資産運用に全世界株式(オール・カントリー)の積立を加えることにしました。
これは、新NISAを意識した選択になります。
全世界株式投資で人気が高いのは投資信託の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」ですね。
私は投信ではなくETF(上場投信)を選択することにしました。
選んだETFは「MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)」。
この2つが連動する指数はACWI(MSCI All Country World Index)で同じです。
最初は「eMAXIS Slim 全世界株式」を想定したいたのですが、諸条件を確認すると私にはETFの方が合っています。
今回はETFを選択する理由について書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
予想しない投資!シンプルに考えると世界株式に行き着く。
市場に存在するあらゆる情報が株価に適正に反映されている状況を「効率的な市場」と言います。
実際には理論では説明できないアノマリーの存在もありますので、「完全な」効率性を市場が備えているとは言い難いのが現実です。
ただし、非効率な株価が発生するのは数日~数か月で、数年~10年と長くなるにつれて情報と株価は適正水準に近ずくと私は考えています。
そのように仮定した場合、魅力な投資対象は やっぱり世界株式(オールカントリー)です。
こちらは合計47ヶ国(日本を含む先進国23ヵ国と新興国24ヶ国)で構成されており、その割合は時価総額比率によって決定されます。
つまり、比率が随時変更されるということ!
世界情勢の変化や各企業の隆盛が、そのまま構成比率に映し出されていきます。
ホッタラカシ投資が希望の私にはピッタリですね。
全世界株式に投資する上では予想なんて意味がありません。
現在の主役である米国が衰退したとしても、勝手に全体の構成比率が変更されます。
事実がそのまま反映されるのですから、予想が入る隙間なんて無いのです。
世の中で起きている今(実態)を映し出すのがオールカントリーの魅力!
世界経済が長期で成長すると仮定した場合、投資対象としての信頼性は世界株式(オールカントリー)が一歩リードしていると思います。
人気が高いのは投資信託!でも、私はETFを選択します。
世界株の投資で人気が高いのは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です。
信託報酬は下がり続け、ついに0.05765%となりました。
基本的に買付手数料はありません。
長期積立投資としては、有力な選択肢と言えそうです。
さて、それに対して私が投資対象とするのは「MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)」。
新NISAでは投資信託よりもETFを優先していく予定。
※「つみたて投資枠」では投信を活用
ETF(2559)の信託報酬は0.0858%で、こちらの方が若干高いですね。
ただし、ここまで低い水準になってくると誤差の範囲だと考えています。
本題のETFを選択する理由(投信でない理由)ですが・・
配当が欲しかっただけです。
あまりにも単純な理由ですね(笑)
私は配当をそのまま生活費に充てているので、配当の有無によって日々の満足度が変わります。
また、資産を取り崩す(売却)することストレスが大きいタイプなので、配当がある商品の方が将来にわたって気持ちよく運用できるタイプ。
「MAXIS全世界株式上場投信(2559)」の配当(分配金)利回りは1.5%~2%ですが、金額が増えていくと存在感が出てきます。
新NISAなら配当非課税なので、楽しみながら運用できそうですね。
ETFは市場に上場しているので指値などができるメリットがあります。
スポット売買などはETFの方が有利!
問題となるのは買付手数料と積立(ドルコスト平均法)ができないという点。
ただし、一部の証券会社では、この問題を既にクリアしてます。
次の項目でETFを使ったドルコスト平均法について紹介します。
SMBC日興証券のキンカブを利用!全世界株ETFの積立が可能
ETFは信託報酬が安く市場でリアルタイムで取引ができますが、投信のように積立が出来ないのが難点です。
ただし、私のNISA口座であるSMBC日興証券ではETFの金額積立が可能。
「キンカブ」という独自サービスがあり、投信のように積立ができます。
具体的に私が設定したのが以下になります。
1ヵ月あたり2万円×5回で10万円を設定。
(仮決定で、変更の可能性あり)
既に今年のNISA枠は使い果たしているので、来年からNISA口座で買付していくことになります。
ちなみに、キンカブの買付手数料は1回の取引が100万円未満ならば無料(スプレッド0円)です。
金額買付なので1株(1口)未満の部分にも対応!
投資した金額が残ってしまうこともありません。
配当については、1株未満の端数に対しもその割合に応じて支払われます。
この方法ならば全世界株式に投資をしながら、配当も貰うことが可能になります。
私は定期的に収入があった方が、継続投資のモチベーションが維持できるタイプ!
これからは、配当を貰いながら全世界株式の長期投資を楽しんでいこうと思います。
今回は「MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信の積立を決定!」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
SMBC日興証券のキンカブは凄いサービスなのですが、あまり知られていません。
私はこのサービスを利用するようになって、投資の選択肢が大きく広がりました。
ETF積立を考えている人にとっては有力な選択肢だと思います。
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