※優待記事は月末にアップしていますが、9月は有力月ですので早めのアップになります。
株主優待では、3月と9月は【お祭り月】と言われています。
決算(半期決算)が集中するので、株主優待が選び放題!
9月がどれくらい多いかと言えば、4月~8月の5ヶ月間の優待合計数が約300銘柄に対して、9月は単月だけで400銘柄を超えます。
各月の大まかな優待数(2020年) | |||||||
1月 | 30 | 4月 | 30 | 7月 | 30 | 10月 | 35 |
2月 | 140 | 5月 | 30 | 8月 | 105 | 11月 | 40 |
3月 | 810 | 6月 | 110 | 9月 | 410 | 12月 | 180 |
9月は圧倒的に選択肢が多いので、全力勝負ですね!
とにかく金券、特産品、優待品・・・何でも揃う月ですので誰が参加しても希望の優待が見つかると思います。
ちなみに、私の9月優待の目標は【10銘柄】。
ほぼ全てを、値動きリスクが無い“優待クロス取引”で獲得を目指すので、大きな資金が必要になります。
資金を優待取りに集中するので他の投資に影響が出る可能性もありますが、9月は優先する価値が充分にあると考えています。
優待取り(一般信用・クロス取引)の良いところは、手数料だけで優待が貰える点ですね。
大儲けができる投資ではありませんが、正しい手順で行えば堅く利益が出るのが魅力です。
ただし、この手法を利用する投資家は多いので、年々競争率が高まっています。
1ヶ月くらい前から仕掛けないと獲得が難しくなってきました。
もっとも、9月のように銘柄が多いと適度に分散するので獲得しやすいと予想しています。
優待取りに興味がある人は、9月や3月といった銘柄数が多い時にチャレンジするのが良いでしょう。
<低リスク>少額を毎月積立して優待銘柄を獲得する方法
私のメイン手法である株主優待のクロス取引は、利用する人が増えてきました。
クロス取引での獲得が難しくなってきたので、平行して実施しているのが積立買付でジックリと優待を狙う方法です。
継続保有で優待内容がランクアップする企業も増えているので、長期ホールド銘柄ならばジックリ仕掛けるのも良いと思います。
長期保有の仕込みで注目なのが、SMBC日興証券の【キンカブ】。
これは「〇銘柄を毎月1万円づつ購入」といった感じで、個別銘柄でもドルコスト平均法ができる魅力的なサービス。
※【キンカブ】は、100万円以下は買付手数料が無料です。
コロナ禍の株式投資にも相性が良いですね。
⇒ 株主優待の新常識! 買付タイミングを悩まない『キンカブ』に注目せよ
kaoruが注目する9月の株主優待は?
9月は400銘柄以上もあるので迷ってしまいますね。
一般的に人気が集中するのは、クオカードなどの金券や食事券です。
ただし、優待クロス取引では激戦になることが予想されます。
今回は長期保有という視点で銘柄を探してみました。
(継続保有でランクアップする銘柄など)
●ヤマダ電機(コード9831)
ヤマダ電機と言えば、家電量販店の最大手として有名ですね。
こちらは年2回の優待ですが9月の方が有利!
(100株で9月は2000円の買い物券、3月は1000円の買い物券)
しかし、この銘柄の魅力は継続保有です。
1年継続保有、2年継続保有で優待内容がアップしていきます。
100株保有の比較(基本内容、1年継続、2年継続)
保有期間 | 3月末 | 9月末 | 年間合計 |
基本(1年未満) | 1,000円 | 2,000円 | 3,000円 |
1年以上継続 | 2,500円 | 2,500円 | 5,000円 |
2年以上継続 | 3,000円 | 2,500円 | 5,500円 |
株価は100株で5万5千円前後ですので、2年以上保有すれば優待L利回りは約10%になりますね。※2020年8月14日現在
長期保有の方がダンゼン有利な銘柄だと思います。
●トリドールHD(コード3397)
セルフ式うどん「丸亀製麺」を運営しています。
全国で1000店舗もあるので使い勝手が良い優待ですね。
飲食店はコロナ禍で大きな打撃を受けているので要注意ではありますが、株価は低迷しているので長期の仕込みチャンスとも言えます。
100株以上の保有で3000円相当の食事割引券が年2回(合計6000円)という内容になっています。
長期保有の場合は、200株だと1年以上の保有でランクアップするので注目です。
200株保有の比較(基本内容、1年継続)
保有期間 | 3月末 | 9月末 | 年間合計 |
基本(1年未満) | 4,000円 | 4,000円 | 8,000円 |
1年以上継続 | 7,000円 | 7,000円 | 14,000円 |
100株ならば約12万円、200株ならば約24万円ぐらいの資金が必要です。
※2020年8月14日現在
2年くらい前は100株で20万円以上でしたので、かなり株価が下がった印象ですね。
記事では長期継続でお得になる銘柄を紹介していますが、『日本航空(JAL)』や『ワタミ』、『日本ハム』、『モスフードサービス』など有名企業がズラリと揃います。
選択肢が多い月ですので、証券会社などの優待検索などを利用した方が効率的に探せると思います。
銘柄の選定に関しては言うと、SBI証券の優待検索が見やすいのでオススメ。
上記以外で個人的に気になった銘柄は、以下にまとめています。興味がある人は覗いてみてください。
⇒9月の株主優待~注目銘柄をピックアップ~
優待クロス取引の比較 現在のNO.1証券は?
優待は非常に魅力的ですが、株価変動でそれ以上の損失を出しては意味がありません。この値動きリスクを避けて株主優待を取れることで人気なのが『優待クロス取引』です。
優待クロス取引は、株価の値動きを気にせずに優待だけが貰える裏ワザです。
クロス取引の方法については別ページで詳しく説明していますので、興味がある人は覗いてみてください。
さて、優待のクロス取引については、一般信用売りの取扱い数が多い証券会社ほど有利になります。
2021年1月15日時点で人気のネット6証券の取扱い数は以下の通りです。
SMBC日興証券 | auカブコム証券 | 楽天証券 |
約2100銘柄 | 約2500銘柄 | 約1100銘柄 |
マネックス証券 | 松井証券 | SBI証券 |
集計中 | 約950銘柄 | 約200銘柄 |
auカブコム証券のSMBC日興証券の強いですね。
私自身も優待取りに関してはSMBC日興証券とauカブコム証券の2社を中心に実施していく予定。(この2社は優待の必須証券)
公式 SMBC日興証券
公式 auカブコム証券
大手証券の日興と三菱系のカブコムは、株調達の優位性で他証券より一歩先を行っている印象。
余談ですが、私は 日興証券の『キンカブ』がお気に入り です。
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