配当利回りに騙されるな!“米国の優良株は儲かる”というのは嘘?

米国株の人気が高い理由の一つに、高い配当利回りがあります。

安定して高い利益を獲得している企業が多い事に加えて、株主還元が日本よりも積極的ですので高配当銘柄を探すのに苦労はありません。

財務体質が強固で配当利回りが高い銘柄を選択するのは、長期の資産運用でも定番的な方法となっています。

ただし、全ての銘柄でも当て嵌まるかといえば、全くそんなことはありません。優良企業で高配当でも株価低迷で全く儲からないケースもあるのです。

今回は私自身の失敗談から、魅力的な高配当株の見つけ方について書いていきたいと思います。


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高い利回りに釣られて買うのは愚行?

『優良企業〇〇の配当利回りが4%に上昇しているからチャンス!』

このように利回りに目を奪われて購入を踏み切る人っていますよね?
実は、以前の私です(笑)

振り返って考えると確かに成功しているケースもあるのですが、半分くらいはイマイチ(期待外れ?)な結果となっています。

この理由は「優良企業」という看板に安心して、“配当利回り”だけで購入したからです。

文字にしても分かりずらいので、直近5年で明暗をわけた人気2銘柄の実例で説明したいと思います(2018年8月20日を基準)。

高配当4%より2.5%の企業が魅力的?

米国株で古くから優良企業として投資家から愛されている銘柄があります。

有名なところでは、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)エクソンモービル(XOM)があります。

この2銘柄について直近1年の配当実績と株価から算出した配当利回りは以下の通りです(株価:2018年8月20日を基準)

銘柄(ティッカー) 1株配当 配当利回り
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ) 約3.4ドル 約2.5%
エクソン・モービル(XOM) 約3.1ドル 約4%

これだけ見ると、エクソンモービルの4%が魅力的に感じますね。

反対にジョンソン・エンド・ジョンソンは連続増配で50年以上ですが“2.5%”でインパクトには欠ける利回りです。

以前の私なら100%の確率で高配当のエクソン・モービル(XOM)ですが、今なら間違いなくジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)を選択します。

その理由は、次に説明する株価の推移をみれば簡単です。

本当の高配当株はジョンソン・エンド・ジョンソンだった!

以下はエクソン・モービル(XOM)とジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の過去5年間の株価推移。

5年前の株価を0として2銘柄を比較してみました。
期間:2013年8月23日~2018年8月20日

一目瞭然ですね。エクソンモービルは5年前よりも株価が下がっています。

それに対して、ジョンソン・エンド・ジョンソンは右肩上がりです。連続増配なのに利回りが低く感じるのは株価が継続上昇しているからです。

分かりやすく説明する為に、5年前の株価を基準にして直近1年の配当実績で利回りを計算してみましょう。

銘柄(ティッカー) 5年前の株価 配当利回り
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ) 約88ドル 約3.9%
エクソン・モービル(XOM) 約87ドル 約3.5%

配当利回りの優劣が逆転しましたね。

しかも、ジョンソン・エンド・ジョンソンの株価は1.5倍ですから大成功といって良いでしょう。

それに対して、エクソンモービルは5年前より株価が10%程度も下がっています。
これでは配当を含んでもリターンは小さいので、お世辞にも成功とは言えません。

高配当株の売買で頭に叩き込むべきこと!

高配当株を探す時には、現在の配当利回りに目が行きがちです。
結論をいえば、これだけで判断するのは完全な博打状態!

目安であるNYダウやS&P500と同じ方向に動いているかは、最低限チェックすべき点となります。

S&P500が上昇しているのに株価が下を向き続けているならば、その企業は何らかの問題を抱えている可能性が高いです。

絶対にやってはいけないのは、「これだけ下がったのだから、そろそろ底だろうなぁ~」という勘だけに頼る投資。

この方法で儲かる事もありますが、それは偶然です!味を占めて継続すれば高い確率で失敗します。

高配当株を安全に仕込む王道手法は、市場全体が下がっている時です(その銘柄だけが下がっている時の購入は博打?)

あとは、都合の良い解釈をしない事も重要です。

例えば、エクソン・モービルの良い材料を見つけようと思えば、何十年も前からのチャートを引っ張り出せば可能だと思います。

★過去データだけで、決めつけない事!
原油関連はシェールオイルといつ歴史的な大革命が起きた分野。過去のデータだけで投資を判断するのは危険かもしれません?

自分が保有する銘柄については、甘い材料を見つけて安心したくなるのは当然の話(私も同じです)。

ただし、資産運用として増やすことが目的ならば、自分自身が誰よりも厳しい目でチェックする必要があります。

勝率を上げる近道は、逆指値を利用する事!


今回は「配当利回りに騙されるな!“米国の優良銘柄は儲かる”という嘘?」について書きました。投資のヒントになる点があれば参考にしてください。

ちなみに、私は保有銘柄については厳しい目を向けているつもりですが・・・、やはり自己愛が強く否定する気持ちが弱くなってしまいます。

この甘さから大きな損失に繋がった経験があるので、現在は全ての銘柄に損切り設定(逆指値)を実施するようにしてます。

逆指値を徹底すれば、オーバーな表現をすると『損失限定・利益無限大』です。

私の資産が飛躍的に上昇するキッカケが逆指値ですので、多くの人に積極的に活用して欲しいと思います。

ただし、現状は米国株で逆指値が可能なのはマネックス証券ぐらいしかありません。

米国株は中長期投資ですので、手数料よりも『情報と取引条件』の方が遥かにリターンに対する影響が大きくなります。

証券会社は手数料よりも機能を重視して決める方が良い結果が期待できます。

米国株取引 ネット証券を徹底比較(マネックス証券、SBI証券、楽天証券)

私のオススメはマネックス証券

私は米国株・海外ETFの取引で、マネックス証券を利用しています。
理由は、大きなリターンを得る為の条件が揃っていたからです。

【詳細】 米国株取引 マネックス証券のメリット・デメリットを解説

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