個別銘柄への投資をする上で言い聞かせている事があります。それは・・
“自分にとって有利な情報だけを追っかけない事”
私は米国株の個別銘柄では、IBMに注目して投資チャンスを覗っていました。
2月前半までは買い指値を入れていた状態。
しかし、ウォーレンバフェットが率いるバークシャー・ハサウェイがIBM株の9割を売却していた事が判明。
これを踏まえた上で検討した結論としては、「今後はIBMを投資対象としない」という結論に至りました。
バフェットに対する勘違い?
ウォーレン・バフェットに対しては「長期投資で大成功した人」といったイメージを持っている人が多い気がします。
これは人物像としては正解なのですが、投資をする上ではとても小さな話。
バフェットが凄いのは、カテゴリーやエリアの分散を無視した集中投資!僅か10数名柄で資産の大半を占める超アクティブスタイルで結果を出したことです。
そして、最後に長期保有という点が加わるというイメージ。この順番で考えればバフェットの行動に世界中の投資家が注目する理由がわかると思います。
これを反対に考えてしまうと(長期投資が最大の特徴だと思ってしまう)、バフェットの行動を軽く感じてしまうので注意してください。
繰り返しますが、バフェットに対して「世界最高の長期投資家」というのは人物像を指す事です。
運用で参考にする時は「史上最強のアクティブトレーダー」という点は忘れない方が良いと思います。
勿論、バフェットだって間違う事はあります。ただし、私が同様の行動をとった時は良い結果になった事が多かったです。
IBMは鉄壁の財務体質。しかし・・
バフェットがIBMを売却したからといって、この会社が悪いというわけではありません。財務状況などを見れば、優良企業の代表格。
また、顧客を多く抱えていることから、市場での優位性も高い企業。
しかし、バフェットの売却のニュースで改めて考えなおしてみました。
バフェットが保有する銘柄は、コカ・コーラやマクドナル、アップルといった業界で1位や2位の企業が中心です。もっと言えば10年後、20年後も1位、2位の企業というイメージ。
この視点で見た時に、IBMに対して自信が持てなかったのが本音。
ハイテク分野は下剋上といった事が起きる可能性が高い分野です。IBMも頑張っていますが、行動を起こすのがワンテンポ遅い点が気になります。
今回のバフェットの売却で私が考えたのは以下のような事。
株価の上昇で考えるならば、他にもっと良い銘柄があるのでは?
配当が目的ならばIBM以外にも選択肢があるのでは?
この結果が、IBMを外す決断につながりました。
誤解して欲しくない点は、IBMはダメ企業では無いという事。
財務強固で市場シェアをとっているのですから、ピカピカの優良企業になります。
10年後や20年後を考えた時に、IBMがIT分野のトップに君臨しているイメージが持てなかったというだけの話です。
私は基本的に個別目柄を購入する時は、最低でも100万円以上。私にとって100万円は大金ですので、多少でも不安があると購入できません。
金額を大きくしているのは、「100万円を出せない銘柄ならば買わない」という自分自身への戒めでもあります。
残念ながらIBMに関しては、良い企業ですが100万円は出せないという判断になりました。
ただし、テクノロジー関連には将来性を感じているのでETFの買付はどんどん行う予定です。(構成銘柄にはIBMも含まれています)
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(約200万円分を購入、今後も追加予定)
バフェットの銘柄に注目せよ!
個人的な考えですが、米国株の経験が浅い人はアナリストや雑誌などで推奨している銘柄よりもバフェットの銘柄を研究した方が良いと思います。
一般的な推奨銘柄と言うのは、短期的な視点で選定されている傾向があるので、初心者にはチョット難しい面があります。
短期の推奨銘柄に関しては、買う時は良いのですが売却タイミングが難しいので大きく失敗するリスクがあります。
それに対してバフエットが好む銘柄といのは基本的に長期銘柄のみですから、売買タイミングに対して神経質にならなくても良いメリットがあります。
以下にバフェット(バークシャー・ハザウェイ)の保有銘柄をリンクしておきますので、興味がある人は覗いてみてください。
※新たにジェネリック薬品大手のテバ・ファーマスーティカル・インダストリーズ(TEVA)が加わりました。
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