今年も残りあと少しとなりました。
ここ数か月は、時間が早回しになっている?
─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ
先日まで、ハロウィンの話題だったような気がしたのですが・・
さて、株式市場については1年を通してみると好調!
私の保有資産も、予想以上に増えていました。
ただし、この甘い状況がずっと続くとは考えずらい・・。
米国経済の失速も予想されており、不安が消失したわけではありません。
株式上昇の期待材料として金利低下がありますが、これは経済低迷の裏返しとも言えます。
来年は経済状況が相場の主役となる可能性も充分に考えられますね。
(株式下落に対して警戒)
また、来年は円高(ドル安)となることも予想されます。
金利差縮小を考えると、1年後に1ドル=130円程度という可能性も否定できません。
海外資産は円ベースで下落、日本株も利益が圧縮されて下落ということも考えられます。
やはり複数の資産を組合わせで安全に運用したいですね。
安定運用では債券が基本ですが、外国債券は為替動向が気になります。
国内債券は金利が低いので投資妙味が小さい・・。
そこで、インフラファンドを債券の代替資産として追加購入することにしました。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
分配金の利回りは6%以上!値動きが小さいのが魅力
インフラファンドは、太陽光発電への投資をメインにしています。
不動産投資信託のJ-REITに似た仕組みの商品。
大きな値上がり期待はできませんが、安定して配当が得られるのが特徴です。
現在、多くの銘柄が分配金利回りが6%を大きく超えている状況!
※利回りは2023年12月15日
コード | 銘柄 | 分配金利回り | 決算月 |
9286 | エネクス・インフラ投資法人 | 7.0% | 5月・11月 |
9287 | ジャパン・インフラファンド投資法人 | 7.0% | 5月・11月 |
9282 | いちごグリーンインフラ投資法人 | 5.8% | 6月 |
9284 | カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人 | 6.5% | 6月・12月 |
9285 | 東京インフラ・エネルギー投資法人 | 6.5% | 6月・12月 |
国内資産が主なので、為替リスクもほとんど考えなくてOK!
また、インフラファンドは値動きが小さいのも特徴です。
保有者がインカム狙いの個人投資家が中心で、プロ(機関投資家)が少ないので市場反応も限定的。
過去の○○ショックなどでも、他の資産よりも下落幅は小さかったです。
反対に言えば、市場がイケイケの時でも反応しません。
値動きの安定感と高い利回りという点では、保守的な運用をしたい人には好相性だと思います。
12月は若干強めに下げたのでエネクス(9286)とジャパン(9287)、合計200万円の追加投資を実行。
高利回りなのに誰も買わない!注目されない理由は何?
ここまでの記事を読んで「高利回りで価格が安定!これは永久保有銘柄では?」と感じた人もいるかもしれません。
しかし、やはりデメリットもあります。
利回りだけでなく、デメリットも確認してください。
J-REITやインフラファンドが高利回りの理由には、税制上の優遇措置(法人税が実質非課税)があります。
ただし、この優遇措置はJ-REITが恒久的なのに対して、インフラファンドは20年間という期限付き。
この延長がなければ、将来的には分配金が減少ということも予想されます。
さらに、固定価格買取制度(FIT)の価格低下という問題もあります。
これは再生可能エネルギーで発電した電気を、決まった価格で20年間買い取ることを国が約束する制度です。
高利回りの原動力となっていますが、こちらも期間限定。
さらに、FITの価格は年を追うごとに引き下げられています。
当初のインフラファンドの物件は買取価格が1kWh当たり35円~40円が中心でしたが、最近の取得物件では20円程度ということも・・
こちらも将来的なマイナス材料ですね。
また、近年は電力の需給バランスを保つために発電を停止する出力制御がたびたび行われています。
インフラファンドは収益が予想しやすいと思われていましたが、この出力制限により売上・利益予想を大きく下回るケースも出てきました。
さらに、2年連続でインフラ投資法人が上場廃止(TOB成立)となっており市場の時価総額は減少しています。
インフラ市場拡大が期待されていたのですが、足元は逆方向です・・・。
株価は低迷から復活するの?私は心配していない
インフラファンドについては、将来に対する不安が広がっている状況。
問題点に対する明確な解決策が示されていないので、株価の上値は抑えられています。
直近1年はダラダラと下がっていて、12月は下落に加速が掛かりました。
今年については、分配金は帳消しの状態。
従来は株価が下がって利回りが上昇すれば買いが入ってきたのですが、足元は資金が逃げる一方ですね。
値下がりリスクが増してきている印象です。
長期対象となる為には、固定価格買取制度(FIT)終了後も安定した収益を生み出せることが条件。
また、太陽光に偏りすぎているので、風力・バイオマス・水力発電所といった他分野の拡大も期待したいですね。
さて、ネガティブな話をしましたが、その多くは長期の懸念点。
実際には、分配金が数年間で減るような状況ではありません。
下落理由はハッキリしませんが、足元は下げ過ぎと判断しました。
10年未満の投資と考えれば面白味があると考えています。
足元の低迷は、個人投資家の比率が高い資産なので損出しの影響(節税対策)が大きかったと想像しています。
一方で買付は、「高配当だから新NISAで購入」と先延ばしが多いと予想。
結果的に12月は売り優勢で、通常よりも強めの下落が発生したというのが私の見立てです。
新NISAがスタートすれば、利回りが高いので見直し買いもありそう!
年明けからは徐々に上昇していくことを期待しています。
インフラファンドは個人投資家の比率が高く市場規模が小さいのが特徴。
参考までに買付したエネクス(9286)とジャパン(9287)は、投資口数の約7割が個人投資家。
一般の株式やREITと比較すると異常とも言える高い比率です。
NISA口座での買いたい人は多いのでは?
私は低迷した基準価額は、遅かれ早かれ回復すると予想。
足元での下落については全く心配していません。
尚、年末にむけて更に下落が続くようならば、追加投資も検討します。
今回は「高利回りのインフラファンドに投資!低迷からの復活はあるのか?」について書きました。
インフラファンドは、5年を目途に債券の代替やJ-REITの補足的な位置づけで保有していく予定。
その後は各社の状況(成長戦略)を見て、継続投資の有無を判断したいと思います。
記事の中で気になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
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