米国株は苦戦が続いてますが、「ダウの犬」戦略は好スタートです

年初からの米国株は、スッキリしない展開。

投資家がアメリカの金融政策への行方に対して神経質になっています。
さらに、ウクライナ情勢の地政学リスクも加わって混乱状態です。

今年中に予想されているのは、テーパリング終了利上げバランシートの縮小
株式投資に逆風の出来事が連続で実施される予定です。

これらはPERが高い成長株にとっては大きなブレーキ材料となります。

その象徴とも言えるのが、メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)の株価が1日で約20%の下落した出来事ですね。

ただし、決算ミスですから納得できる話でもあります。

個人的に気になったのはマイクロソフトアマゾンです。

この2社は素晴らし決算で、発表直後には株価は高騰しました。
昨年までなら過去最高値を追う展開です。

しかし、株価は最高値から考えれば15%弱も下回っています
※数値は2022年2月10日で計測

ここ数年のグロース株優位だった相場が大きく変化してきています。
銘柄選択は今までとは違った視点が必要だと思います。

さて、成長株と比較されるバリュー株ですが、その代表手法のひとつに【ダウの犬】戦略があります。

開始から1ヶ月の状況を確認すると、米国株の主要インデックスを上回っている状況。

今回は「ダウの犬」投資法の開始1ヶ月の状況について書いていきます。

米国株の現状は低迷、しかしインデックスの成績に差があります

米国市場は年明けから不調の印象が強いのですが、これは話題性の高い成長株を中心に発信している影響もあります。

米国株の主要インデックスの年初来リターンは以下の通りです。
※2022年2月4日を基準に計測

●NYダウ工業株30種:-3.4%
●S&P500種:-5.6%
●ナスダック100指数:-10.0%

こうして見ると、成長株の割合が低くなるにしたがってマイナス幅が小さいことが分かります。

バリュー株・景気敏感株が多いNYダウについては-3%ですので、大騒ぎするような数値ではありませんね。

さて、次にNYダウの負け組である【ダウの犬10銘柄】の状況を見ていきます。

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【ダウの犬】は年初来で6割の銘柄がプラスとなっています。

ダウの犬戦略は、非常にシンプルな手法。
年末にNYダウ銘柄の中から、配当利回りが高い10銘柄を選択するだけです。

理屈としては、「配当利回りが高いということは割安で放置されている可能性が高い!リバウンドが期待できそうだ」という単純なものです。

さて、その結果はどうでしょう。
年初から2022年2月4日までの1ヶ月の状況が以下になります。

ダウの犬10銘柄 年初来リターン(2022年2月4日現在)
※配当利回りは2021年12月末の数値

2022年版・ダウの犬 配当利回り 年初来
ダウ(DOW) 4.94% 6.84%
ベライゾン(VZ) 4.93% 2.60%
アイビーエム(IBM) 4.91% 2.61%
シェブロン(CVX) 4.57% 15.79%
ウォルグリーン(WBA)  3.66% -6.83%
メルク(MRK) 3.60% 2.51%
アムジェン(AMGN) 3.45% -1.27%
スリーエム(MMM) 3.33% -9.51%
コカ・コーラ(KO) 2.84% 2.96%
インテル(INTC) 2.70% -6.78%
平均 0.89%

開始1ヶ月ですので参考にすぎませんが、全体としてはプラス。
スタートは好調ですね。

10銘柄のうち6銘柄が年初からプラスとなっています。

全体としてみると約0.9%のプラスですから、NYダウ全体よりも4%以上のプラス。
S&P500との比較なら6%以上、ナスダック100となる約11%も上回っています。

相場の主役がグロースからバリュー優位に変化してきているので、年末の結果が楽しみですね。

尚、kaoru流の「ダウの犬」アレンジとして【CVXWBAJNJTRVへ変更】の紹介を以前にしています。

アレンジバージョンの途中経過は以下の通りです。

2022年版・ダウの犬 配当利回り 年初来
ダウ(DOW) 4.94% 6.84%
ベライゾン(VZ) 4.93% 2.60%
アイビーエム(IBM) 4.91% 2.61%
ジョンソン&ジョンソン(JNJ) 2.48% 0.33%
トラベラーズ(TRV) 2.25% 9.89%
メルク(MRK) 3.60% 2.51%
アムジェン(AMGN) 3.45% -1.27%
スリーエム(MMM) 3.33% -9.51%
コカ・コーラ(KO) 2.84% 2.96%
インテル(INTC) 2.70% -6.78%
平均 1.02%

本家の「ダウの犬」よりも少しだけ良好です。

足元はアレンジ版が好調ですが、原油関連(CVX)が対象から外れています。
原油高が続く予想もあるので、どっちが正解という話ではありません。

現段階では、グロース株からバリュー株が有利な市場に変化してきている点が理解できれば充分だと思います。

また、ダウの犬は1年を通して判断するものなので、1ヶ月だけを見て成功ということではありません。

定期的に途中経過を確認することで市場変化も探れるので、四半期ペースくらいで紹介していこと思います。

しばらくは成長株にとっては厳しい展開が続くと予想されます。

グロース株中心の人は、一部を「ダウの犬」のようなバリュー株に変更するのも選択肢だと思います。

今回は【米国株は苦戦が続いてますが、「ダウの犬」戦略は好スタートです】について書きました。

記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。

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