年末は株価上昇のイメージですが、今年は軟調で方向感がハッキリしません。
金利・インフレ・景気・地政学など不透明要素が山積みなので、マーケットも迷っているように見えます。
来年も株式の方向感がハッキリしないかも?
米国の景気がどうなるか予想が難しい・・
株式投資は長期ならば経済成長に連動すると言われています。
ただし、「過去はそうだっだけど・・」という疑問符が付きます。
低迷している時ほど、この言葉が頭にチラつくきますね。
安全性という視点に立つと、やっぱり「債券」ですね。
こちらは借用書みたいなものですから、購入時点で満期日と年何%の利率がハッキリしています。
確定要素が強いので将来の資金計画も組みやすいのが魅力。
SMBC日興証券を確認したら、12月11日より3社の国内新発債券の申込がオンライン口座から申し込めることを発見しました。
ネット証券の楽天証券・SBI証券からも申込可能な債券もあります。
今回は国内新発債の発売について紹介します。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
国内債券は確定要素が大きい!為替変動は気にする必要なし
今年は大幅な円安で外国債券が好調!
12月後半にもドル建て債券が約400万円償還予定です。
実際の買付金額は約300万円ですが、円安により100万円以上のプラスとなる見込み。
為替差益が期待できるのは外国債券の魅力ですね。
ただし、これは反対にいうと円高に振れていれば100万円の損失が発生したという事でもあります。
昨今は高金利で外国債券の人気が高まっていますが、為替変動はちょっと厳しく考えておく方がいいです。
金利の受取額(円ベース)も少なくなるのです。
今後のドル円については、金利差縮小で円高に進む予想が多いですね。
私は為替動向に不安がある時は、株式のように期待リターンが高いものを選択する方が良いと考えています。
さて、こんな話をすると債券投資も難しく感じてしまいますが、これは外国債券の話です。
国内債券ならば為替は関係ありません。
300万円買付すれば(額面100円につき100円の発行)、満期になれば300万円が返還されます。
300万円分で利子(クーポン)が1.5%ならば、満期になるまで毎年4.5万円が貰えます。
これ以上でも無ければ、これ以下でもありません。
確定要素が大きいのが国内債券の魅力ですね。
※投資なので100%確定ではありません。
外国債券と比べると利率は低いですが、銀行預金と比べてたら遥かに魅力的。
将来に使い道が決まっているお金などは、債券を使って運用するのも選択肢だと思います。
ここからは、12月11日から申込開始の国内新発債(社債)の紹介をします。
投資ですので万一という可能性はありますが、堅い運用したい人には注目です。
①ええやんスシロー債(5年:利率年1.062%)お食事券付
出典:SMBC日興証券
以下が社債の概要になります。
商品名 | 株式会社FOOD&LIFE COMPANIES第4回無担保社債 (社債間限定同順位特約付) |
格付 | 取得予定:A-(JCR) |
期間 | 5年 |
利率 | 年1.062%(税引前) |
満期償還日 | 2028年12月20日(水) |
利払日 | 年2回(6月20日・12月20日) |
申込 | 23年12月11日(月) ~ 23年12月19日(火) |
申し込み単位 | 100万円以上、100万円単位 |
販売会社 | 楽天証券、SMBC日興証券他 |
F&LCグループ(スシロー・京樽など)で利用可能。
個人的な国内社債の合格基準は利率1%以上が目安。
この社債は、その基準をクリアしました。
今回はプレゼント付き(食事券)なので優待感覚で購入する人もいると思います。
予想以上に早く完売する可能性もありますね。
尚、SMBC日興証券は正規の取扱い金融機関です。
(楽天証券は委託販売なので少ないと思います)
申込スタート時間は証券会社により異なるので注意
※この社債は全体の約6割をSMBC日興証券が取扱っています。
②OneASICS債(3年:利率年0.56%)プレゼント付
出典:SMBC日興証券
以下が社債の概要になります。
商品名 | 株式会社アシックス第6回無担保社債 (社債間限定同順位特約付) |
格付 | 取得予定:A+(JCR) |
期間 | 3年 |
利率 | 年0.56%(税引前) |
満期償還日 | 2026年12月18日(金) |
利払日 | 年2回(6月20日・12月20日) |
申込 | 23年12月11日(月) ~ 23年12月19日(火) |
申し込み単位 | 50万円以上50万円単位 |
販売会社 | SBI証券、楽天証券、SMBC日興証券他 |
抽選で10名様にマラソン出走パックをプレゼント。
抽選のマラソン出走パックは、東京マラソン2025出走権(予定)およびランニング関連商品・サービスの予定との事。
50万円単位は買いやすくていいですね。
この債券は、SMBC日興証券だけでなくネット証券(SBI証券、楽天証券)も取扱い金融機関となっています。
※この社債は全体の約45%をSMBC日興証券が取扱っています。
※SBI証券・楽天証券は、それぞれ全体の3%程度の取扱いです。
こちらの社債は、もう少し利率が欲しいですね。
この水準ならば、個人向け国債(変動10年)も選択肢になります。
※12月募集の利率は0.46%です。
③GMOインターネットグループ債(年:利率年1.570%)
出典:SMBC日興証券
以下が社債の概要になります。
商品名 | GMOインターネットグループ株式会社第10回無担保社債 (社債間限定同順位特約付) |
格付 | 取得予定:A-(JCR) |
期間 | 4年 |
利率 | 年 1.570%(税引前) |
満期償還日 | 2027年12月22日(水) |
利払日 | 年2回(6月22日・12月2日) |
申込 | 23年12月11日(月) ~ 23年12月21日(木) |
申し込み単位 | 100万円以上、100万円単位 |
販売会社 | SMBC日興証券他 |
いつも通りですが、魅力的な新発債は大手証券が独占です。
日銀のイールドカーブコントロールは将来的に撤廃されると思いますが、10年債が継続的に1%を超えるのは難しいと考えています。
潜在成長率から感がても、0.8%程度が妥当と私は考えています。
この社債は、4年で年利1.5%を超えているので面白いですね。
購入希望者も多いと思います。
取扱いは大手証券のみ!
SMBC日興証券ならネットから申込可能です。
※この社債は全体の約3割をSMBC日興証券が取扱っています。
今回の記事で紹介さいた債券は、いずれも12月11日(月)から申込です。
ただし、証券会社によって受付スタートの時間が違うので注意してください。
利回りが高い社債やオマケつきなどは人気化する傾向があります。
希望する人はスタートと同時に申込むくらいで臨む方がいいと思います。
※ソフトバンク社債などは1千億円を超える規模ですが、今回の社債は100億円~180億円になります。
今回は「国内債券が発売ラッシュ!複数の社債が12月11日よりネット申込開始」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
発行債券の引受は大手証券に集中しているのが実情。
ネット証券の引受シェアは全体の1%程度・・。
新発債は大手証券で独占ということが多いです。
債券の年間引受額に圧倒的な差があるので、社債投資を行う人は大手証券の口座を持っておく方が良いでしょう。
私のおすすめはSMBC日興証券。
大手証券の中では、債券がネット口座から申し込める貴重な証券会社です。
SMBC日興証券はWEB口座に力を入れており米国債や社債がネットから購入できます。
IPOの取扱いが国内トップ水準ですので、口座を持っておくと得する事が多いです。