今年の米国市場は年初と比較すると大きく上昇しています。
例年と比較しても好調なパフォーマンスなのですが、何故かスッキリしない印象ですね。
株価が小刻みなジグザグを繰り返しているのと、ストンと株価が下がることが多いのが理由だと思います。
米国市場全体で見ると3月に8%程度の下落があり、直近9~10月も同程度の下げとなりました。
この理由はインフレや金利に対する思惑が交錯している点です。
「インフレが今後も高止まりするかも・・」「利上げは、まだ続くかも・・」
こういった心理が相場を押し下げています。
直近1年くらいの相場下落の理由を考えると、金利に対する反応がほとんどです。
株価変動の要因が心理面なので、これを読む切るのは難しいですね。
短期的に細かく追っかける方法もありますが、かなり疲弊しそう・・。
そもそも私の場合は長期投資なので、足元の投資家心理よりも実態経済と今後の見通しの方が重要です。
今回は、相場全体の方向感を考えていきたいと思います。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
長期見通し(投資方針)は何も変わっていません。
直近1年の米国株は、利上げ停止(利下げ転換)を先取りする形で上昇してきました。
今後も金利動向のニュースに反応することが続くと予想されます。
本来は企業決算が大切なのですが、今年の相場では金利動向の方が重視されている状況です。
金融引締めが実施されており、長期金利もしばらく高止まりですので直近の経済は減速の見通しです。
ただし、引締めが永久に続くことは考えづらいので、その後は回復が期待できます。
私の米国株式の長期見通しはプラス方向で変わってません。
米国債の金利は、しばらく高止まりが続きそうです。
ただし、利下げへの思惑が広がってくれば金利は低下していくと予想されます。
(債券価格は上昇)
一方で日本は将来的にマイナス金利の解除が視野にあるので、中長期の為替についてはドル安円高への警戒が必要です。
J-REITについては足元の投資口価額は軟調ですが、それぞれの業績については安定しています。
物件が集中する東京都への転入超過も続いており(賃料上昇の要因)、以前よりも安心感は増していると考えています。
金(ゴールド)については、通貨の代替資産・景気低迷時のリスクヘッジとしての役割が強いので価格変動を気にせずに投資する方針です。
資産価格は上下しているのですが、長期の投資方針は維持。
見直しを迫られような変化はありません。
直近1年で変化があったのは、インフレの続く期間(予想よりも長い)や利下げの時期(来年後半の後ズレ)くらいです。
いずれも短期的に影響がある話ですね。
インフレが鎮静化へと向かっている点や将来的に利下げが行われる予定は変わっていません。
長期見通しに変化なし!従来通りのコツコツ投資を続けるだけ
米国市場は10%くらいストンと下がることが度々あるのですが、その多くは投資家心理面による動きです。
株価は将来を先取りするので、途中でその修正がどうしても入ります。
実態よりも行き過ぎることも少なくありません。
急落などがあった時に状況確認してみると、長期見通しを変更するような要素は何も見つからないことがほとんどです。
相場が小さなニュースに過剰反応するのはいつもの事!
重要なのは長期の見通しです。
しばらくは目先の不透明感で株式市場が低迷することも考えられます。
ただし、私が考える長期的な見通しはプラスばかり。
軟調な展開があっても、1年などの長期的なマイナスは考えていません。
ある程度の時間経過で再び上昇軌道を描くと予想しています。
投資で悩んでいる人の多くは“短期間で結果を求めすぎいる”ことが多いです。
ジックリと腰を据えて向き合えば、今の相場はそれほど難しくありません。
短期的に収益を得ようとすると難しいのですが、長期ならば時間経過で自然と良い結果に繋がると想像しています。
今回は「米国市場は乱高下が続く!ただし、今後の見通しに大きな変化なし」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
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