今年の米国株は、NYダウ・S&P500・ナスダックなどの主要指数が軒並みマイナスとなっています。
ただし、足元では下げ止まり・反発の動きも見えますね。
このような状況下で、個人投資家が保有している個別株・ETFはどんなものでしょうか?
世間のニュースは売買代金や出来高が大きいものを中心に発信されるので、動きが派手な銘柄が多い印象です。
私が知りたいのは投資家がギュッと握りしめている銘柄。
これについては、SBI証券が面白い情報を提供してくれています。
売買代金などの一般的な人気ランキングに加えて、保有人数ランキングも発表!
今回はSBI証券の保有人数ランキングをもとに投資家の米国株・海外ETFの保有実態について確認していきます。
尚、ランキング銘柄の成績等については別ページでまとめています。
そちらも合わせて確認してみてください。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
★人気の米国株ランキングTOP10 保有者が多い銘柄
●SBI証券 ランキング調査期間(2022年7月25日~2021年7月29日)
※1ヶ月前から上昇橙・下落青
順位 | ティッカー | 銘柄 | 特徴 |
1位 | AAPL | アップル NYダウ | IT通販等/iPhone |
2位 | MSFT | マイクロソフト NYダウ | ソフトウェア |
3位 | TSLA | テスラ | 電気自動車 |
4位 | KO | コカ・コーラ NYダウ | 清涼飲料メーカー |
5位 | NVDA | エヌビディア | 半導体・GPU |
6位 | T | AT&T | 携帯電話事業など |
7位 | AMZN | アマゾンドットコム | ネット通販/IT関連 |
8位 | JNJ | ジョンソン&ジョンソン NYダウ | 製薬、医療機器等 |
9位 | PG | プロクター&ギャンブル NYダウ | 日用消費財 |
10位 | META | メタ・プラットフォームズ | SNS/IT関連 |
1ヵ月前とトップ10銘柄の順位変動はありません。
個別株は順位の入れ替えが頻繁にあるのですが、今回は動きがありませんでした。
米国株は話題銘柄がたびたび出現しますが、現実に投資家が保有している銘柄は誰もが知っているメジャー株ばかりです。
上記のトップ10銘柄については、別ページで配当利回りとリターンについてもまとめていますので今興味がある人は覗いてみてください。
★人気の海外ETFランキングTOP10 保有者が多い銘柄
●SBI証券 ランキング調査期間(2022年7月25日~2022年7月29日)
※1ヶ月前から上昇橙・下落青
順位 | ティッカー | ETF名 | 特徴 |
1位 | VTI | バンガード トータル・ストック・マーケットETF | 米国全体株 |
2位 | SPYD | SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETF | 米国高配当株 |
3位 | VOO | バンガード・S&P500ETF | 米国大型株 |
4位 | VYM | バンガード 米国高配当株式 ETF | 米国高配当株 |
5位 | QQQ | インベスコQQQトラスト・シリーズ1 | 大型成長株 |
6位 | HDV | iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF | 米国高配当株 |
7位 | VT | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF | 世界株式 |
8位 | SOXL | Direxionデイリー半導体株ブル3倍ETF | 半導体×3 |
9位 | VIG | バンガード・米国増配株式ETF | 米国連続増配 |
10位 | QYLD | グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF | 配当(変則) |
海外ETF人気ランキングは、個別株と比べて変化が少ないのが特徴です。
1ヵ月前の調査とトップ10銘柄と順位は変動はありません。
これで3ヵ月連続で変更なしとなりました。
配当系の銘柄が半数を占めるのが特徴です。
上記のトップ10銘柄については、別ページでリターンとリスクについてもまとめていますので今興味がある人は覗いてみてください。
多くの投資家は堅い戦略!マイペースを維持しています
投資情報やブログ、ツイッターなどを見ると、成長株や中小型株といった大きなリターンを狙った銘柄が目立ちます。
しかしランキングを見ると、保有人数では堅い銘柄で運用している人が主流。
派手な銘柄の話が目立つのは、少数派だからという一面もあります。
誰もが保有していたら、大きな興味を引けませんからね。
堅い銘柄で運用している人については、足もとの上昇で円換算なら年初来プラスというケースも増えてきたと想像しています。
現在も大きなマイナスというのは、相当なリスクを取っている人が中心です。
世間では「爆益」「今がチャンス」なんて魅力的な言葉が目立ちますが、そういった言葉は無視していいと思います。
ほとんどの投資家は堅い戦略でシッカリと運用しているのが事実なのですから!
今回は「【2022年7月末】米国株・海外ETF 人気ランキング!投資家が保有している銘柄は?」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
私はDGRW(クオリティ株)の定期買付を実施しています
米国株の長期投資戦略として海外ETFの積立を実施しています。
現在のメイン対象は【DGRW】米国株クオリティ配当成長ファンド。
配当を実施している米国の大型株約300社で構成されるETFです。
ROA・ROEの収益性等の指標から、利益(配当)成長が期待できる銘柄を投資対象としています。
「長期的には利益成長と株価は連動する」という私の方針と合致したことが決定理由です。
先行きが不透明な時にはピッタリなETFだと考えています。
長期運用に向いている設計ですので、10年単位の定期積立で大きなリターンを目指していこうと思います。
尚、私はマネックス証券を米国株のメインにしています。
米国株の為替手数料(買付時)無料と時間外取引に対応してる点が魅力。