2019年の投資も夏相場に突入しました。
米国市場は7月末時点の年初来リターンはプラス15~20%程度で好調を維持しています。
足元では米中貿易問題のゴタゴタが続いていますが、私の投資方針を変更するほどのものではありません。
むしろ、米国が10年ぶりの利下げを実行したことにより、 米経済が景気後退に陥る可能性は低くなった点に注目しています。
さて、今年は“株価が上昇しやすい年(大統領選の前年)”ですから、強気に仕込んでいる人が多いと予想しています。
一方で、米国投資の経験が浅い人からは「慎重になりすぎて利益が少ない」「買いそびれてしまった」 といった声も耳にします。
今回は私が実践している米国株のシンプルな投資方法について書いていきます。
凄く簡単な方法ですので、投資で迷っている人はヒントにしてみてください。
※個人的な投資のついての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
米国株の堅い戦略は“10年放置”と言われる理由
米国株の代表的インデックス(NYダウやS&P500)の過去データを調べていくと、10年間ホールドしておけば、非常に高い確率でプラスになっています。
参考までに1985年、1995年、 2005年、2015年のNYダウ平均の終値を書いておきます。(単位はドル)
1985年 | 1995年 | 2005年 | 2015年 |
1,210 | 5,120 | 10,720 | 17,430 |
どうでしょう?
私は「10年保有すると約2倍になる」みたいなイメージで投資をしています。
ちなみに、1980年から10年、1981年から10年、1982年から10年・・と各年の終値を2019年まで見ていくと40回分のデータが取れます。
最初は1980年~1990年で最後は2009年~※2019年ですね。
※2019年だけ7月末 それ以外は年終値
この10年保有データでは40回のうち38回でプラスです。
2回のマイナスというのも1998~2008年、1999年~2009年のリーマンショックがあった時だけです。
しかも、 この2回のマイナスについても、その後1年保有を継続すれば資産がプラスになっています(次の10年で資産は2.5倍へ)。
投資については様々な手法がありますが、米国株は【NYダウを買って10年間ホールド】が鉄板だと私は考えています。
関連:米国株で迷った時はNYダウ?100万円を躊躇なく投資する理由
米大統領の発言や行動に注目することは大切ですが、米国株の売却を10年先だとするならば小さなことに一喜一憂してもしょうがありませんね。
10年後の株価水準が現在よりも下にあると思えば売却すべきですが、私自身は遥かに上になると想像しています。
米国経済は今後10年間にわたって追い風が吹く!
私は米国株投資に関して、これからの10年間は非常に強気に見ています。
米国が先進国の中において今後も人口が増える貴重な存在であることや平均年齢が若いというメリットがあります。
注目なのは2030年ごろにミレニアル世代(1981年~1996年生まれ)が、人生の中でも消費が活発な年齢に達することです。
米国経済はGDPの約7割が個人消費です。
最大の注目は、海外よりも国内ということですね。
米国はこれから人口が増えていくことに加えて、消費が活発な世代が増加していきます。
私はこのような状況下において10年後の株価を今よりも安くするのは非常に難しいと考えています。
細かいことは考えずに素直に買っていくのが私の投資スタンス!
将来に対する強気材料を信じて突き進むだけですね。
この人口予測に関しては別記事で詳しくまとめていますので、興味がある人は覗いてみてください。
米国株投資では投資情報を見ない方がいい?
米国株の基本戦略は“10年ほったらかし”と書きました。
個別株は企業決算を見ていく必要性がありますが、 米国市場の代表インデックス(NYダウやS&P500)への投資であれば私は投資情報を無視してもいいと思っています。
・・・と言うのも、米国株投資で思ったように利益が出てない人の話を聞くと、細かい情報に対して神経質になりすぎのような気がします。
新聞やテレビから発信される投資情報で気になるのが、長期と短期のものがゴチャマゼになっていること。
さらに、重要性の強弱に関係なく同じパワーで発信されるケースがある点です。
つまり個人投資家は自分で情報を整理した上で重要なものを抽出しなくてはいけません。
これは相当に経験がある人でないと難しい作業です。
国内投資に目を向けて今後を考えると、日本はネガティブ材料として消費税導入があります。
また、米国やヨーロッパが利下げ姿勢を示していますし英国のEU離脱問題など、円高方向にすすみやすい状況(日経平均株価が下落するかも?)。
そうすると、日本から発信される情報はは全体的に暗い内容のものが多くなる可能性もありますね。
ただし、これらは日本の話であって米国の話ではありません。
個人的な米国株に関する予想に関しえは繰り返しになりますが強気!
直近のゴタゴタである米中関係に関しても良い方向に進展すると考えています。
トランプ大統領にとって株高は、大統領再選に向けて必達事項ですからね。
FRBへの利下げに対する圧力姿勢を見ても、それは明らかです 。
2019年~2020年の米国株に関して楽観視しており、直近の8月~10月も株価が下がれば積極的に買っていくつもりです。
日本株と米国株は別物として切り離して見ることが重要。
日本に住んでいれば、国内経済のニュースや株価に関する話が嫌でも耳に入ってきます。
こういった情報に振り回されないことが投資では重要!
米国株と日本株が別物であることは、直近1年と年初来リターンをS&P500(米国市場)とTOPIX(日本市場)で比較してみると一目瞭然です。
基準:2019年7月26日 | 年初来リターン | 過去1年リターン |
S&P500 | 20.70% | 9.53% |
TOPIX | 5.18% | ▲9.41% |
どうでしょう?
「国内の投資情報を気にしない方が良い」と書いた理由が何となく理解できたと思います。
教科書的に言うとシッカリ情報を取るべきなのですが、現状としては日本から発信される情報は混乱するデメリットの方が大きい気がしています。
米国株は基本的に上向きですので、ズボラ・テキトウな人ほど儲かっているという状況。
「リセッションがあるかも?」「米中問題が長期化・・」etc
これらは、私の長期投資スタンスに何一つ影響を与えるものではありません。
ちなみに、どうしても不安な人は、購入と同時に逆指値をするクセをつけるようにしてください。
この方法だと急落時でも利益が残せることが多いので超オススメ。
私の資産が大きく増えた理由の一つです(必勝パターン)。
この方法については以下のページで紹介していますので、興味がある人は覗いてみてください。
米国株に朗報!これからは少額投資もガンガンできます。
今回は「ほったらかし投資が最強?“NYダウの10年戦略”に注目せよ!」について書きました。
マーケットの短期的な予想は難しいのですが、10年後の米国株を想像すれば現在は割安水準というのが私の考えです。
長期的に見れば好材料が豊富ですから世間のニュースに惑わされることなくジックリ運用していこうと思います。
さて、話は変わりますが、米国株投資ができる主要ネット証券(マネックス証券・楽天証券・SBI証券)の手数料が一部改定となりました。
従来は【手数料5ドル~】という最低手数料の設定があったのですが、2019年7月22日からは【手数料0ドル~】になります。
これにより、少額取引(数千円~数万円)の手数料が大幅軽減!
米国株に気軽に投資できる環境となりました。
ただし、サービス(機能面)については各社で差が大きいので、その点をシッカリチェックした上で証券会社を選択するようにしてください。
米国株はマネックス証券!チャンス拡大の独自サービスが魅力
私は米国株・海外ETFの取引では、マネックス証券をメインにしています。
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この証券は 米国株で時間外取引ができる貴重な証券会社 。
時間外で【安く買えたり、高く売れたり】するケースがあるので、一般の証券よりもチャンスが拡大が期待できます。
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