投資で利益を出そうと思えば、短い期間よりも長期で運用する方が成功する可能性は高くなります。
この事については会社などを例に考えれば簡単!
新しい事業を行えば、その成果が業績にしっかりと反映されるのは半年先や一年先、あるいはもっと先です。
つまり、短期的な株価の値動きというのは、実際の業績や成長とは違う点も多いので、予想するのが非常に難しいのです?
長期投資の方が実態に合わせた運用になるので簡単!
特に地球全体で見ると、毎年3%前後で緩やかな成長を継続していますので、世界分散投資は非常に硬い手法です。
私自身も運用については世界分散投資がメイン。
さて、長期投資には一括でまとまった資金を投じる方法と、買付タイミングを何回かに分けて行う積立投資があります。
今回は“一括投資”と“積立投資”のどちらを選択すべきかについて考えてみたいと思います。
長期運用では一括投資の方が儲かる可能性が高い!
資産運用では積立投資が良いと言われますが、単純にリターンを考えると一括投資の方が資産が増える可能性が高いと推察されます。
先ほど書いたように世界経済は毎年3%前後で成長しています。
ある意味では“今の瞬間が最安値水準”と考えられるかも?
私が投資をできるだけ早くはじめた方がいいと思うのは、長期視点で考えると現時点が相当な割安水準だと推察されるからです。
この理屈で言うと、積立投資は元本が大きくなるまで時間がかかるのでリターンを狙う上では非効率とも言えますね。
また、経済成長に比例するように株価が上昇していけば、5年後や10年後は最初の頃よりも高値の買付になってしまう可能性もあります?
では、どうして金融の専門家や FPは時間分散を進めるのでしょうか?
その理由を説明していきます。
資産運用は失敗が許されない!
投資に対して「無くなっても良いお金で行いましょう」と言った話を耳にすることがありますが、私は全く違う考えを持っています。
資産運用で投資するお金は、将来の生活を守るものですから無くなったら困ります。
投資は不確定なものですので100%成功する方法はありません。
だからこそ、失敗する可能性はできるだけ低くすべきです。
経済が長期で右肩上がりなのですから、一括投資した場合でも10年~20年で成功する可能性は極めて高いと考えています。
ただし、想定外の出来事が起きるのが相場!
実は日本市場が、その予想外を経験しています。
過去30年間の日経平均株価に投資したらどうなる?
2018年10月に日経平均株価は「 26年10ヵ月ぶりの高値を記録」となり市場参加者は笑顔に包まれました。
しかし、これは“30年前に日経平均株価を一括購入した場合は、ずっとマイナスだった”という意味でもあります。
これは世界中の市場を見ても例外中の例外で極めて稀な話です。
ただし、自分が運用している時にこのパターンになれば“運が悪かった”では済まされません。
1989年1月に日経平均株価を360万円一括投資をすれば、30年後の2018年末に評価額は約240万円ですの100万円以上のマイナスです。
しかし、毎月1万円の積立投資で合計360万円の投資をした場合であれば、評価額は約500万円ですので利益は100万円を軽々超えます。
世界分散では一括投資で長期運用をした方が、資産が増える可能性が高いのは過去のデータから見ても明らかです。
ただし、日経平均株価と同様なことが起きた時は資産が目減りすることになります。
積立投資をしても100%という保証はないのですが、 平均取得単価を低く抑えられる効果があるので安定した運用効果が期待できます 。
将来の資産は失敗が許されませんので、積立投資の方が良いと私は考えています。
関連:積立投資の価格チェックは意味なし?コツコツ継続した人が勝者になる理由
一括投資は全資産の20%以下に抑える。
将来の資産形成という点で言うと積立投資だけで十分だと思います。
でも、投資を継続していくと一括投資(スポット購入)をしてみたくなる誘惑がムクムクと湧いてきます?
スポット購入で成功すれば、リターンが大きいのですから当然ですね。
実際に私も、積立投資だけだでなくスポット投資も併せて行なっています。
ただし、あくまでもメインは積立投資や債券といったガチガチ運用。
安定タイプが80%以上を占めており、 株式の一括投資は20%未満です。
この理由は、 一括投資が大失敗に終わったとしても、20%未満の割合にしておけば長期の積立投資で補えると考えているからです。
将来の為の大切なお金ですから、利益率が下がったとしても資産が減らない方法を優先するのは当然ですね。
今回は「長期運用は一括投資が魅力!それでも積立投資を優先する理由とは?」について書きました。
資産運用のヒントになる点があれば参考にしてみてください。
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