最近は「人生100年時代」ということが頻繁に言われていますね。
厚生労働省「簡易生命表」/平成28年(2016年)によると男性の平均寿命は80.98歳、女性が87.14歳となっています。
100歳との差は男性で約19年、女性は13年と大きいのでオーバーな表現のような気がしますね。
ただし、FPとしての立場でいえば、100歳という数字は予想以上にリアルです。
今回は人生100年時代と言われる理由について書いていきます。(特に女性は目を通して欲しい)
この記事の目次
平均寿命で将来設計をしてはいけない
基本的にFPが将来のシミュレーションをする時には、平均寿命を利用するケースはどとんどありません。
現在年齢から平均してあと何年生きられるかの指標である平均余命を利用するのが基本。
以下は平均余命をもとに計算した場合の年齢です。
現在年齢 | 男性(平均との差) | 女性(平均との差) |
40歳 | 約82歳(+1歳) | 約88歳(+1歳) |
50歳 | 約83歳(+2歳) | 約88歳(+1歳) |
60歳 | 約84歳(+3歳) | 約89歳(+2歳) |
参考資料:厚生労働省「簡易生命表」/平成28年(2016年)
※年齢計算では小数点第一位を四捨五入しています。
表を確認して分かったと思いますが、平均年齢よりも高い数字になっていますね。
更に付け加えると、出生数の半数が死亡する年齢(寿命中位数)は、男性が約84歳で女性は約90歳です。
平均年齢に関しては早く亡くなった人が数値を引き下げてしまうので、これで将来設計を考えると、実態とはズレが出てしまいます。
男性90歳、女性95歳くらいが目安?
上記の表から男性は約85歳、女性は約90歳という数値がひとつのポイント。
これで資産計画を立てるのも方法ですが、個人的には+5歳(男性90歳、女性95歳)くらいを目安にした方がが良いと思います。
ギリギリで計算するよりも若干余裕を持たした方が無難。
・・と言うのも、最多死亡年齢を見ると男性は87歳で女性は93歳と更に高い数字が出てきます。ユトリを持つという意味では若干多めに見ておいた方が良いでしょう。
ちなみに、女性に関しては95歳以上の長生きをする人の割合が25%で男性と比較して非常に高い数値が出ています(男性は10%未満)
女性に関して言うと「人生100年時代」というのは思った以上に現実的な言葉ということです。
また、結婚している場合であっても将来は「お一人様」となるケースが多いので、その事も想定してお金を蓄えていく必要があります。
投資などの資産運用に関しては男性の方が積極的なのですが、私自身は女性こそ前向きに検討して欲しいと思っています。
老後の不安は行動することで解消できます!
今回は「人生100年時代って本当?女性がすぐに資産運用を開始すべき理由」になるについて書きました。
もしも、ヒントになる点があれば今後の参考にしてみてください。
老齢年金に対しては、支給年齢の引き上げや減額などの不安要素はありますが、無くなってしまうということは考えられません。
つまり、老後資金は全額自己負担とは考えなくてよいので、早めに行動していけば思った以上に簡単に準備できます。
また、投資が苦手な人もいると思いますが、預金は現在の金利状況だとやや非効率かな?
株式や投資信託だけでなく債券という選択肢もあるので、そちらも合わせて考えてみると良いでしょう。
関連:投資信託にダメだしって本当?安定運用がしたければ債券に注目せよ
また、iDeCo(個人型確定拠出年金)は老後資金として有力ですので積極的に活用して欲しいと思います。
大声では言えませんが、もしも熟年離婚といった想定外の出来事があった時に大活躍するのがiDeCoという点も付け加えておきます。
詳細:【女子必読】ちょっと気になる離婚の話!iDeCoがまさかの大活躍?
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