【海外ETF】人気ランキングの現実!本当の実力を丸裸にします

米国市場は長期では右肩上がりを続けていますが、足元ではウイルス感染や大統領選など不透明要素が多くあります。

この影響もあり、NYダウは先週末と比べて6%以上の下落となりました。
※10月23日と10月30日の終値比較

ただし、長期運用で計画している人にとっては小さなツマズキにすぎません。
慌てるような事態ではありまえせんね。

景気が後退すれば、次に来るのは景気回復というは誰もが想像できる事!
目先のニュースは気になりますが、腰を据えた運用をしていくべきです。

さて、今回は2020年10月末の海外ETFランキングをもとに、人気銘柄の中身を掘り下げていきます。

ETFを購入する時のヒントにしてみてください。

※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。

個人投資家から人気が高いETFの実力は?

海外ETFのランキングをみると売買代金や約定数を基準にするものが多いのですが、これだと短期的なブームとなっている銘柄が上位になります。

多くの人が知りたいのは個人投資家が中長期目線でホールドしている銘柄だと思います。

このヒントになりそうなデータが、SBI証券にありました。
保有人数が多い米個別株と海外ETFを毎週ランキング形式で発表しています。

直近の保有者数が多い海外ETFは以下の通りです。
●ランキング調査期間(2020年10月26日~2020年10月30日)

順位 ティッカー ETF名 特徴
1位 SPYD SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETF 米国高配当株
2位 VOO バンガード・S&P500ETF 米国大型株
3位 VYM バンガード 米国高配当株式 ETF 米国高配当株
4位 VTI バンガード トータル・ストック・マーケットETF 米国全体株
5位 QQQ パワーシェアーズQQQ信託シリーズ1 非金融・IT大型
6位 VT バンガード・トータル・ワールド・ストックETF 世界株式
7位 HDV iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF 米国高配当株
8位 VIG バンガード・米国増配株式ETF 米国連続増配
9位 VWO バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF 新興国株
10位 PFF iシェアーズ 優先株式 & インカム証券 優先株・高配当

この調査は10月9日(20日前)にも確認していますが、トップ10の銘柄に変化はありません。

細かく見ると、10年以上の連続増配株で構成されている【VIG】が8位(前回10位)にランクアップしました。

昨年までは圏外のETFですので、ジリジリと順位が上がってきていますね。
この理由については、後半で説明します。

海外ETFの人気銘柄 直近の成績はどうなの?

保有人数ランキングTOP10のETFについて、年初からのリターンをまとめました。
基準:2020年10月30日

また、10月9日にも調査していますので、この20日間での変化率も記載します。

順位 ティッカー ETF名 年初リターン 変化率
1位 SPYD SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETF 配当重視 -27.2% -3.9%
2位 VOO バンガード・S&P500ETF 2.8% -6.4%
3位 VYM バンガード 米国高配当株式 ETF 配当重視 -12.9% -5.0%
4位 VTI バンガード トータル・ストック・マーケットETF 3.4% -6.4%
5位 QQQ パワーシェアーズQQQ信託シリーズ1 27.4% -7.7%
6位 VT バンガード・トータル・ワールド・ストックETF 1.1% -5.9%
7位 HDV iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF 配当重視 17.8% -5.0%
8位 VIG バンガード・米国増配株式ETF 配当重視 2.3% -6.2%
9位 VWO バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF 0.1% -2.4%
10位 PFF iシェアーズ 優先株式 & インカム証券 配当重視 0.5% -2.3%

20日前と比較すると全ての銘柄が値下がりしています。
足元の相場は元気がありません。

最も不透明な時期ですので仕方ありませんね。

さて、本題ですが人気ランキングと成績の関連性ですが・・・。

全くありませんね。
人気NO.1のETFが年初来リターンは最下位に沈んでいる状態です。

全体的に配当を重視する銘柄が弱い状況となっています。

好成績はやはりハイテク株が多く含まれる【QQQ】ですね。
ただし、20日前と比較して最も下落したのもこのETFです。

値動きが大きいETFなので、買付タイミングが成績に及ぼす影響が大きい点は頭に入れておく必要があります。

逆にリターンは小さいけど ダメージも浅いのは【PFF】 でした。
(私が保有する海外ETFで最も比率が高い)

余談ですが、景気低迷で株価が下がってくると逆張りをする投資家が多いのですが、投資の王道からは外れています。

教科書的な話をすれば、不透明時期は財務基盤がシッカリした銘柄や値動きが小さい銘柄を選択するのが良いとされています。

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海外ETFの注目銘柄はどれ?長期投資に向く銘柄を探す

年初リターンの数値を紹介しましたが、海外ETFは長期投資が基本になります。
足元も大切ですが、過去5年くらいの成績をみて判断した方が良いでしょう。

また、値動きが大きい銘柄は苦手という人もいると思います。

そこで、人気10銘柄の過去5年のリスク・リターン順位を調査しました。
銘柄の特徴がわかるので、シッカリと確認してください。

人気海外ETF 過去5年のリスク・リターンの実力
※リスクは値動きの安定感が高い銘柄ほど上位としています。
※順位が同じ銘柄は数値が同水準です。

順位 ティッカー ETF名 リスク リターン
1位 SPYD SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETF 配当重視 9位 10位
2位 VOO バンガード・S&P500ETF 6位 3位
3位 VYM バンガード 米国高配当株式 ETF 配当重視 4位 7位
4位 VTI バンガード トータル・ストック・マーケットETF 6位 4位
5位 QQQ パワーシェアーズQQQ信託シリーズ1 9位 1位
6位 VT バンガード・トータル・ワールド・ストックETF 5位 5位
7位 HDV iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF 配当重視 3位 8位
8位 VIG バンガード・米国増配株式ETF 配当重視 2位 2位
9位 VWO バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF 8位 6位
10位 PFF iシェアーズ 優先株式 & インカム証券 配当重視 1位 9位

この表を見てシッカリと理解して欲しいことがあります。

値動きの安定感で1位の【PFF】は、リターンでは9位で最低水準
リターン1位の【QQQ】は、安定感では【SPYD】と並んで最下位に沈んでいます。

リスク・リターンの両方で優秀な銘柄は、本当に探すのが難しいという事です。

今回は敢えてリスクを先に書いたのは、この点が頭から抜けている人が目立つからです。

例えば、【QQQ】については上昇の話題になりがちです。

しかしリスク数値が非常に大きいETFで、 20%くらいの下落は常識の範囲内 といのが実態です。

これが頭に入ってないと、5%ぐらいの下落で不安になってしまいます。

さて、リスク・リターンの両方で優秀な成績を残すのは難しいと書きましたが、例外的に両方で上位に食い込んでいるETFがありますね。

10年以上の連続増配が組入れ条件になっている【VIG】です。

財務体質が良い優良銘柄で構成されており、リスク・リターンの両方で2位となてっています。

攻防一体のバランスがとれた貴重な存在!
過去のデータから考えても、有力候補と言って良いでしょう。

昨年までは好成績なのにランク外という不遇な状態が続きましたが、今期はランキングに定着してきています。

商品内容をシッカリと吟味してETFを買付ける人が増えてきたと想像しています。
非常に良い傾向ですね。

尚、今回のランキングに関する具体的な数値は別記事にまとめていますので、興味がある人は覗いてみてください。

ETFの特徴が分かれば、投資法は自然と決まってくる

ETFの投資で大きく利益を出している人もいれば、成績が伸びない人もいます。

この違いは銘柄選定の差というよりも、商品内容と投資スタイルが合っていないパターンが多いと感じています。

例えばハイテク系の【QQQ】については値動きが激しい銘柄なので、買付タイミングの違いでリターンが大きく変わります

事実上の集中投資ですから、一定水準まで下がった時は売却する判断も必要ですね。

ハイテク企業がメインなので短期で大儲けも狙えますが、長期ならば積立方式にして全体資産に対しても1~2割に抑えた方が無難だと思います。

トレンド(上昇・下落の方向感)がハッキリでる傾向があるので、どちらかというと短期投資に向いているETFになります。

それに対して【VOO】や【VT】のように市場全体に投資をするETFは、経済成長と株価は長期的に連動するという考えで投資する商品です。

長期が大前提なので、タイミングについては神経質になる必要はありません。
目先の株価は気にしないで、たんたんと資金を入れていく方法が良いでしょう。

ただし、結果が出るのに時間が必要な投資ですので、ヤルと決めたら結果がでるまで継続することが求めらます。

「他の投資と比べてリターンが・・」なんて目先の数値を気にする商品ではありません。

これは好成績を残している【VIG】も同様ですね。
「利益成長=株価成長」という考えですから、株価は簡単には上昇しません。

数年間たったら“他のETFよりもリターンが良いね”というパターンが多いので、焦らずにジックリ運用することが大切です。

私はハイテク銘柄の比率は下げましたが、他のセクターは出遅れ銘柄も多いので、いずれ反転上昇すると考えています。

新型コロナや大統領選が永久的なマイナス材料になるとは思えません。
長期スタンスならば、ボーナスタイムは継続中というのが私の結論です。

今回は『【海外ETF】人気ランキングの現実!本当の実力を丸裸にします』について書きました。

記事の中でヒントになる点があれば、運用の参考にしてみてください。

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