「Tポイントを使って株が買えちゃう!」
既存の証券には無い新しいサービスを開始したのが、SBIネオモバイル証券。
ネット証券の最大手の『SBI証券』とTポイントを運営する『CCCマーケティング』の強力タッグによって生まれた証券会社です。
Tポイントで投資ができる点に注目されていますが、この2社が組んでそれだけで終わるわけがありませんね?
他にも【1株から買える(数百円~)】など嬉しいサービスがあります。
また、2019年11月30日よりIPOへの参入も決定しました。
今回は、SBIネオモバイル証券(通称:ネオモバ)の特徴と活用方法について紹介します。
この記事の目次
ネオモバで「知っておくべき3つのメリット」と注意点
SBIネオモバイル証券(ネオモバ)は、既存の投資家というよりも若年層・投資初心者を意識したスマホ専用の証券会社です。
サービスにおいても『気軽に投資にチャレンジできる』ように考えられたものが多いのが特徴です。
具体的に3つのメリットについて説明していきます。
メリット① 日本初!Tポイントで株が買える
投資をする上で気になるのは、やはり『損をしたらどうしよう・・』という事だと思います。
SBIネオモバイル証券(ネオモバ)ならば、Tポイントを1ポイント=1円相当として株式の購入が可能。
Tポイントを使って株式投資ができるというのは嬉しいですね。
※買付画面で「すべて使う」または「一部使う」を選択
Tポイントをたくさん持っている人であれば、自分の財布を痛める心配がないので気楽に株式取引に挑戦できそうです!
日々の買い物やファミレスなどの支払いでポイントが貯まっている人は、積極的に検討したい証券会社だと思います。
ちなみに、私はアンケートの副業で貯めたポイントをTポイントに交換しているので興味深々です(以下の画像は保有中のTポイント)。
アンケート副業(約6年)で通算60万ポイント以上を貯めたので、それを投資にまわすことを検討しています。
メリット② Tポイントが毎月200ptもらえる!
ネオモバのサービスを利用している間は、期間固定のTポイントが毎月200ポイント貰えます。
このポイントは株式に利用できるので、事実上このポイント分だけチョット安く購入できますね。
さて、この時に気になるのが手数料ですが、ネオモバでは1回の取引ごとに支払う方式ではなく月間の売買代金の合計で金額が決定する方式です。
★ネオモバの取引手数料
月間の株式売買代金の合計 | サービス利用料(月額・税込) |
0円~50万円 | 220円 |
300万円 | 1,100円 |
500万円 | 3,300円 |
1,000万円 | 5,500円 |
以下、100万円ごとに1,100円が加算。 |
勘の良い人は気が付いたと思いますが、月額売買代金が50万円以下ならば利用料は220円(税込)です。
そして、サービスを利用している間は毎月の期間固定Tポイントが200ptが貰えます。
もっとも、毎月貰える200ポイントは株式の購入金には充てられますが、利用料に使う事はできません。
トータルで計算すると利用料が事実上無料になる計算です。
※税金分は含んでいません
また、細かい話ですがサービス利用料に対して1%分のTポイントが毎月付与されます。
上の利用料金の表を見ると50万円以下の売買である200円なら2ポイントですね(翌月の最終営業日に付与)
上記の場合であれば・・
期間固定のTポイント200pt+Tポイント2p=202pt
利用している間はズーっと貰えるのは嬉しいですね!
【必読】取引しない時は一時休止にしておくこと
毎月付与される期間固定の200ptは、利用料に直接補填することはできません。
つまり、1円も取引が無い場合でも最低利用料の200円が発生してしまうという事です。
この対策としては「一時停止手続き」を行うことです。
これで、無駄な利用料は発生しなくなります。
この一時停止は取引を実施すれば自動的に解除されるので気楽に行ってOK!
ちなみに、停止期間中は期間固定Tポイントの200ptは貰えません。
この件については『もしかして裏ワザ?』と思って確認!
結果は・・“凄~く恥ずかしい”状態になりました←当然ですね(笑)
メリット③ 超~少額投資が可能!1株単位で買える
通常の株式取引は原則として100株単位。
これは、投資の初心者にとっては大きなハードルです。
しかし、ネオモバならば1株から取引ができるので数百円からチャレンジできます。
例えば、【すかいらーくHD(3197)】の株価は1966円ですので、これを通常取引と最低金額を比較してみましょう。
※2019年9月30日終値
通常の証券(100株) | ネオモバ(1株) |
19万6600円 | 1,966円 |
当たり前の話ですが、1株から購入できるので元手資金はお小遣い程度からOKです。
投資経験が浅くて欲しい株の購入タイミングが分からない人は、ネオモバで少額で細かく買っていく方が良いと思います。
参考:優待の銘柄を買う時も面白い?
ネオモバの1株単位で購入できる点は、株主優待の銘柄を購入するときも面白いと考えています。
今まで優待はクロス取引を中心に行っていますが、上記で記載した【すかいらーくHD(8411)】は人気が高くて入手が困難になってきました。
通常保有に切り替える事を検討中です。
※すかいらーくHDは、100株でグループで利用できる優待カード(食事支払い)が貰えます。
保有株数 | 内容 | 年間合計 |
100株以上 | 6月末:3,000円 12月末:3,000円 | 6,000円 |
株主優待は企業がそれを継続している限りはずっと貰えるので、長期でホールドも有力な選択肢です。
こんな時に、ネオモバで小分けにして購入するのは“あり”だと考えています。
例えば【すかいらーくHD(3197)】ならば株価が上昇しやすい権利月(6月と12月)を除いて10株づつ毎月購入するみたいな感じです。
優待が貰える100株になるまでには1年かかりますが、一括購入よりも価格変動に神経質にならないでよいメリットがあります。
また、ネオモバの利用料金体系は少額取引に有利(実質、利用料が無料)なので、こまかい買い付けに相性がいいと考えています。
もっとも、これは私が考えているだけなので余談程度に聞き流してください。
メリット④ IPOが1株から申し込める「ひとかぶ IPO」
2019年11月30日よりIPO(新規上場株式)銘柄を取り扱う新サービス「ひとかぶ IPO」をスタートしました。
申込は単位は1株単位で、 1株~99株までの間で自由に設定 できます。
資金が少ない人にとっては1株からというのは嬉しいですね。
申込は公募価格が決定してからスタートになります。
購入株数を入力するだけなので、簡単ですね。
尚、抽選は【完全平等枠】と【優遇抽選枠】の2種類の枠があります。
完全平等枠は公平抽選なので誰でも当選できる可能性があります。
優遇抽選枠は20代・30代の方が当選しやすくなる「若年優遇」といったユニークなものと取引状況で当選確率が高まる「取引継続優遇」があります。
新しい証券で口座数が少ないので、早い時期は他証券よりも競争率という点ではメリットがあると思います。
取扱いは「国内株式」と「ロボアド」の2種類に限定
最後にネオモバの取扱い商品ですが、国内株式とロボアドバイザーのWealthNaviだけに限定されています。
若年層と初心者のスマホ取引を意識していることもあり、ラインナップはシンプルになっていますね。
IPO投資のルールをみても若年層に対して有利な抽選方式を採用しています。
Tポイントを貯めている人や若い人にはメリットが大きい証券会社といって良いでしょう。
今回は「SBIネオモバイル証券は投資でTポイントが使える!IPOは1株から申込OK」について記事を書きました。
Tポイントで株式を購入できる点は、お財布が痛まない点は高評価!
また、株式投資が少額可能、利用料も低く抑えられる点は魅力ですね。