株式投資で儲けを出す為には、魅力的な銘柄を安く購入するのがポイント。
市場が下落した時にガツンと仕込む作戦を練っている人も多いと思います。
しかし、下落時の「仕込み」というのは、思った以上に難しい行為。
私は安値でだと思って購入したら、その後もズルズル下がってしまい失敗した経験があります。
また、購入タイミングを考えてモタモタしていたら、どんどん上昇してしまいチャンスを逸してしまった事もあります。
ただ、ここ数年は自分のイメージに近い状態で購入できるようになってきました。
今回は私が下落時に仕込み買いをする時に、心がけているポイントについて書いていきます。
この記事の目次
商品知識と投資センスは別の話です!
投資信託の積立や株式で高配当銘柄で長期投資を行っている人は多いと思います。私も積立投資や米国株の高配当銘柄で中心です。
長期投資家の中には、プロ顔負けの商品知識を持っている人や企業の財務や業績データをシッカリ分析している人が多いですね。
他の人が書いているブログを見て、「凄いなぁ~」と唸ってしまった事は1度や2度ではありません。
しかし、そういった長期投資家も不得手な分野があります。
それが買いのタイミングです・・
本格的にチャート分析などをしている人から見ると、「長期投資家の買うタイミングが酷すぎる」と感じる事も多いようです。
もっとも、購入タイミングが苦手(分からない?)だから、積立や長期投資をしているのですから当然ですね。
ただし、市場が下落している時にスポット投資(仕込み買い)を考えると時もあると思います。
その際に、値ごろ感(1ヶ月前より安いから・・)だけで買ってしまう人が多いので注意してください。
こういった時にチョットしたポイントを頭に入れておくと、より安く安全に仕込める可能性があります。
仕掛けは、できるだけユックリ行おう
安値で仕込みたいという意識が強いと、ついつい仕掛けが早くなりがちです。
NYダウや日経平均株価が3日も続落すれば、「今がチャンスだ!」とばかりに買った経験がある人もいると思います。
しかし、結論を言うと3日程度の下げで回復するような状態であれば、仕込む必要はありません。
市場が本当にガツンと下がると気は1週間くらいは下がりますので、ワンテンポ遅く仕掛けた方が良いと思います。
例えば、2015年8月の日経拝金株価を思い出してみましょう。ちょいどチャイナショックの頃ですね。
日経平均株価 | 前日+- | 下落率(18日) | 買い | |
8月18日 | 20,554 | ー | ー | |
8月19日 | 20,222 | ▲332 | -1.6% | |
8月20日 | 20,033 | ▲189 | -2.5% | 早すぎ |
8月21日 | 19,435 | ▲598 | -5.4% | 早すぎ |
8月24日 | 18,540 | ▲895 | -9.7% | |
8月25日 | 17,806 | ▲734 | -13.3% | |
8月26日 | 18,376 | +570 | -10.5% | 〇 |
安値仕込の意識が強すぎると、2日~3日くらい下げが続くと買ってしまう傾向があります(8月20日~21日)。しかし、大きな下げの時というのは、そんな短期間では止まりません。
・・とはいえ、最安値がどこであるかという事はわかりませんね。
そこで、私は反転上昇が確認できてから買う事にしています。
上記の表ならば8月26日の+570円になってから買いの検討に入ります。
安値で仕込む意識が強いと、上昇時に買うのは気が進まないかもしれません?
しかし、表を見れば分かると思いますが、下落途中の2日目・3日目で買うよりも遥かに安く買えています。
下げが厳しい時は、反転上昇してからの購入でも充分に安く買えます。
また、上昇に転じてからの買いの方がマイナスの確率は下がるので安全性も高くなります。
大きな下げの時は、チャンスを逃したくないので急いで買いたくなりますが、ここはグッと我慢です。
2~3日で終わる下げなら、仕込まなくていい!
大きな下げの時は1週間以上も続くことが普通ですが、2~3日だけで下げが収束するケースもあります。
こういった時はどうするか?という疑問もあるとおもいます。
私の結論は、スルーです(笑)
例えば日経平均株価が23,000円とした場合、3日間連続で300円下がれば-900円です。これは、下落率に直すと-4%程度。
5%前後の下げで慌てて仕込む必要性があるかと言えば・・う~んという感じですね。これくらいは年間では普通のレベルです。
やはりスポット投資で安値仕込みと言うのならば、最低でも10%近い下げが無ければ、インパクトは小さいような気がします。
私は、数日で回復する程度の下げなら「今回は縁が無かった」という感じでスパッと諦めるようにしています。
私の損切り設定は株価の-8%です
今回は「株を安く購入したい人は注目!ダラダラ仕掛けが成功を呼び寄せる」について書きました。
参考になる点があれば利用してみてください。
最後に補足ですが、私は個別株に関しては、原則として購入と同時に逆指値(損切り)の設定をするようにしています。(株価のマイナス8%に逆指値)
これくらいの損失であれば、10%の上昇で取り返せるので、他の優良株に乗り換えれば回復は容易です。
ちなみに、積立投資の場合は保有額がマイナスでも継続していけば問題はありませんので、そのままコツコツと継続するのみです。
関連:つみたてNISA(積立NISA)に追い風?株価下落はチャンスと心得よ
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