私の運用スタイルは複数のエリア・資産を組合わせる国際分散投資です。
中心はバランスファンド。
積立投資は銘柄変更もありましたが、約15年にわたって継続中です。
新しいNISAでも、『つみたて投資枠』はバランス型(楽天・インデックス・バランス・ファンド)を選択しました。
NISAでは『成長投資枠』があり、こちらは投資信託だけでなく個別株・REIT・ETF・IPOなどにも投資することが可能です。
私は将来に向けて不労所得を増やしたい考えているので、成長枠ではインカムゲイン(配当等)を重視した銘柄を選択する方針。
NISA成長枠は国内高配当株を選択する予定です。
高配当株を選択するにあたって問題になるのは、私が投資センスがゼロという点。
銘柄選択の才能が無いことに加えて、努力を嫌うズボラ性格・・・。
どうにもなりません。
ムリ!d(`・д´・ )キッパリ
そこで、ETFを活用することにしました。
注目したのは『MAXIS高配当日本株アクティブ上場投信(2085)』です。
今回は、新NISA(成長枠投資)の投資候補としている国内ETFについて書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
23年から『アクティブ運用型ETF』が東証に上場しています。
ETFについては、日経平均株価やTOPIX等の指標に連動するイメージが強いと思います。
実際に東証で上場しているETFのほとんどが指数連動型です。
「ほとんど」という事ですから、そうでないETFもあるということ。
国内でも機動的に運用するアクティブ型ETFが解禁!
(2023年9月から東証に上場しています)
ここで気になるのは「アクティブ投資ってインデックスに負けるのでは・・」という話です。
これは過去のデータを見ると正解とも言えるのですが、全ての投資対象が同じ結果になっているわけではありません。
インデックスが強いのは、世界株や米国株といった大型株が強い市場ですね。
日本株についてはインデックスが有利というデータはありません。
実際に国内株式ではTOPIX等を大きく上回る投資信託が多くあります。
日本株は米国株よりも主役がコロコロ変わる印象。
銘柄や投資先の資産配分を柔軟に選択できる『アクティブ運用型ETF』は面白いと私は考えています。
次の項目では投資対象の候補としている「MAXIS高配当日本株アクティブ上場投信(2085)」について見ていきます。
アクティブETFMAXIS高配当日本株アクティブ上場投信(2085)
高配当株は米国株のイメージですが、日本企業の株主還元に対する取り組みは大きく変わりました。
20年前と比べて配当総額(1株)は約5倍にまで達しています。
近年では配当3%~4%という銘柄は珍しくないですね。
ここで紹介するは「MAXIS高配当日本株アクティブ上場投信(2085)」は、配当にフォーカスしたETF。
東京証券取引所に上場する大型株・中型株のうち、配当動向や信用リスクを勘案しつつ、予想配当利回りの上位銘柄を選定します。
簡単に商品概要をまとめたので確認してみてください。
投資対象 | 国内大型株・中型株、高配当銘柄 |
運用会社 | 三菱UFJ国際投信株式会社 |
投資手法 | 約30銘柄・アクティブ運用 |
上場日 | 2023年9月7日 |
分配金・基準月 | 年4回:1月・4月・7月・10月 |
買付け手数料 | 金融機関で違いあり |
信託報酬 | 年率0.4125% |
購入単位 | 10口単位(5千円~6千円) |
アクティブ型の魅力は、銘柄選定は勿論ですが信用リスク懸念や無配懸念がある銘柄を除外することが可能な点です。
インデックス型でも銘柄入れ替えは行われますが、これは事前に公表したリバランス日程に応じて行われます。
一方でアクティブ型は必要と判断すれば実施される機動力が魅力。
(2023年12月末時点、参考値)
あくまでも予想に元ずく計算ですが、4.4%の利回りは凄いですね。
利回り4.4%はJ-REITよりも高い水準!
この時点の比較では主要資産(米国高配当株、米国債を含む)の中ではトップ水準でした。
尚、保有銘柄のTOP10は以下のような状況。
※2023年12月末時点、TOPIXのETFと比較
上位10社 | MAXIS高配当日本株A | MAXIS TOPIX |
1位 | 商船三井 | トヨタ自動車 |
2位 | 神戸製鋼所 | ソニーグループ |
3位 | 双日 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ |
4位 | MS&ADインシュアランスグループ | キーエンス |
5位 | ソフトバンク | 信越化学工業 |
6位 | 三井住友トラスト・ホールディングス | 東京エレクトロン |
7位 | JFEホールディングス | 日本電信電話 |
8位 | SBIホールディングス | 日立製作所 |
9位 | 武田薬品工業 | 三井住友フィナンシャルグループ |
10位 | 日本たばこ産業 | 三菱商事 |
銘柄上位については、全く内容が異なっていますね。
足元のリターンは「MAXIS高配当日本株アクティブ上場投信(2085)」が若干上回っています。
ただし、設定が2023年9月で運用期間が短すぎて優劣の判断をすることはできません。
利回りは魅力的!運用期間が短いのが悩みどころです。
「MAXIS高配当日本株アクティブ上場投信(2085)」は利回りについては非常に魅力的です。
高配当国内株式ETFは複数ありますが、その中でもトップクラスの利回りになると予想されます。
ただし、運用スタートからの期間が短い点がネックです。
インデックス型であれば指数連動なので問題ありませんが、アクティブ型は運用戦略で成績が変わるので2年くらいは様子を見たいのが本音!
ただし、国内高配当株という限られた対象なので日経高配当50に近い動きになると想像しています。
※設定から数か月の動きは近似しています。
この予想から考えるとTOPIXや日経平均株価を上回るパフォーマンスが期待できそうです。
運用期間が短い点はネックですが、私はこの商品はサテライトの位置づけです。
アクティブと言っても高配当銘柄を機動的に運用する内容なので、そこまで神経質にならなくてもよいと思っています。
もちろん、NISA成長枠の投資候補として注目しています。
今回は「MAXIS高配当日本株アクティブ上場投信(2085)」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
補足:「MAXIS高配当日本株アクティブ上場投信(2085)」の積立。
SMBC日興証券は、投信と同じように金額での積立設定が可能。
(キンカブ定期定額売買)
※買付手数料無料(100万円以下の買付はスプレッド0%)
楽天証券にもETFの積立ができるかぶツミというサービスがあります。
※買付手数料無料ですが、実際には0.22%のスプレッド(実質手数料)が発生する点は注意。
【+α】投資の情報収集ってどうするの?
投資の情報について『調べる方法が分からない・・』という相談が多いです。
私は週に1回、「グローバルウィークリー」という情報を確認するのを習慣にしています。
これは、岡三証券で発行している情報誌ですが、岡三オンライン(岡三証券)の口座を持っているとWEBで無料で読む事できます。
「グローバル」「日本株式」「米国株」「債券」「為替」など各項目について、 直近の状況と今後の見通しがコンパクトにまとめられていてます 。
ユックリ読んでも20分程度!
私は週の頭にこれを読んでスタートします。
私の活用方法をまとめていますので、興味がある人は確認してみてください。
業界では“情報の岡三”と呼ばれるほどシッカリした会社。
(J-REIT各社の決算報告レポートもあります)
尚、IPO申込が口座0円でも可能という点も注目です。
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