米国株は年初から堅調に推移しています。
割高水準でも上昇が続くというのは、やはり期待値が他資産と比べて高いということ。
逆に言うと、期待材料が少なくなっていくと勢いが鈍化していく可能性が高い。
5月以降の米国株は、下落の警戒が一気に上がりそう。
近年の米国株は好材料を中心に反応(悪材料は無視?)する動きでした。
個人的な印象ですが、最近は小さなマイナス情報にも反応が強くなってきたように感じています。
これからを考えると、材料は4月中旬からの決算発表で一段落・・。
その後は、利上げ観測や大統領選挙といった不透明感が目立つようになります。
株価低迷のシナリオは充分に考えられる状況です。
米国株は割高水準であるにも関わらず上昇トレンドを維持してきました。
しかし、転換点に近づいているように見えます。
今回は米国株の見通しと対応について書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
米国株が下がったら買い!でも、一括投資は怖くてできない。
米国株は長期で成長が期待できる資産!
そういった意味では「下がったら買い」とういうのが正解だと思います。
ただし、現時点の米国株が割高水準であることを考えると、そのとおりに実行するのはハイリスクです。
一括投資が有効なのは、優良株が割安水準に下がった時です。
現在の米国株が下落した場合は、単純に適正水準に戻ろうとする動きですのでチャンスとは言い難いですね。
また、為替リスクも本格的に考える時期に差し掛かっています。
4月に入って、日本が円安阻止の姿勢を鮮明にしてきました。
円安進行は、輸入コストや輸入原材料費の増加によって国民生活が圧迫されてしまうので無視できません。
年初から円安が進んだ理由に「新NISAの世界株(米国株)への投資」があげられていますが、これ事態は大騒ぎするようなことではありません。
むしろ、この動きを見越して投機筋が円売りを加速したことが大きいと思います。
日本が為替介入などを行った場合は、投機筋の動きも変わる可能性があり!
最近は円安方向が既定路線のような雰囲気がありますが、私は円高(ドル安)の転換点が迫っていると考えています。
繰り返しますが、一括投資のタイミングは優良株が割安水準になった時が有効!
米国株は下がっても割高、もしくは適正水準です。
また、為替はトレンドが長く続く傾向があるので、円高に振れるとあっとうまに130円、120年・・という可能性があります。
米国株が下がったとしても、安易に飛びつくのは危険だと考えています。
米国株は優良資産!時間分散でコツコツと積立をする
ここまで「米国株が下がっても、一括投資は非推奨」という話をしています。
ただし、一括投資がNGなだけで米国株への投資を否定するものではありません。
長期的な成長が期待できる点では、買いの選択は正しいと私は思います。
ここで問題にしているのは“買い方”ですね。
現在は米国株は割高水準なのですが、これは経済・企業が成長していけば適正水準(割安水準)と変化していきます。
実際に企業利益の見通しは上方修正されていますね。
長期投資では買い!という点は従来通り。
また、為替についても長期投資であれば平均化されますし、仮に円高への動きが長期化しても株式のリターンがそれを上回ると予想しています。
今回の記事は「条件が悪い時に大きな投資は避けよう」という趣旨です。
下落した時に底値がどこになるかは誰にもわかりません。
少し下がったくらいで慌てて飛びつく必要なし!
米国(先進国)株は資産運用では重要な位置づけですので、長期投資では外せない存在だと考えています。
大きく下落しても回復する可能性が高い資産。
不透明要素が大きい中で下落した場合は、時間分散で淡々と買付するのみ。
あとは、時間経過で自然と良い結果になると考えています。
今回は「米国株の下落は目前に迫っている?それが起きた時に実行したい事」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
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