調子で右肩上がりではありません。
タイミングが悪い時期をみれば、数年間にわたって低迷したこともあります。
そして現在は、金融緩和により株価水準が実力以上になっていますので、同様のことが起きる可能性も充分に考えられます。
その“まさか”が起きた時に、期待できるのがゴールド(金)です。
「インデックス指数が低迷している時は、投資家全員が損をしている時だからしょうがない・・」
こういった話を耳にすることがあるのですが、本当でしょうか?
富裕層の多くはそういった時でも資産をシッカリと守ります。
株価の高騰(ラッキー)などで一時的なお金持ちになるチャンスはあります。
しかし、それだけではリタイアしても不安は消えません。
資産家が労働収入に頼らなくてもいいのは、お金があるからではありません。
逆風の状況でも資産が減らない(増える)仕組みを作っているからというのが事実です。
実物資産を持つ時の注意点!流動性が高いものを選択しよう。
株式と違う値動きをする商品には、ゴールド(金)や不動産があります。
これらの資産は実物資産である点が魅力です。
株式は発行企業の倒産リスクがありますが、実物資産は価格変動こそあれ無価値にはなりません。
ただし、注意したいこともあります。
流動性(換金性)です。
経済の先行きが不透明な時は、生活で何が起きるか分かりません。
収入源が途絶えて、早急に現金が必要な事態も想定されます。
実物不動産はすぐに現金化できないケースがあります。
経済の先行きが不透明な時は、一定の現金を確保しておかないとリスクが高いですね。
現金が少ない人は、実物不動産よりもREITの方が無難です。
関連J-REITと現物不動産は比べるとこんなに違う!実物資産としては、ゴールド (金)の方が少額取引が可能で防衛資産としても優れているので扱いやすいと思います。
ゴールドは世界中で取引されているので、 国際的な紛争や問題が起きても通用するのが魅力。
各国の中央銀行が金を保有していることから、世界共通の通貨といっても良いでしょう。
資産の一部にゴールドを加えるのは、資産防衛・保全の面から有力な選択肢だと考えています。
資産分散を行うことで、投資への不安が無くなった。
私の運用で最も長いのは世界分散投資のセゾン投信の積立。
そして、その次に長く続けているのが金への投資です。
複数の資産を組合わせて運用した結果、株式が下がっても別の資産が増える状況になったので値動きに振り回されることが無くなりました。
運用に対して不安があると、資産が増えていてもお金を上手に使えません。
やはり、資産が目減りしない工夫が必要だと思います。
魅力的な債券(高金利・高格付)があれば良いのですが、これを期待するのはしばらく難しいですね。
現時点で株式に加えるとするならばゴールド (金)というのが私の考にです。
今回は『資産が増えても引退できない?富裕層がゴールド(金)を買う理由』について書きました。
記事の中で参考になる点があれば、運用のヒントにしてみてください。
私の金投資はドルコスト平均法!金ETFを積立しています。
金投資について身近なものであれば純金積立ですね。
少額をコツコツ買付できるのがメリットでです。
ただし、若干コストが高めなのか気になる点です。
コストについては金ETFの優位性が高いのですが、 こちらだと積立ができないのがデメリット・・。
そこで私が利用しているのが、 SMBC日興証券の“キンカブ” です。
一般の株式投資は基本的に100株単位で売買ですので、買付するタイミングで購入金額が変わります。
それに対してキンカブは、投資信託のように金額指定で投資ができる画期的なサービスです。
例:5千円ぶんだけA株が欲しい
さらに、投資信託のように積立設定(定期定額)もできます。
最大で月に5回に分けて買付できるので、非常に便利です。
私は5日、10日、15日、20日、25日の5回で各10,000円(合計5万円)を購入する設定をしてホッタラカシにしています。
こちらは、実際の設定内容です。
キンカブはSMBC日興証券のオススメ機能ですが、あまり知られていません。
“知っている人だけが得している状態”ですね!
ちなみに、私はJ-REITも同様の手法で買付しています。
キンカブは100円以上100円単位の金額を指定できますし、持ち分数量に応じて配当金も入金されるので便利。
個別株式でも可能ですから口座を持っている人は、積極的に活用してみてください。
買付タイミングを考えなくていいので、ホッタラカシの運用をしたい人にピッタリなサービスです。
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