少し前に、投信積立のファンドを変更する記事を書きました。
15年以上にわって継続していた セゾン投信(国際分散投資)の積立投資を中止。
今後は「楽天インデックスバランス(株式重視型)」で積立を行っていきます。
サラッと書いた記事ですが、予想外に反響が大きい!
それだけ セゾン投信のファンが多い ということだと思います。
さて、この件は終了と考えていたのですが・・・
積立資産に対する問い合わせが多く寄せられました。
だいたいが、以下のような内容です。
「今まで積立した資産は、解約(売却)するの?」
「資金は、新ファンドに移動させるの?」
資産状況や運用期間、生活環境などでいろいろな判断ができるので、一概に「この方法が良い」というものはありません。
ただし、セゾン投信のトップ解任劇で「頭が真っ白、どうしていいか・・」という人の気持ちも理解できます。
今回は積立投資を停止した後の対応について、私の考えを書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
セゾン投信の解約は急がない!類似商品への資金移動は慎重姿勢
セゾン投信で積立した資産に対しては、いろいろな考え方があります。
例えば「中野会長がいないなら、セゾン投信では運用したくない!」という感情面からの解約(売却)ですね。
保有を継続することで心理ストレスが大きいなら、スパッと解約するのも選択肢だと思います。
足元は相場状況も良いので、売却タイミングも悪くありません。
注意したいのは、似たような投信に乗換えるケースです。
私の場合だと新しく積立する「楽天インデックスバランス(株式重視型)」に売却資金を充てるような感じですね。
このパターンは慎重に検討しなくてはいけません。
結論をいうと、私はこの方法は考えていません。
0%とは言いませんが、積極的に行うことは無いと思います。
類似商品への資金移動は、マイナスからのスタートになる?
投資信託を解約する時に発生するのが税金です。
(NISA口座の場合は非課税し)
好調な相場背景もあり、多くの人は利益が出ている状態だと思います。
投信を場売却すると利益に対して約20%が税金として差し引かれます。
例えば、1500万円分の投信保有をしていて、そのうち500万円が利益だとします。
(元本1000万円+利益500万円=計1500万円)
これを解約すると利益500万円から税金100万円(約20%)が差し引かれるので、手元の現金は1400万円になりますね。
(元本1000万円+税引利益400万円=計1400万円)
新しい投信に乗換えると、1400万円(-100万円)からのスタートになります。
似たような設計の投信信託に資金を移した場合、その後の運用成績の差は無いに等しいです。
もちろん若干はありますが、ごく僅かなのは容易に想像できます。
もっと言えば、新しいファンドの方が成績が悪くなる可能性も充分にあります。
-100万円からのスタートは、大きなハンデになると思った方がいいですね。
私が類似の新ファンドに資金移動するとしたら、「○○ショック」のような大きな下落があった時ですね。
こういった時は投信も下落するので、利益が小さくなります(マイナスになる)。
このケースらな、新ファンドへの入れ替えで非課税口座(NISA)を利用するのも面白いと思います。
尚、積立投資の期間が短い人(資産が小さい人)であれば、心機一転で類似ファンドに資金を移すのもいいと思います。
利益額が小さければ、税金のような効率面よりも心理面を重視した方が良いこともあります。
私の売却パターン!出遅れ資産への投資を検討しています。
値動きが似ている商品への資金移動は慎重になる必要がありますが、全く違う商品であれば普通の取引と考え方は同じです。
当り前ですが、投資の基本は「安く買って、高く売る」です。
利益が大きく出ているファンドを売却して、他の割安商品に投資する行動は理にかなっています。
例えば、私は J-REITが株式に対して出遅れている点に注目しています。
そして、セゾン投信は株高と円安が重なり大きく上昇!
J-REITへの買付金として、セゾン投信を一部解約するのは ❝あり❞ ですね。
これ以外にも、ゴールド(円ヘッジ有)も世界株式と反対の値動きをする傾向があるので、安く仕込むチャンスがあるかも?
魅力的な債券の発売があれば、この機会にインカム収益を大きく増やす選択もあります。
また、普段の生活で大きな買い物をするときは、セゾン投信を一部解約して支払いに充てる予定です。
あとは、定期換金サービスを使って取り崩していくことも検討中。
これは日常生活の底上げが目的になります。
尚、これらの結果として、余ったお金が類似商品(楽天インデックスファンド)への投資に使われるケースはあると思います。
基本的には、必要な時にその分だけを解約していきます。
運用しながらの売却していく方針です。
セゾン投信の今後は、不透明感があるのは事実。
ただし、商品設計から考えて今後3年~4年で運用成績が大崩れすることは想像していません。
ファンドマネージャーも従来通りですから、急いで全売却する必要は無いと考えています。
もちろん予想外の出来事があるかもしれませんが、確率としてはとても小さいですね。
セゾン投信(親会社含む)も余計な波風を立てて、解約者を増やすようなことはしたく無いはずです。
尚、「商品設計が変更されるのでは?」という質問をいくつかいただいたのですが、それは心配しなくて大丈夫です。
投資家を無視してこんなことが実行されたら、商品の 重要事項説明(目論見書)が嘘だった という事になってしまいます。
(商品コンセプトが別のものになってしまう)
中野会長が解任されたからといって、セゾン投信がすぐに成績が悪化したり商品設計が変わるような考えはちょっと行き過ぎです。
懸念点は、解約者が増えると資金流出でファンドマネージャーが本来の実力が充分に発揮できなくなる可能性ですね。
仮にこのケースでも、ハッキリした変化がでるのには相当な時間が掛かります。
10年単位でみると運用成績に影響があるかもしれませんが、数年程度は従来通りのセゾン投信と考えて問題は無いと思います。
私はセゾン投信の積立中止は決定しましたが、資産売却に対しては明確な決定事項はありません。
ただし、お金が必要な時は、セゾン投信の売却を優先的に実施する予定。
最終的に全売却を想定していますが、残高が大きいので長い保有となる可能性もありそうです。
今回は「セゾン投信の積立投資を中止!口座に残っている資産はどうする?」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
これからの積立は『楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)』をメインにしていきます。
商品は変わりますが【長期・分散・積立】の運用方針は1mmも変わりません。
相場変動に影響されることなく、今後もコツコツ投資(ホッタラカシ投資)を継続していきます。
クレカ積立はマネックス証券!還元率1.1%(主要ネット証券で最大)
私の 運用方針 は【長期・分散・積立】が基本スタイルです。
そして、積立投資で活用しているのがクレカ積立!
積立の決済に対してポイントが付与されるのが魅力です。
このサービスで注目は マネックス証券 。
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毎月5万円の積立した場合、年間で6,600円分のポイントが貰える計算になります。
仮に20年間の積立投資を継続すれば、累計13万円以上のポイントが貯まることになります。
どうせ積立投資をするならば、利用した方がお得ですね。
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