投資を実践していると、リスク という言葉を頻繁に耳にします。
「IT小型株はハイリスク・ハイリターン」
「増配株投資はリスクが低い」
「株式投資はハイリスク商品」、etc.
一般的に リスク という言葉は【危険・失敗(損)】といったマイナスのイメージですね。
それに対して、資産運用や投資だと リスク は【不確実性】を意味します。
例えば「利率1% 満期まで2年の国債」であれば、将来の収益予想は容易なのでリスクが低い(不確実性が小さい)と言えます。
しかし「トヨタ(7203)の2年後の株価は?」となると・・・、
予想するのが難しいですね。
20%上昇かもしれませんし-10%下落になっているかもしれません。
アンケートを実施したら、上昇・下落で幅広い意見が出てくると思います。
このように予想が難しい状態を リスクが高い(不確実性が大きい) と言います。
さて、前置きが長くなりましたが、今回は資産運用で実践的に使われる「リスク調整」について書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
資産運用はブレが小さい商品を選ぶ!インデックス投資が良い理由
資産運用は、一般的に将来の出来事(ライフイベント)に対して行われます。
老後資金だけでなく教育費、あるいは病気やケガといった突発的なものまで・・
資産運用の目的は人により様々です。
ただし、目的や理由が異なっても共通していることがあります。
それは「その時に、お金が無いと困る!」という事。
当り前の話に感じると思いますが、この事はとても重要です。
なぜならば、【値動きが推測しやすい商品】を選択した方が確実性が増すからです。
資産運用では市場全体に連動するインデックス投資が推奨されるのはこれが理由。
また、株式とは値動きが異なる債券等を持つことで、資産全体の安定感が増す(リスクが小さくなる)効果が期待できます。
尚、「ディフェンシブ株で運用しているから安心」という人がいるのですが、個別株には事件・事故の発生という銘柄の固有リスクがあるので注意してください。
資産運用では、市場の時価総額に合わせた配分 が基本です。
そして、値動きの異なる資産クラス(株式・債券など)を組合わせて安定度を高めます。
繰り返しますが、資産運用は将来の生活イベントへの備えとして行うものです。
ハイリスク・ハイリターンの投資をした結果、「失敗しました・・」では困るのです。
資産運用で大きなリターンを狙いたい!どうすればいいの?
資産運用は堅い銘柄(インデックス投信等)がメインになるので、リターン率には限界があります。
リターン期待を高める為には、大きいリスクをとる必要があるのが悩ましい点ですね。
こういった時に【一部だけハイリスク商品を加える】という考えになりがちですが、その前に実施して欲しいことがあります。
それが、預金の確認 です。
資産運用では、「預金も投資の一つ」として捉えます。
預金が500万円あれば「ローリスクの金融商品(預金)に500万円を投資している」と考えるということ。
つまり、預金(現金資産)の拡大や縮小によってリスク調節をするのです。
仮に【預金 500万円、株式・投信等 500万円】合計1千万円の資産がある場合、【預金 300万円、株式・投信等 700万円】に変更するような感じですね。
株式・投信、債券等のリターン率は変わりませんが、投資額に比例して資産全体の利益額が増えることが期待できます。
資産運用のリスク調整は「現預金と投資の比率」が基本です。
この預金を減らして株・債券等を増やす方法は、私自身も実践しています。
投資センスゼロでも資産1億円に到達できた理由を考えると、この部分が非常に大きかったですね。
市場に流れるニュースは無視して、積立の増額(投資枠の拡大)を繰り返したことが良い結果になりました。
リターンについては【率】の話が多いのですが、最終的に重要なのは【金額】です。
ハイリスク商品に投資をしても良いのですが、先ずは預金と投資のバランスを再考してみてください。
堅い商品でも投資額を増やすことで大きなリターンを狙うことが可能です。
私のメイン戦略は「市場に居座る」ことです。
ネットの投資情報を見ていると、「○○銘柄が2倍になった」「年初来で30%上昇」といった話がいっぱい出てきます。
私はリターン率が低いので、別世界のような話。
凄い人が世の中にはたくさんいますね。
ただし、気になる点もあります。
大きく儲かっているわりには、総資産額が少ない人が多い・・。
この理由を考えると「単発の投資で終わっているのでは?」と推察されます。
100万円を投資していて2倍になれば、利益としては100万円のプラス。
ただし、これで終わってしまったら利益100万円で終了です。
大儲けを繰り返しても、そのたびにリセットしていると思ったよりも資産は増えません。
私の投資戦略の基盤は「市場に居座り続ける」です。
この方法は、時間を味方につけることで想像以上に資産が膨らむ可能性があります。
仮に3千万円を投資して、1年で5%増えれば利益は150万円です。
これを再投資(合計3150万)して翌年も5%上昇すれば、利益は158万円。
この5%上昇が20年続いた場合、金額は約8000万円になります。
私はこれからも「長期」「積立」「分散」の王道スタイルを淡々と実行していこうと思います。
充分すぎるリターンを獲得できているのですから、別の方法を試す考えもありません。
今回は「投資はリスク管理が大切!1億円達成にセンスや予想は不要でした」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
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私の 運用方針 は【長期・分散・積立】が基本スタイルです。
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仮に20年間の積立投資を継続すれば、累計13万円以上のポイントが貯まることになります。
どうせ積立投資をするならば、利用した方がお得ですね。
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