NYダウや日経平均株価は乱高下を繰り返しており、なかなか落ち着きませんね。
米中間選挙は終了、米中貿易戦争の首脳会談で不透明感が晴れてくると思っていたのですが、投資家心理は冷え込んだままです。
中国通信機器ファーウェイのCFOが逮捕・・、英国がEUから合意なき離脱の可能性?とネガティブニュースがクローズアップされています。
ただ、実際には漠然とした不安というだけで、マーケットが必要以上に過剰反応しているだけとも言えます。
もしくは、アルゴリズム取引による機械的な反応?
実際の話として、英国がS&P500企業の地域別売上高でどれくらい大きな枠をとっているかというと、約1.1%と気にするレベルではありません。
心理面が株価を動かすエンジンになっている時は、経済指標や企業の業績が反映しずらいので短期的な動きを予想するのは難しいかな?
こういった時に、お手本になるのが投資の神様“ウォーレン・バフェット”です。
この記事の目次
バフェットの直近行動をチェックしよう
投資を行っていると、どうしても値動きが気になってしまいます。
私自身も不安になるときはあるのですが、そういった時はだいたい2つの事を行うと気持ちが落ち着いて冷静に動けるようになります。
1つ目はNYダウ銘柄のチェック。
ここに選ばれた30銘柄は、いずれも財務が健全で時代に沿った優良企業ですので、不安な時こそ確認したいですね。
関連:米国株で迷った時はNYダウ?100万円を躊躇なく投資する理由
そして2つ目は、“ウォーレン・バフェット”の行動をチェックする事です。
その理由は、バフェットが投資を行う時に重視すると言われる以下の4つの基準を確認してもらえば納得できると思います。
①.事業の内容を理解できる事
②.長期的に良好な業績が予想できる事
③.経営者に能力がある事
④.魅力的な価格である事
こういった投資に対する姿勢を確認すると、頭がスッキリしていいですね。
ブレかけた心が、ビシッと復活します!
私は自分の投資の方向性に疑問を感じたり、今後の事に不安が過った時にはバフェットの銘柄を見直すようにしています。
そういえば11月にブルームバーグで以下のような記事が出ていましたね。
著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる保険・投資会社バークシャー・ハサウェイは株式を売るタイミングが絶妙だ。ブルームバーグのデータによれば、同社が2016年以降売った12銘柄の公開企業株のうち9銘柄が、バークシャーが売却を終えた四半期の末時点から今までに、S&P500種株価指数のパフォーマンスを下回った。
さすがですね!
勿論、100%というわけではありません。
私自身はバフェット銘柄のクラフト・ハインツ(KHC)で損切りになった経験があります(̠̠▲8%で損切りするのが私のルール)
ただし、それ以上に私自身がバフェットの行動を参考にすることでリターンを得ていますし、危険を察知するヒントを得られたので感謝しています。
例えば、2015年2月にバークシャーがエクソン・モービル(XOM)を完全売却、2018年2月はアイ・ビー・エム(IBM)を9割売却しました。
私はそれまで上記の2銘柄は優良株として投資対象としていましが、売却報道に合わせて投資リストから外しました。
その時は「何でだろう?」と疑問な行動も多いのですが、1年以上の時間がたつと納得できることが多いですね。
バフェットの選択に対して100%同意する必要は無いと思いますが、彼が“世界最高レベルのアクティブ投資家”であることは忘れてはいけません。
情報誌やニュースでアナリストからも情報が発信されますが、私はリスクをとって巨額の投資を実践しているバークシャーの行動をより重視しています。
さて、直近のバフェットがどんな行動をしたか気になりますよね?
7-9月期のバークシャー・ハサウェイで特徴的な投資を確認してみましょう。
まさか!?金融株を買いまくったバフェット
バフェットが率いるバークシャー・ハサウェイの“2018年7-9月期・銘柄保有”の状況は個人的にインパクトが強かったです。
驚くことに約1.5兆円を銀行株に投資をしてきました。
また、新しい投資先が4つあったのですが、そのうち3つが金融機関です。
新規購入の銘柄 | ティッカー | 特徴 |
ジェイピー・モルガン・チェース | JPM | グローバル総合金融 |
PNCファイナンシャル・サービシズ・グループ | PNC | 全米6位の金融持株会社 |
トラベラーズ | TRV | 損害保険会社、最大手の一角 |
オラクル | ORCL | 世界第2位のソフトウエア会社 |
7-9月期の金融株拡大によりバークシャー・ハサウェイで金融セクターが占める割合は40%以上となりました。
米国株に投資をしている日本人は多いですが、金融セクターにこれだけ偏った人は、あまり見かけませんね。
銀行株は景気後退が意識されるとガッツリ下がる事があるので、今のような時期に投資をする人は少数派かな?
実際に不透明感が漂っている時は底が分からないので迂闊には購入すると被弾する可能性もあります。
ただし、バフェットが率いるバークシャーは“長期目線で考えれば魅力的な水準”と判断した可能性があります?
彼の行動を追っかけていくと、こういった新しい感覚に出会えるから嬉しいですね。
また、全体的には長期保有で銘柄変更が少ないですから、市場が混乱している時にドッシリとした運用スタイルを見ると安心します。
バークシャー・ハサウェイの保有状況は、以下のリンクにまとめてありますので興味がある人は覗いてみてください。
米国株の証券会社は機能で選ばないと損をする?
今回は「米国株のお約束?不安になったらバフェットの行動を確認せよ!」について書きました。
記事の中で、投資のヒントになる点があれば参考にしてみてください。
ちなみに、私自身は金融株だとバンク・オブ・アメリカ(BAC)を保有しています。
(2018年9月時点:バークシャー保有銘柄の第2位)
この銘柄については、マネックス証券で90日間の指値(時間外取引を含む)を低い位置で行っていたら、瞬間的な下落で拾えたといういつものパターン。
補足ですが、証券会社を選択する時に手数料ばかりに気を取られている人がいるのですが、これは基本的にデイトレダ―の発想です。
米国株は中長期投資ですので、情報と取引条件の方が遥かにリターンに対する影響が大きくなります。
例えば私はマネックス証券の指値(90日間)と時間外取引をフル活用することで資産が大幅に増えました。
※時間外取引だと凄い安値で買えることがあるので注目ですよ。
手数料については、せいぜい数百~数千円の差しかありません。しかし、取引条件の良し悪しで利益が数万~数百万の差になる可能性がある点はシッカリ認識して欲しいと思います。
ちなみに、私は購入した個別銘柄には逆指値を設定することを徹底!これもマネックス証券を優先する理由です(他のネット証券は不可)。
急落時でも、逆指値をしておけば利益が残せることが多いので超オススメ。
これは私の必勝パターンでもあります。
米国株はマネックス証券!チャンス拡大の独自サービスが魅力
私は米国株・海外ETFの取引では、マネックス証券をメインにしています。
その理由は、大きなリターンを得る為の条件が揃っているからです。
この証券は 米国株で時間外取引ができる貴重な証券会社 。
時間外で【安く買えたり、高く売れたり】するケースがあるので、一般の証券よりもチャンスが拡大が期待できます。
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