私は総資産の7割くらいを投資に充てているので、年間リターンが数百万~1千万円程度になる年もあります。
もっとも、投資センスは全く無いのでリターンが市場平均を下回るのは普通の事。単純に、投資額が大きいので利益額も大きくなっている話です。
ある意味では、私の唯一の取り柄は資産全体に対して投資比率を大きくできる事かもしれません。
ただし、以前から大きな金額を投資できたわけではありません。
損切りルールを徹底するようになってから気楽に投資ができるようになりました。
そして私にとって損切が絶対ルールとなったキッカケは、自らが犯した悲惨な経験からです。
今回は個別株が急落して含み損になった時の対処について、経験談を踏まえながら書いていきます。
この記事の目次
保有する金融株が大暴落!その時に私が行ったのは・・・
2008年9月のリーマンブラザーズ破綻で私が保有していた銀行株が軒並み下落。そして数ヶ月後には株価が半分以下になってしまいました。
私がこの間に行っていた事と言うと・・・
毎朝、お祈りです(笑)
ひたすら、「今日は上がってよ・・」「お願いします・・」という感じです。どこかで自分の投資ミスを認めたくない心理があったのだと思います。
そして、お祈りの効果も無く、ズルズル株価は下がり続け最終的に半分以下になりました。
この時になって初めて気が付きました。
下がった株価は50%・・でも、元に戻すには株価が2倍にならなくてはいけない・・
損切りの引き伸ばしは、苦しみが長引くだけ
これは株式投資で非常に重要なので、シッカリ憶えておくと良いと思います。
例えば100円の株が20%下落すれば80円です。
では80円の株が20%上昇したら・・答えは96円。
100円にするには25%の上昇が必要です。
年間で25%も上昇する銘柄というのは滅多にありません。
株価下落を放置した場合は、取り戻すのには相当な時間が必要になります。
投資では「見切り千両」という言葉があります。これは決してアバウトな話ではなく計算として正しい事実なのです。
『予想がハズレた時は未練を持ってはいけない!少しくらいの損なら売ってしまえ。』
損失は悔しいが、“大損が避けられるのなら千金の価値がある”という意味。
つまり、株式投資では下がった時に私のようにお祈りトレードをしたら絶対にダメ。
確かに待っていれば、元に戻る可能性もあります。
しかし、落ち目の銘柄と優良な勢いがある銘柄では、「どちらが早く損失を取り返せるか?」を冷静に判断して欲しいと思います。
【失敗した銘柄には見切りをつけて、優良銘柄で取り返す】
私は大幅下落を経験するまで、この当たり前ができませんでした。
今となっては、損切りがあるからこそ年間リターンがプラスになっていると思っています。
ちなみに、個別株で資産を何倍にした人達と話をすると、勝率は50%未満というパターンが多いです。
好成績の理由は銘柄選定が上手だと思っていたのですが、実際にはそんなことはありません。
凄い投資家というのは、自分の予想がハズレた時に潔くそれを認めて損切りできる人です。
私の損切り設定は株価の▲8%です
なかなか損切りができない理由として“感情”があります。
損失を確定するのは【自分の失敗を認める事】ですから気持ちが良い物ではありませんね。
これは私も同じで、分かっていても損切りができません。
そこで、現在は逆指値(一定水準まで下がったら自動売却)を設定するようにしています。
これは、ネット証券であればほとんど利用できるので積極的に活用してください。
ちなみに、私は購入した株価に対して 日興証券の『キンカブ』がお気に入り しています。
これくらいの損失であれば、10%の上昇で取り返せるので優良株に乗り換えれば難しくありません。
私はこの設定を徹底するようにしてから投資成績が飛躍的に向上しました。
また、銘柄選定を失敗しても早く対処すれば取り返せることが分かったので、投資への怖さが無くなった点も大きいですね。
日本株の逆指値については、ほとんどの会社で対応可能です。
ただし、米国株の場合はマネックス証券など一部の会社でしか設定できません。
⇒ 米国株取引 ネット証券を徹底比較
今回は【投資成功の裏に損切りの事実!「見切り千両」の格言は正しかった】について書きました。
投資成績がなかなか向上しない人は、ヒントにしてみてください。
私のお気に入り!「理想の売却ポイント」が分かるサービス
投資の世界にも人工知能(AI)の活用が期待されていますが、SMBC日興証券は業界でもトップ水準の実力があります。
特に注目されているのがAIの予想と損小利大の戦略を組合わせた「AI株価見守りサービス」です。
国内でトップランクのAI技術を持つHEROZ株式会社と共同開発された期待の投資サポート機能です。
『高度な情報分析により株価の動向を予測し、適切な売買タイミングと判断された時にメールで知らせてくれるサービス』
普段は忙しくて株価チェックができない人や、株の売却タイミングが掴めない人は大注目。
SMBC日興証券のダイレクト口座(ネット取引)があれば無料で利用できます。
さらに、他証券で保有している銘柄に関しても銘柄を登録することが可能。
口座を持っている人は積極的に活用してみてください。
SMBC日興証券はネット証券に無いサービスが多いのですが、本来の実力が世間に伝わってない印象があります。
関連 SMBC日興証券の大逆襲!ネット証券を圧倒する5つの魅力とは?
AI関連サービスや情報面についても、他社よりも一歩先を行っている印象。
IPOや株主優待でもトップランクの実力ですので、興味がある人は公式ページを確認してみてください。