保有していた債券の満期償還が続いた結果、現金比率がここ数年でもっとも高い状態となっています。
現金で持っておく選択もありますが、2022年は仕込みチャンスと考えているので積立投資を増額することにしました。
しかし・・
先週、保有しているゴールド(金)を売却したことで、さらに現金が増えるイレギュラーが発生・・
私は一定水準の下落で自動売却する逆指値を徹底しているので、市場が低迷すると現金が予想以上に増えてしまうことがあります。
ここ数年でもっとも現金比率が高いので、スポット投資も積立と並行して実施していくことにしました。
私の投資方針から考えると世界株や米国株になるのですが、結論としては日本株式ファンドを200万円購入。
(3月14~18日の5日で毎日40万円投資)
今回はスポット投資で日本株を選択した理由について書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
スポット買いは、米国株よりも日本株の方が面白い?
長期視点の投資で考えると米国株は好条件が揃っています。
積立投資のような長期の時間分散であれば、とても魅力的だと思っています。
しかし、スポット投資ではその時の価値が重要になります。
参考までに2022年3月11日時点の「S&P500」と「ナスダック100」の予想PERを確認してみましょう。
●S&P500:PER 18.9倍
●ナスダック100:PER 23.6倍
米国株は年初から大きく下落しました。
しかし、PERだけで判断すればスポット買いするような水準には見えません。
過去の平均PERだとS&P500で17倍前後、ナスダック100も20倍を下回ります。
S&P500は通常の範囲内とは言えますが、割安水準とは言えません。
ナスダックについては、更に下げる余地がある状態。
次に日経平均株価のPERを確認してみましょう。
●日経平均株価:PER 12.2倍
過去のPERを確認すると12倍~16倍くらいの範囲で上下しています。
数字上でいえば、下限の水準にありますね。
割安度という視点ならば日本株の方が魅力的だと言えます。
もっとも、現在の相場状況では株式については再下落が想定されますね。
今回以上の下落もあるかもしれません。
ただし、相当な割安水準ですので「下落した場合でもジックリと回復を待つことができる」と私は考えました。
米国株の場合は長期的な成長は期待できますが、割安とまでは言えませんので一括で大きな資金を投じるのは不安があります。
そもそも、今年の米国株はイベントが多いので株価の底が分かりずらい状態です。
中長期視点で米国株(世界株)の積立、今すぐに一括買いなら日本株というのが私の結論です。
日本株はインデックス投信よりもアクティブ投信が魅力的
投資信託は指数に連動するのでインデックスファンドの方が良いと言われています。
しかし、これは米国株(世界株)の話です。
優良大型株が株価上昇を牽引しているので、米国株の場合は指数連動型の方が有利になります。
一方で日本株についてはインデックス投信が有利というデータはありません。
米国株と違い日本株の場合は、古くからある大型株が指数の上昇を妨げているケースがあるからです。
つまり、日本市場に投資をする時はアクティブファンドも有力な選択肢と言えます。
今回、私が選択したのは「スパークス・新・国際優良日本株ファンド」です。
ファンド賞の常連なので、知っている人も多いと思います。
日本株投信で好成績を残している銘柄は中小型株を対象とするものが多いのですが、大型株で優良という珍しいファンドです。
日本株に詳しくない私が銘柄を選択しても、右往左往するだけです。
好成績を残しているファンドに丸投げした方が良いですね。
このファンドは以前に積立投資をしていたのですが、昨年後半に世界分散投資に集約する過程で売却をしました。
今回は、200万円分を既に投資済み。
(3月14~18日の5営業日で毎日40万円投資)
今週も100万円程度を追加投資する予定です。
売却のターゲットとしては、日経平均株価が28,000円~28,500円まで回復した時を想定。
3万円と言いたいところですが、現在の相場状況だと年内にそこまで戻すのは難しいと考えています。
尚、米国株については長期的な成長が期待できるので、価格ではなく運用期間(2025年~2030年)をターゲットにしています。
投資対象で目標の考え方も分けているという事です。
今回は「日本株式のファンドを買付!外国株式よりも魅力的だと考えた理由」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
余談ですが、私が買付した「スパークス・新・国際優良日本株ファンド」はアクティブ型なので信託報酬は高いです。
こういった信託報酬が高いファンドについては、松井証券で運用するとコストの一部をバックしてくれるのでおススメです。
凄いぞ松井証券!投資信託の現金還元サービス
買付手数料は証券会社によって差がありますが、信託報酬は基本的に同じです。
ただし、松井証券だけは例外!
この証券会社は、信託報酬の販売会社の取り分のうち 0.3%を上回る部分を現金還元 するサービスがあります。
※ポイントバックだと更に還元率アップ
具体的に【スパークス・新・国際優良日本株ファンド(愛称:厳選投資)】について確認してみましょう。
信託報酬の年率1.804%(税抜1.64%)を分解すると以下のようになります。
各社の内訳 | 運用会社 | 0.9% |
販売会社(松井証券) | 0.7%(0.4%還元) | |
信託銀行 | 0.04% | |
信託報酬率(合計・税抜) | 1.64% |
松井証券の取り分である0.7%のうち、0.3%を上回る部分が現金還元されるので、対象となるのは0.4%ですね。
毎月、 年率計算で0.4%は戻ってくる ので、事実上のコスト削減となります。
私はこのサービスが始まってからは、アクティブファンドは基本的に松井証券で買付しています。
この証券は投信の買付手数料は0円ですし、毎日積立もワンタッチで設定可能。
『ポイント・現金還元サービス』は非常にお得なので、投信を中心に運用している人は口座を持っておいて損は無いと思います。
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