マネックス証券の投資教育部門であるマネユニ・アカデミーが、【ゼロから学べる「米国株コース」】を開講しました。
“ゼロから”と書いてある通り初心者を対象としたコースです。
(教科書15冊+全15回のWEB動画で構成される通信講座)
さて、気になるのは、講義を受けて実践で役立つかという点だと思います。
WEBで受講の体験談を探してもあまり出てきませんので、私が受講した感想について紹介したいと思います。
最初に役立つか?という点について言うと・・。
当たり前ですが、米国株の初心者にはプラスになる話が多いです。
基本がシッカリ学べるので受講する価値ありですね。
一方で投資経験が長くて利益がシッカリと出せている人は不要だと思います。
こういったケースでは、自分の投資スタイルができている人が多いですね。
他の情報を入れると逆にマイナスになる可能性があります。
そして、評価が分かれるのは、その中間の人です。
「受講メリットがあるタイプ」について私の考えを紹介します。
尚、あくまでも個人の感想なので、受講判断はご自身でお願いします。
無料の体験講座がメールアドレスのみで受講できますので、それで受講の雰囲気を参考にすると良いと思います。
公式【マネユニ ゼロから学べる「米国株コース」】を見てみる※個人的な講座についての感想で推奨ではありません。
※申込の判断はご自身の責任で行ってください。
この記事の目次
私の受講理由は「投資手法の歪みを修正したい」。
最初に私の受講理由を書いておきます。
投資歴が10年以上もあるので、米国株の基礎を学びなおす事に対して不思議だと感じる人もいるかもしれません。
この理由ですが、私は年末が近づくと投資の基礎を復習するというのが恒例行事です。
投資をしていると最初は基本に忠実なのですが、3ヶ月・・半年・・という時間経過で少しずつズレが生じてきます。
簡単にいうと、自己流投資が増えてくるのです。
私の場合は利益がでている事への過信から、リスクが高い手法に少しづつ変化してしまうパターンが多い・・
そこで、年後半になると「株式とは・・」「投信とは・・」といった超~基本から勉強しなおします。
その上で新年の投資方針を作るというのが毎年のパターン。
今回はタイミングがよく“ゼロから学べる”があったので、こちらを受講してみることにしました。
受講内容については、初めて聞くような話は一つも有りませんでした。
ただし、知識としてあっても実行できていなければ知らないのと同じです。
講義が終わった後には、自分の投資が基本からズレてきていることを実感・・。
今回は再インプットすることで、自己流で歪みが出ていた投資手法を正しく修正できたと感じています。
基礎を徹底すると、相場状況の良し悪しに関係なく自信をもって市場と向き合えるようになるのがいいですね。
さて、ここからは実際の受講経験からメリットがある人のタイプについて、個人的な考えを述べていきます。
タイプ① インフルエンサーなどの情報で銘柄を決めている
最初に断っておきますが、WEBニュース・アナリスト・インフルエンサーの情報を参考にするのは問題ありません。
情報がゼロの中から銘柄を決めるのは難しいですからね。
私自身もWEBからの情報がキッカケになることも多いです。
ここで言うのは「○○さんが買っていた」「経済ニュースで紹介されていた」という理由のみで、良い銘柄だと決めつけて投資する行為です。
情報は参考になるのですが、その後に自分で調べる行為が必要になります。
客観性に欠ける偏った話も多いので真偽を確認しなくてはいけません。
これを実践しないと、株価が上下するたびに不安になってしまいます。
そして、自信が持てないと他人の情報を参考にする悪循環を繰り返します。
株式投資で難しいのは「買い」ではなくて「売り」です。
「買い」は誰かのマネはできても、「売り」は自分で判断する必要があります。
そして、買った理由が明確でなければ、売るタイミングが曖昧になります。
自分で『こういう状態になったら売却する』という点がハッキリしてない人は、受講する価値があると思います。
例えば【ゼロから学べる「米国株コース」】の中では、企業の財務三表の見方を学ぶことができます。
※5時間目~7時間目の講習
こういった事から、銘柄の良し悪しについて自分で判断する力を身に着けていきます。
公式【マネユニ ゼロから学べる「米国株コース」】を見てみる※無料体験講座はメール登録だけ(電話勧誘はありません)
タイプ② 成長株を下落時に買う事が多い
投資は「安く買って高く売る」を実践すれば儲かります。
ただし、買う理由が「先月よりも株価が2割下がったから」では失敗する可能性が高くなります。
もちろん、相場全体が下がっているような時であれば、優良株も引きずらて下落するのでチャンスとなることもあります。
ここでは、他の銘柄は順調に上昇している中で、下がっている特定の銘柄に投資するような行為です。
株価が下がるのは危険信号でもあるので、安易に買うのは危険です。
その中でも成長株のように割高感がある銘柄については厳重注意です。
株式はトレンドが長引くことが多いので、自分が底と予想して買ったら下落が止まらない事は多々あります。
株価は未来に対する評価とも言えるので、過去の株価に戻る(上昇する)という根拠は何もない点は憶えておく必要があります。
尚、成長株の投資で儲けている人の多くは、トレンドに乗る手法を採用しています。
「高く買って、更に高い株価で売る」という手法ですね。
この方法のメリットは、トレンドが反対になれば売却という明確なルールがあるので大きな失敗をする可能性が低い点です。
【ゼロから学べる「米国株コース」】では、チャート分析の基本を学ぶ講義もあるので売買タイミングのヒントになると思います。
※8時間目~10時間目の講習
タイプ③ スクリーニング機能を使いこなせていない
スクリーニングは証券会社の取扱い銘柄の中から指定した条件に一致するものを抽出する機能です。
これを使いこなせると、『業績が安定成長している高配当株』『売上・利益が毎年20%以上増えている成長株』などが自分で探せるようになります。
【ゼロから学べる「米国株コース」】では以下の3つについて解説しています。
※14時間目の講習
・王道銘柄の選び方
・成長銘柄の選び方
・高配当銘柄の選び方
スクリーニングは、株式投資歴が長い人でも利用していないケースが多い機能の一つです。
使ってみると簡単で便利なのですが、『難しそう・・』という先入観で避けてしまっている人が目立ちます。
講座では王道銘柄・成長銘柄・高配当銘柄の検索条件にいても具体例を説明しているので参考になると思います。
これを使いこなすと銘柄の選択肢が広がるので、積極的に利用した方が良いサービスです。
初心者はもちろんですが、基礎を学び直したい人にも注目です
★Photo by kaoru:「米国株コース」の教材です。
(講義に沿った内容なので復習にも便利)
マネックス証券の【ゼロから学べる「米国株コース」】は、投資の初心者を対象にしているので分かりやすさを重視しています。
ただし、株式の基礎を勉強していない人にとっては、テクニカル分析や財務三表などには難しく感じる人もいるかもしれません。
WEB口座は1年間は何度でも繰り替えし再生可能です。
もしも理解しずらい講義があった時は、その部分を騙されたと思って3回繰り返し見てください。(テキストを再読するのもOK)
私の経験だと、最初は意味が分からなかくても3回目くらいになると理解できるようになります。
これは、書籍などから知識を得るとも同じです。
講義内容は基本的なことが多いのですが、逆にいえば株式投資では最低でも知っておきたい内容という事になります。
基本を学ばないで投資をしていた人にとってはメリットが大きいと思います。
もっとも、有料講座ですので受講料が掛かります。
既に知識が多い人には費用に見合った情報が得られない可能性がある点は注意が必要です。
講義については、個別株に対しての内容が中心になります。
(ETFについては情報は多くありません)
講義がプラスになるかは個人差があるので、先ずは無料体験講座でザックリとした内容や雰囲気を感じとってから判断するのがいいと思います。
公式【マネユニ ゼロから学べる「米国株コース」】を見てみる※無料体験講座はメール登録だけ(電話勧誘はありません)
今回は 『マネックス証券【ゼロから学べる「米国株コース」】を受講した本音の口コミ』 について書きました。
記事の中で参考になる点があれば参考にしてみてください。
【補足】 米国株の銘柄スカウターにも注目です。
今回の講座はマネックス証券の口座は無くても受講できます。
ただし講義では同証券の取引き画面なども頻繁にでてくるので、口座がある方が理解が深まると思います。
途中で説明したスクリーニング機能の講義もマネックス証券の画面をもとに説明していました。
また、個人的な話ですがスクリーニングで抽出した銘柄について情報を深く調べるときに、マネックス証券の【銘柄スカウター】がとても役立っています。
これは私が米国株の銘柄研究をする上では、必要不可欠な存在。
無料ツールの中では最高レベルの機能だと思います。
マネックス証券の口座を持ってる人は積極的に活用してみてください。
公式 マネックス証券(米国株)の公式ページを見てみる