資産運用によって得られる利益は2つあります。
一つは、投資の醍醐味である値上がり益(キャピタルゲイン)。
売却(決済)時に利益が確定するのが特徴で、成功すれば大きなリターンが獲得できのが魅力。
株式投資の話題や情報は、値上がり益が中心ですね。
もう一つは、株式の配当金や投資信託の分配金・債券や利子(インカムゲイン)。
こちらは、資産を保有していることで得られる利益。
1回ごとの利益は小さいのですが、定期的に収入が得られるのがメリットです。
リタイア後の収入源として配当等を活用している人も多いですね。
ちなみに、投資信託では「分配金なし」が推奨されるケースが大半です。
これは、最終的な資産額が大きくなる可能性が高いのが理由。
運用効率の視点から考えると「分配金なし」の方が優位性があります。
この考え方には賛成です。
ただし、私自身の運用は分配金や利子を目的にした金融商品が半分以上!
効率性が悪い投資を優先しているとも言えますね。
今回は私が配当金等を重視する理由について書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
配当金で「日常の生活水準」が上がりました。
定期的に支払われる配当金や分配金は、ある意味では【小刻みに利益確定をしている】ような状態。
運用益の最大化を目指すならば「配当金等は再投資をしたほうが良い」ですね。
資産運用の本なども、ほとんどが再投資を推奨しています。
それに対して、私の配当金等の使い道は、生活費として利用。
再投資は行っていません。
資産を大きくする効率性(再投資)よりも、日常を充実させることを優先したいと考えたからです。
この選択は、私にはピッタリでした。
毎月の使えるお金が増えたことで、普段の生活(衣食住など)が改善!
旅行(遊び)などでも、遠慮せずにお金を使うようになりました。
精神的にも余裕がある状態ですね。
原則として「定期収入(給料)+配当金等」の範囲内で使っているので、資産が減るようなことはありません。
配当の分だけ使えるお金が増えている感じですね。
資産が増えても、幸福度が上がるとは限らない・・
私の資産運用を振り返ると、スタートした頃は お金を増やすこと に集中しすぎていたような気がします。
日々の生活を犠牲にしていた面もあります。
お給料が増えたら、そを投資にまわしていた状況。
ボーナス(賞与)も一部を残して大半は投資ですね。
つまり、資産が増えているのに生活の質は低いままということ。
『資産運用に縛られている』ような感じでした。
そういえば、経済学に「恒常所得仮説」というのがありますね。
これは、人々は今後も同様に得られると予測される平均的な所得によって消費量を決定するという説。
簡単に言うと、定期昇給みたいな持続安定的な所得増加がないと消費を増やさないということ(一時的な所得では消費は増やさない)。
以前の私は、昇給分を全部投資に回していたので、使えるお金は増えませんでした。
当たり前ですが、消費は増えません。
幸せの為に資産運用を開始したのに、それがストッパーになってしまった状態・・。
一番ひどい時は【お金を増やすことしか興味がない】くらいになっていたので、かなり危険な状況だったと思います。
しかし、配当金等を生活費に加えるようにしたら、日々の充実度がみるみる高まりました。
定期収入(使えるお金)の増加は精神面に良い影響がありますね。
仮に仕事を失ったとしても、定期的に入金(配当等) があると考えると安心感が違います。
今年もインカムゲインを目的の投資を増やしていてるので、心の余裕もそれに比例して膨らんできています。
「老後資金の問題」も「配当金等」で全て解決!
以前(2019年)「老後2000万円問題」が話題になりました。
これは高齢者夫婦無職世帯の平均的な収支を計算したら、毎月5万円強のマイナスになったという内容。
それを30年間で計算すると、約2000万円くらいの取崩しになる計算です。
実際には生活スタイルや寿命で金額は大きく変わります。
あくまでも目安にすぎません。
ただし、全く目標が無い人にとっては参考になる数値だと思います。
さて、この2000万円問題ですが、「毎月5万円強のマイナス」が積み重なった数字という点は注目です。
言いかえれば「毎月5万円の定期収入があれば解決」ということ。
毎月5万円(年間60万円)の配当金があればOKですね。
定期収入があれば、仮に寿命が予想よりも伸びても関係ありません。
また、途絶えることのない収入は生活を行う上で大きな安心感を生み出します。
その人によって価値観に違いがありますが、私は「資産2千万円よりも、永久に続く毎月5万円が欲しいタイプ」です。
資産運用については、机上の計算から最適解を考えることが多いです。
ただし、効率的な方法を選択したからといって幸せになれるわけではありません。
リターン成績が良くても、ストレスが強かったり生活時間を奪われたら人生の満足度はマイナスということもあります。
私は毎月の定期収入(配当・債券の利子)が人生設計のプラスとなっているので、今後も「インカム」に着目した投資を増やしていこうと思います。
今回は「配当金に着目した投資を強化!効率的な方法が正しいとは限らない」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
新NISAの証券会社を決定!私がSMBC日興証券を選んだ理由
現在、NISA口座獲得数はNO.1は 楽天証券 、次に SBI証券 です。
(2022年12月末データより)
私もいずれかを選択する予定でしたが、NISA成長投資枠の有効活用を考えた結果 SMBC日興証券 に決めました。
SMBC日興証券をNISAを実施する理由は?
②個別株(ETF・J-REIT含む)でドルコスト平均法が可能
③投信積立の買付手数料が無料!米国株の取扱いあり
詳しい内容は コチラの記事 で紹介しています。
新NISAでは、途中売却した非課税枠が復活(翌年)する特徴があります。
このことにより、短期・中期投資でも利用しやすくなりました。
積立投資&スポット投資の両方でNISA枠を活用する場合、SMBC日興証券は有力な選択肢だと思います。
公式 SMBC日興証券