堅実な運用を考える人にとって、投資はチョット抵抗がある存在。
100%のリターンが約束されているわけではありませんから当然だと思います。
実際に「個人投資家の9割は負ける」とも言われており、投資にチャレンジして損失を被った人は少なくありません。
ただし、米国市場に関しては、例外だと思っています。
その理由は、個人投資家が得意とする「下がったら買う(逆張り手法)」と非常に相性が良いからです。
つまり、ど素人投資の手法が通用する貴重な市場だからです。
この記事の目次
個人投資家の多くは「安く買って、高く売る」を考える
最初に個人投資家が負ける確率が高い理由を簡単に説明します。
多くの投資家は「安く買って、高く売る」を目指していると思います。この事自体は非常に良い事です。
問題なのは、下落途中に買いを入れてしまう点です(逆張り手法)
これは、どこまで下がるか分からない状態で買っていくわけですから博打と同じです。「落ちてくるナイフを掴む」なんて言われます。
それに対して、プロの手法は投資の方向にそった順張り手法が中心です。下落している時は手を出さず、反転上昇を確認してからユックリ買いを入れていきます。
「床に突き刺さったナイフを拾え」なんて表現される事もありますね!
つまり、順張り手法ができれば勝率は上がるわけですが、これがなかなか難儀。
やはり、1ヶ月前よりも株価が下がっていれば、「今買えば、お得じゃん?」という心理になるのが普通だと思います。
【関連】「安く買って高く売る」は危険?個人投資家の9割が負ける理由
逆張りが大成功する?米国市場の秘密
「逆張り」は負ける可能性が高いので本来はオススメできませんが、米国市場だけは例外だと思っています。
私は、日本株で逆張りで失敗を繰り返して事実上の退場となった経験もあるのですが、米国市場では逆張りでも驚くほど高い勝率となっています。
その理由はNYダウの歴史を見てみれば明らかです。
★NYダウチャート 2009年~2018年3月9日迄
ずーっと右肩上がりですよね!
2月はじめに「世界同時株安・・」「暴落・・」なんて言ってましたが、1年前の最高値よりも遥かに高い水準です(笑)
つまり、私は米国市場で「下がった時に買う」逆張り手法を実践していたつもりですが・・中長期でみたら【完全な順張り】となっています。
これが、個人投資家と米国市場の相性が良い感じる理由です。
米国市場の過去実績は、逆張りで買おうが順張りで買おうが、中長期で見たら右肩狩りの順張り(プロ手法)となっている!
本来は投資方法を根本的に切替えるのが理想ですが、思考回路は簡単に変えられるものではありません。
それであれば、逆張りでも成功する可能性が高い市場を選択する方が簡単というのが私の考えです。
注意点として、今回の話はNYダウやS&P500といったインデックスを対象にしているので、個別銘柄では当て嵌まりません。
インデックスに投資するETFとしては、NYダウならSPDR ダウ工業平均 ETF(DIA)、S&P500ならバンガード・S&P500ETF(VOO)が人気です。
【関連】NYダウの強さには秘密あり!全米株式に分散するVTIが降参?
細かい知識や技術論も大切ですが、先ずは“どの市場に投資するのが勝てる可能性が高いのか?”だと思います。
私自身の考えでは、米国市場が最有力というのが結論です。
米国株の証券会社は機能で選ばないと損をする?
今回は「米国株がおすすめの理由!“ど素人の投資”が通用する貴重な市場」について書きました。投資のヒントになる点があれば参考にしてください。
補足ですが、証券会社を選択する時に手数料ばかりに気を取られている人がいるのですが、これは基本的にデイトレダ―の発想です。
米国株は中長期投資ですので、情報と取引条件の方が遥かにリターンに対する影響が大きくなります。
手数料については、せいぜい数百~数千円の差しかありません。しかし、取引条件の良し悪しで利益が数万~数百万の差になる可能性がある点はシッカリ認識して欲しいと思います。
ちなみに、私は購入した銘柄には逆指値を設定することを徹底!
(マネックス証券のトレールストップという神機能は注目です)
⇒ 米国株は簡単!「売却タイミング」の悩みを1秒で解決する方法
米国株はマネックス証券!チャンス拡大の独自サービスが魅力
私は米国株・海外ETFの取引では、マネックス証券をメインにしています。
その理由は、大きなリターンを得る為の条件が揃っているからです。
この証券は 米国株で時間外取引ができる貴重な証券会社 。
時間外で【安く買えたり、高く売れたり】するケースがあるので、一般の証券よりもチャンスが拡大が期待できます。
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