資産運用を行う理由は、その人によって様々です。
主な目的としては、将来の老後資金、住宅購入や子供の教育費、ゆとりある生活などがあります。
最近は早期リタイア(FIRE)を目指す人も増えてきました。
FIRE(経済的自立と早期リタイア)については関心が高いのですが、チョット前のめりな人が多い印象。
私は仕事で早期リタイアをした人とも接する機会があるのですが、その中で最初からFIREを目指して運用していた人はいません。
お金が増えた時点から「リタイアもいいかな?」と考えはじめて、その流れでFIREを選択するパターンが多いですね。
今回はFIREを目指す上での注意点、会社員の効率的な資産運用について考えていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
「会社を辞めたい=FIRE」の思考は、ストレスが心配です。
FIREブームについては、個人的に心配していることがあります。
それが、FIREを目指す理由に「会社を辞めたい」「働きたくない」という要素が目立つ点です。
「会社を辞めたい」という目的でもかまいません。
ただし、目標まで遠い段階からそれを意識しすぎると、ストレスばかりが強くなる可能性があります。
辞めたいと考えるのも普通の事です。
FIRE達成までに相当な期間(20年以上)がある中で、「会社を辞めたい」という気持ちが強くなりすぎると会社へのストレスが更に高まる可能性があります。
毎日が、嫌で嫌でしょうがない・・
こんな生活があと何年続くのだろう・・
FIREを目指した結果、頭の中がネガティブモードになってしまうパターンですね。
そもそも「10年後にリタイア」と目標と立てても、予想通りに達成できる保証はありません。
実際には「20年後」になったり、市場が悪くてリタイアを諦めなくてはいけない事態も考えられます。
仕事に対する拒否思考が強いほど、FIREが先延ばしになった時のショック(ストレス)も大きくなります。
資産運用のスタート段階からFIREを意識するのは、「ちょっと早すぎる」というのが私の持論。
お金が増えていけば、FIRE(リタイア)は自然と選択肢に入ってきます。
最初はシンプルにお金を増やすことを考えた方がいいと思います。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
会社員は資産運用に有利!効率的な運用方法とは?
個人の投資については、人によりリスク許容度が違うので正解はありません。
ただし、これを言い出すと何も考えられないので、会社員という立場から資産運用を考えてみたいと思います。
会社員の最大メリットは、基本的に毎月の安定収入があるという点です。
労働基準法により労働者の権利は固く守られており、「周囲より仕事ができない」みたいな抽象的な理由で減給することは認められていません。
つまり、会社が存続する限りは、定期収入が約束されているということになります。
給料を金融資産に置き換えると、債券の利子に似ていますね。
年収300万円は【金利3%の債券1億円】と同じ金額ですね。
ちょっと強引ですが、定期的な給料は巨額の債券を保有しているのと同じ効果があります。
給料を投資に置き換えると、運用のヒントが見えてきます。
既にローリスクの資産を多く保有していると仮定できるからです。
その結果、通常投資は株式を中心に行えば良いというアイデアが生まれますね。
株式市場が効率的と仮定するならば、オールカントリーなどの全世界株式は面白い選択肢になります。
資産運用において、会社員の安定収入は強烈なアドバンテージです。
ある程度の資産が増える迄は、「辞める」という思考よりも「会社員のメリットを活かしてお金を増やそう」という感覚の方がいいと思います。
現金も投資の一つと考えて、全体のリスク調整を行う!
給料を債券の金利収入と仮定すれば、通常投資は株式100%でも良いと考えられますね。
ただし、リスク許容度は人により様々です。
このリスク許容度の調整は、現金(預金等)割合の上下で考えると簡単です。
資産運用では、「預金も投資の一つ」として捉えることが重要。
預金が500万円あれば「ローリスクの金融商品(預金)に500万円を投資している」と考えるということ。
このように現金を投資として考えると、現金:株式 の比率でリスク調整ができるようになります。
ただし、これは効率面からの考え方です。
実際には運用目的・使う時期、その人の性格などでも方法は異なります。
私みたいな安全志向が強いタイプだと、株式の動きをマイルドにしたいので他の資産との組合せも大切ですね。
いずれにしろ会社員の給料(安定的な定期収入)が資産運用で有利に働くことは間違いありません。
そして、お金が増えれば「会社を辞める・辞めない」の選択は自分が握れるようになります。
適切な運用をしていれば、時間経過で自然とFIREも選択肢になるという事です。
今回は「FIREを目指すのは不正解?会社員の効率的な投資方法を考える」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
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