2020年3月は世界中の株式が歴史的な下落する結果となりました。
NYダウは強制的な取引停止(サーキットブレーカー) が数回にわたって発動!
積立投資や長期投資でも、運用資産がマイナスに転落する人が続出する状態。
不安で毎日のように株価をチェックしている人も多いと思います。
リーマンショック級の株価急落だったので、これも仕方ありませんね。
ただし、株価を確認しても資産が増えるわけではありません。
毎日の株価チェックはデイトレーダーや短期売買を中心とする投資家がすべきこと!
長期投資家が確認すべきことは株価ではなく、 経済指標やこれから発表される企業の決算 などですね。
新年度の4月がスタートしましたので、投資についても本来のペースに戻すべきだと思います。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
長期投資家の失敗は株価チェックが発端になるケースが多い。
私は積立投資を中心に資産運用を実践しています。
ここ数年は基準価額のチェックも年末の1回だけです。
個別株やETFについても出来る限り見ないようにしています。
※NYダウや日経平均株価は一日一回は確認しています。
この理由としては「長期保有なのに日々の株価をチェックするなんてナンセンス!」・・・なんてカッコイイ話ではありません。
私は相談者に対して「長期投資で日々の株価をチェックすることは意味がありません」と言っています。
こんな発言をしておきながら、“自分は毎日のように株価を見ていた”なんてことでは恥ずかしいですね。
つまり、見ないように我慢しているのです(笑)
また、長期投資家が失敗するパターンとして、株価の確認がきっかけになるケースが多いという事もあります。
では、なぜ株価チェックが失敗に繋がってしまうのでしょうか?
長期投資家がスポット買付で失敗する理由とは?
2020年、新型ウイルスによりNYダウは歴史的な大暴落となりました。
3万ドル直前まで迫っていた株価が、たった一か月で約2万ドルになったのです。
このように見ると大事件ですが、 2010年末のNYダウや日経平均株価を確認してみると意外な結果が見えてきます。
2010年12月末 | 2020年3月27日 | |
NYダウ | 11,600㌦ | 21,600㌦ |
日経平均株価 | 10,300円 | 19,300円 |
株価急落で大騒ぎしてますが、10年前と比べれば株価は約2倍の水準!
年初来の最安値でみても、1.5倍以上となっています。
つまり、10年単位の長期投資ではガッチリ増えているという事です。
これこそが長期投資の魅力ですね。
マイペースで継続すれば自然と結果はついてくると思うのですが、淡々と継続するのが難しいのも事実。
ただし、長期手法をメインとしている人が、 株価急落で“割安だ”と買いに走るのは非常に危険な行為です。
特に現在のような心理面が中心となっている時は、失敗するケースが多いので注意が必要。
頭に入れておいて欲しいんですが、長期投資家は短期売買では “超”が付くほどの 【ど素人】 です。
私も含めて長期投資家の中で「トレードが上手だ」なんて人はいません。
そもそも、そんなセンスがあれば長期投資なんて不要なのです。
短期売買で何億も稼いだ知り合いがいるのですが、投資レベルが違いすぎます。
でも、これは当たり前の話です。
長期投資と短期売買は根本的に考え方も手法も別物。
マラソン選手が、サッカーの試合に出ても活躍するのは難しいですね。
長期投資家が短期売買をするのは、これと同じ行為。
チャート分析の真似事だけなら可能ですが、実力は雲泥の差です。
彼らの凄いところは、予想に対してマーケットが違う動きをした時に、即座に 自分の考えを全否定できる ところです。
今回の急落で長期投資家が「今が買い」と言っていた時に、短期売買の世界では「売りで利益をとる絶好のチャンス」という状態でした。
株価が下落の途中で買うというのは、こういった人達と勝負をすることなのです。
1~2回ならば成功することはありますが、継続していけば失敗する可能性が高いですね。
やはり、下げ止まってからユックリ投資をするのが基本です。
長期投資家が最も力を発揮できる方法を選択すべきだとおもいます。
私は「自分は投資が超~下手」と認識した時から、運用成績が向上しました。
堅い手法しか選択しなくなったのが良かったようです。
今期も例年通りの成績が維持できると考えています。
長期投資家が短期売買を突然やってもタイミングを間違うのは当然。
それはデイトレーダーが長期投資をしても続かない(失敗する)のと同じことです。
株価を見ないのも【技術のひとつ】だと思います。
長期投資で資産を増やした人は株価変動を何度も乗り越えてきました。
その中には「株価変動なんて気になりません」という達人のような方もいます。
私はそういったタイプかと言うと、全く違います。
投資経験が長いので通常の市場であれば無関心でいられますが、今回のような大きな動きではソワソワしてしまいます。
ただし、【株価を見ないのも技術のひとつ】と考えているので懸命に堪えます。
もちろん完全無視できるほどの精神的強さは持っていませんので、NYダウや日経平均株価のような代表指数は確認。
保有している個別銘柄に関しては、月末に1回くらいですね。
それまでは、ひたすら我慢しています。
ちなみに、追加投資を決めた場合も、私は決定から2週間から一か月程度の間を置きます。
最良のタイミングで投資するよりも失敗をしないことを重視しているのが理由。
この間に数%上昇する可能性もありますが、私が目指すのは10年後の2倍や3倍!
小さなミスは、時間経過がカバーしてくれます。
私は3月末にNYダウを確認したので、現在は買いたくてウズウズしていますが、購入するには4月中~下旬の予定です。
新年度に入ったので長期投資家の原点に戻ろう!
新型ウイルスの拡大で株価は乱高下していますが、世界経済が長期で成長していくストーリーは変わっていません。
短期的なツマズキに振り回されることなく、コツコツ投資をしていくのが王道!
積立投資の場合は株価が安いときは、購入口数が多くなるので無理にスポット買付をする必要もありません。
個別株を保有している人は 決算発表で各企業から今後の見通しが発信される と思うので要チェックですね。
※新型ウイルスの影響が焦点になります。
追加投資はそこから考えても遅くはありません。
また、決算内容によっては大きく株価が動く可能性があるので、今年はリスク回避の逆指値はしておいた方が良いと思います。
漠然とした予想ですが、年内にあと1~2回は大きな変動があると考えています。
3月は突然の出来事でドキドキした人も多いと思います。
長期投資家が注目すべきことは現在の株価ではなく将来の成長です。
節目の4月ですから、投資も再スタートのつもりで臨みたいですね。
尚、個別株の動きがどうしても気になる人は、証券会社などのサービスで有益なものが増えているので、それらを活用するのも良いと思います。
個人的に気にいっているのは、SMBC日興証券の「AI株価見守りサービス」。
“守りながら増やす”コンセプトなので大きなサポートになりますよ。
今回は「長期投資の基本に戻る!“株価を見ないのも技術”だと思います。」について書きました。
記事の中でヒントになる点があれば、参考にしてみてください。
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