近年、個人投資家が利用している証券会社は、楽天証券とSBI証券のネット大手2社に集中。
それに対して古くからある大手証券(野村証券、大和証券、SMBC日興証券など)は、店頭の大口顧客を優先するイメージで敬遠されがちです。
しかし、この考えは数年前の話。
昔の印象を持っている人は、見直しの必要があるかもしれません?
実は大手証券も小口の個人投資家を取り込もうと必死になっており、ネット口座の内容が急激に改善しています。
特に強烈な施策を次々と打ち出しているのがSMBC日興証券。
(ネット取引:ダイレクトコース)。
債券、優待取り、IPO、買付サービスなど、ネット専業証券が太刀打ちできないような凄い内容をどんどん発表してきています。
私自身の証券口座の残高も、ついにSMBC日興証券がトップとなりました。
その理由は、ネット証券よりも魅力的だからです。
今回はネット取引(ダイレクトコース)の改革が進むSMBC日興証券の魅力について書いていきます。
この記事の目次
大手証券が本気になると、やはり凄かった!
現在は株式投資といえばネット証券で取引を行うのが当たり前になっています。
楽天証券とSBI証券のネット大手2社の躍進が目立ちます。
しかし、預かり資産残高を比較すると大手証券の10~4分の1しかないのが実情。
大手証券とネット証券では依然として大きな開きがあるということです。
この大手証券の一角を担うSMBC日興証券が、本気でネット口座(ダイレクトコース)に取り組んできたので大変です。
例えば、以前は店頭がメインだった債券ですが、現在はネット販売にも力を入れています。
ネット証券と比べて債券引受額が数十倍もあるので、債券投資を行う人は注目ですね。
株式売買も日興証券ならではの独自サービス(キンカブ)もあり魅力的!
ここからは、SMBC日興証券の中から注目度が高いサービスをピックアップしていきます。
魅力① 債券に強い!資産運用の味方
私はSMBC日興証券をメインにしているのですが、その最大理由は債券が充実しているからです。
債券は購入時に満期と金利が確定しているので、定期預金と似た感覚で運用できる商品。
安定運用を実現する上では、欠かすことがきない資産だと考えています。
債券はネット証券でも購入できますが、大手証券と比べると見劣りするのが実情。
魅力的な新発債は大手に集中しています。
23年12月の円建て新発債も、条件が良いものほど大手証券の独占販売という結果になりました。
尚、私の債券投資は、大半がSMBC日興証券です。
この理由は、大手証券の中でネット口座から債券を購入できる貴重な会社だからです(他の大手は電話が多い)。
本来であれば債券は投資信託や株式よりもリスクが低いので、もっと注目されてもよい商品だと思います。
債券の購入に興味がある人にはSMBC日興証券はオススメの会社です。
このメリットだけで口座開設する価値が充分あると思います。
魅力② J-REIT や 個別株(ETF)で、積立投資ができる!
将来のために投資信託の積立で資産運用をする人が増えています。
投資信託の便利なところは、金額買付(1000円分だけ買うなど)や積立設定ができる点です。
それに対して、株式やETF・J-REITなどは基本的に買付金額は銘柄によって違いますし、自動積立もできません。
しかし、SMBC日興証券の【キンカブ】という機能を利用すると、株式やETFでも※金額指定で買付ができます。
※例:A株を3000円分だけ買う
こういったサービスは、他の証券会社ではありませんね。
このサービスは買付手数料(スプレッド)が100万円までなら0円。
最低購入価格は100円~の好条件です。
私はこのサービスを利用してJ-REITや高配当株ETFなどを積立しています。
参考までに以下はJ-REITの野村不動産マスターファンド(3462)に対する積立設定です。
通常では1口投資で10万円以上ですが、私は5千円づつ小分けに買付しています。
ここでは、積立投資を前提に説明していますが、もちろんスポット買付もできます。
個人的に気に入っているのは、投信と違ってETFだと配当(分配金)を貰いながら分散投資ができる点です。
部門別に配当が魅力的なETFをまとめた記事があるので、参考にしてみてください。
魅力③ 一攫千金のIPOでは、必須級の人気証券
投資はコツコツが基本ですが、例外的にリスクが低くて大儲けが期待できる投資があります。
それが、IPO(新規公開株)です。
このIPOの取扱いは、証券会社によって優劣がハッキリでるのですが、SMBC日興証券は業界でもトップレベルです。
例えば2018年には、上場初値が約10倍で利益が450万円になったIPO(HEROZ)があるのですが、このメイン証券(主幹事)はSMBC日興証券でした。
この証券は大手という事に加えて、三井住友銀行と同グループという利点があります。
IT関連などの話題の企業を誘致しやすい強みを持っているのが魅力。
最近はネット証券のIPO取扱いが増えてきたのですが、競争率が高すぎて全然当選できていません(個人口座が多すぎる)。
日興証券の抽選方法に関しては、別ページで詳しく説明していますので興味がある人は覗いてみてください。
関連 SMBC日興証券 IPO抽選方法 ~超・重要証券~魅力④ 最先端のAIサービスが凄い!売却タイミングも悩まない
投資の世界にも人工知能(AI)の活用が期待されていますが、SMBC日興証券は業界でもトップ水準の実力があります。
特に注目されているのがAIの予想と損小利大の戦略を組合わせた「AI株価見守りサービス」です。
国内でトップランクのAI技術を持つHEROZ株式会社と共同開発された期待の投資サポート機能です。
『高度な情報分析により株価の動向を予測し、適切な売買タイミングと判断された時にメールで知らせてくれるサービス』
普段は忙しくて株価チェックができない人や、株の売却タイミングが掴めない人は大注目。
SMBC日興証券のダイレクト口座(ネット取引)を持っていれば無料で利用できます。
さらに、他証券で保有している銘柄に関しても銘柄を登録することで利用可能。
私自身も利用していますが、このサービスを利用すると購入後は完全にホッタラカシにできるので重宝しています。
口座を持っている人は積極的に活用してみてください。
魅力⑤ 一般信用売り 取扱数は約2000銘柄!取引手数料は無料
株主優待のクロス取引で必須証券と言えばauカブコム証券。
三菱グループの信用力もあり、約1500銘柄の一般信用売建が可能です。
SBI証券や楽天証券も同様のサービスはありますが銘柄数は半分以下・・。
やはり、株調達を考えると大手傘下のカブコムさんには叶わないのが実情。
そして、新たにサービス参入するSMBC日興証券は大手証券ということもあり、約2000銘柄がラインアップされました。
銘柄数が多いだけでも凄いのですが、さらに取引手数料が0円です。
以下は人気証券での一般信用売建銘柄数をピックアップしたものです。
※23年12月12日の数字
SMBC日興証券 | auカブコム証券 | 楽天証券 | SBI証券 |
約2,100銘柄 | 約1,400銘柄 | 約1,100銘柄 | 約180銘柄 |
信用取引の売建銘柄の取扱い数で日興証券が他社を大きくリードしているのが分かると思います。
手数料が無料、取扱い数が多いSMBC日興証券は大注目と言ってよいでしょう!
株主優待に興味がある人には、非常にオススメの証券会社です。
ネット証券がメインの人も大手証券を持っておくと便利!
今回は「SMBC日興証券の大逆襲!ネット証券を圧倒する5つの魅力とは?」について書きました。
大手証券が本気でネット口座に乗り出すと、凄まじいという印象を持ちました。
SMBC日興証券は情報面に関して大注目です。
例えば会社四季報です。
これが見れる会社は数社ありますが、銘柄レポートまで見れるのはSMBC日興証券くらいだと思います?
これを見つけた時は感動して、記事に書いたほどです。
(以下の記事で紹介)
ネット証券よりも優れた部分を多く持っているのでSMBC日興証券の口座は解説しておいて損はないと思います。
また、投資初心者に分かりやすいサイト設計なのも魅力です。
今回は「SMBC日興証券の大逆襲!ネット証券を圧倒する5つの魅力とは?」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば、証券口座を選ぶ時のヒントにしてみてください。