私の資産運用は国際分散投資の積立がメインです。
「増やす」という目的で行っています。
そして、「守り」という視点で注力しているのがインカムゲインに着目した投資。
債券の利子、株式・Jリートの配当金(分配金)ですね。
資産運用の目標金額に到達したこともあり、近年は「守り」の投資比率を高めるようにしています。
ここ1年は債券とJ-REITだけで6千万円以上の買付を実施しました。
現在、配当・利子の年間収入は300万円弱です。
贅沢しなければ、この収入だけでも生活できそうですね。
日々の生活や将来への不安は、ほぼ無くなりました。
一方で「増やす投資」への比率は低下したので、今後は年間収益が目減りしていく可能性があります。
それでも、私は現在の状況にとても満足しています。
今回はインカムゲイン(配当金等)を増やして良かったことについて書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
配当等は長期投資が大前提!株価変動に対する興味が急低下
私は積立投資をメインにして資産形成を行ってきました。
長期視点の運用ですので、短期的なマーケットの動きを気にしても意味がありません。
それでも、市場の大きな変動(下落)に対して無関心になるのは難しいですね。
資産が目減りした時に「全く気にならない」と言ったら嘘になります。
ただし、インカムゲインに着目した投資比率が高まるにつれて、市場変動に対する私の心理も変わってきました。
投資への関心度が下がったというよりも、自分の資産に対する興味が失われたという方が正確な気がします。
資産状況の確認は、本当にしなくなりましたね。
最近は、口座にログインすることが億劫になってます。
この原因は、インカムゲインに着目した投資を増やした事が大きいです。
配当等は、金融商品を保有することで得られる利益。
持ち続けることが絶対要素なので、売却したら利益が得られません。
また、配当等の利回りは3%~4%程度なので1年だと利益は微々たるもの。
ある程度のリターンを目指すには、10年・20年の運用が不可欠です。
10年間はどうにもできないのですから、目先の株価を追ってもしょうがないですね。
さらに、投資に対して負ける気がしなくなったという点も大きいと思います。
この点は次の項目で説明します。
配当・利子は予想できるのが強み!市場の動きは関係ない
私が「増やす」目的で積立投資を実施しています。
ただし、暴落が発生すれば例外なく資産は大きく毀損します。
長期のドルコスト平均法だからといって、成功する保障はありません。
損失で終了する可能性はあるということ・・。
それに対してインカムゲインは将来の収益予想が立てやすいのがメリットです。
例えば私の1年間の配当収入は約300万円ですので、単純に考えると10年で約3,000万円、20年で6,000万円になります。
つまり、途中で500万円~600万円くらいの目減りがあっても時間経過で取り返せるということ。
投資は長く続けると勝てる可能性が高いのですが、口で言うほど簡単ではありません。
堅い投資と言われる積立投資でも途中で挫折する人が多いです。
投資が不確実で将来の保証が無いという点では、中止の判断も間違ってはいません。
私もFPという立場がブレーキとなり長く続いていますが、継続過程で止めたい心理になったことは何度もありました。
一方でインカムゲインは、リターンは小さくても来年・再来年と続いていきます。
「長く続けるほど負けなくなる」とも言えますね。
もちろん、配当戦略でも途中売却の選択はあります。
ただし、仮に私が配当株等を全売却したとすると・・
10年間で3000万円を得られる権利を放棄することになります。
そんな勿体ないことはしたくありません。
今の私にとって継続保有は絶対条件!
その結果、市場動向への関心は急速に失われました。
配当収入の増加は、積立投資にも好影響を与えています。
投資については効率性重視で「配当無しが良い」といった情報が多いのですが、それは誰にでも当てはまるわけではありません。
私の場合は確実性が高かかったり、将来の収益が読める投資でないと大きな買付ができません。
「収益予想が立てやすいから大きく投資できる」
「配当があるから売却せずに長期保有できる」
投資の成功条件はその人によって様々です。
インカムゲインに着目した投資を増やした結果、将来に向かって一定額の収益が確保できました。
このことは積立投資に対しても、心理面でプラスの影響が出ています。
配当等で毎年のプラス金額が予想できる状態になったことで、他の投資への不安は大幅に減少!
総資産がマイナスになるイメージが小さくなったので、積立投資の対象商品も変更する予定です。
積立投資については株式ファンド(株式100%)を選択して増やすことに注力しようと思います。
利子・配当金の収入が増えたことで、株価変動への関心が急低下しました。
積立投資にも好影響が出ており、いいことずくめです。
やはり私の心配性な性格だと、資産が増えるだけでは将来への不安を払拭することができません。
安心を獲得するには、定期収益も必要という事ですね。
自分の性格も考えた上で、積立投資(増やす投資)と配当金等(定期収益)のバランスを考えていきたいと思います。
今回は「年間配当が約300万円に到達!株価を気にする日常から完全脱却」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
債券投資は、SMBC日興証券のネット口座がおすすめ!
債券は買付時に満期日と金利が決定しているのが魅力!
安定運用を目指す上では、欠かすことができない金融商品ですね。
債券の場合は大手証券(野村証券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券 など)が強いのが特徴。
ネット専業証券だと取り扱わない債券が多いので、大手証券の口座は開設しておく方が良いでしょう。
私の債券投資は、SMBC日興証券をメインにしています。
(1年間で 現物社債を4000万円買付 )
ちなみに、大手証券だと債券注文は電話・店頭受付けが主流です。
例外的にSMBC日興証券はオンライン口座から注文可能。
オンライン口座(ダイレクトコース)であれば、営業の電話などもなくネット証券と変わりませんので煩わしさはありません。
この証券会社は大手の中でネット取引に力を注いでいる珍しい存在ですので、債券取引をする人は注目です。
SMBC日興証券はWEB口座に力を入れており米国債や社債がネットから購入できます。
IPOの取扱いが国内トップ水準ですので、口座を持っておくと得する事が多いです。