今年の投資は円安のおかげで大きなプラスとなりました。
現時点では1年間の運用成績としては過去最高の利益額です。
ただし、その理由は為替(ドル高)です。
利益金額に大きく貢献したのは「ドル建て債券の満期ラッシュ」「外国株口座の残高を円転」。
米国株は昨年よりもプラスで売却しましたが、これは円ベースでの話・・。
ドルベースで見れば、前年よりマイナスの結果でした。
つまり、ドル高(円安)による偶然が生んだ、見かけ上の好成績ということです。
私は「どんな状況でも負けない運用」を目指しているのですが、これでは先が不安です。
仮にドル安(円高)だったとしたら、過去最低の成績になった可能性もあったという事・・。
現在は資産の配分比率をゼロベースから組みなおしている状態。
株式関連の資産を多くを売却したので、現金比率はついに50%を超えました。
今回は金融資産の売却をすすめた理由と米国株の来年の見通しについて書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
事実上の惨敗!ラッキーは何度も続かない。
ドル円が145円を超えたあたりから、資産の売却についての記事ばかりですね。
前回の米国記事はS&P500投信の全売却の報告でした。
この状況でどのように行動するかは、その人によって様々ですね。
「長期投資だから、従来通りホールドする」という考え方も理解できます。
私も世界分散の積立については、変更の予定はありません。
手元で増えた現金も、時間をかけて金融資産へ振り分けていく予定です。
ただし、株式への再投資については時間をかけて行っていきます。
米国株については、予想が間違ったのに利益が出た状態。
こんなラッキーな話は、なかなかありません。
実力では大敗だったのですから、運用方法を再考すべきというのが結論!
個別株については全売却ですね。
これが裏目に出る可能性もありますが、それはどうでもいい事です。
私にとっては不安を抱えたまま運用することが既にマイナスなのです。
次の項目では、今後の米国株について私の考えを書いていきます。
S&P500の底値予想を引下げへ!3200ポイントを想定。
ここからは私が運用方針の考える上の目安にする為に考えた個人的な見通しです。
22年はハズレまくったので、全く当てにせずに「こんな考え方もあるんだなぁ~」くらいの気持ちで読んでください。
私が投資で重視するのはファンダメンタルズです。
経済指標や企業決算などから今後の見通しを考える方法ですね。
足元の株価がどう動いているかは関係ありません。
この考えでいけば、米国経済は成長が失速して低迷する可能性があります。
企業の一株当た利益も既に横ばいから減少へと向かっているような状況。
その点から言えば年末の株価上昇というのは、短期的なものと考えた方が自然です。
ザックリとですが、来年の中頃が株価の大きく下がる時期があると想像しています。
私がS&P500の下値目安としているのは3200ptです。
以前は底を3500ptで予想していました。
今年の最安値は3490ptですからマズマズといったところでしたね。
現状は当時よりも経済見通しや企業状況が悪くなっています。
そこで更に引き下げたという事ですね。
私がS&P500の投信を全売却した背景には、自分のイメージと乖離して4000ptを超えたこともあります。
もっとも、3200ptは底値ですので永久に続くわけではありません。
23年末は3800ptくらいをイメージしています。
ただし、これ以上の悪材料が出てこないことが前提なので、更に下振れすることもあります。
しばらくはQT(量的引き締め)が実施されるので、株価は下がりやすい状況。
実際に前回のQTでは1年で2回の世界同時株安がありました。
尚、「2年後には上げ相場!今が仕込み時」という意見もありますが、これは今以上の悪材料が出ないことが前提になっています。
また、上げ相場の対象が米国株になるとは限らない点は注意してください。
過去のデータが参考にならない相場へ突入しました。
世界株の中心は米国市場です。
過去40年にわたって金利が低下していく追い風のなかでマーケットが動いてきました。
グローバル化へと進んでいたので、企業収益も増えやすい状態でしたね。
それが、22年からは金利上昇(株価下落の圧力)、経済分断化(企業収益の圧迫)という流れが出てきました。
簡単に言うと、過去とはマーケットの土台が変わってきたのです。
土台が違う過去データは、足元の相場では参考になりません。
専門家の話では度々過去データが出てきますが、それを見て納得すると酷い目にあう可能性があるので注意してください。
私が出した結論は「経済が永久に下がり続けることは考えずらい、いずれは回復へ」。
慎重姿勢ではありますが、投資は継続していくという結論。
ただし、回復時に「株式が主役になるかは分からない」というのが厄介な点。
一つの資産に集中せずに、幅広い資産に分散投資をするようにしています。
株式についても、経済や政治も不安定な状況なので価格のブレが小さいものをなるべく選択するようにしています。
方向感がハッキリするまでは慎重姿勢で臨む方針です。
今回は「現金比率がついに50%超!来年の米国株は2割程度の下落を想定」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
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