資産運用を長く継続していると、稀に大きく資産が増える年があります。
私の場合は今年がそれに該当しそうな状況。
このままだと年間利益額が初の2千万円という可能性も出てきました。
しかし、投資予想が当たっているかと言えばそんな事はありません。
単純にラッキーが重なっているだけというのが真実です。
保有中の米国株を見ても、大きく上昇している銘柄がある一方で市場平均を遥かに下回る銘柄もあります。
今回は米国の個別株に関する私の考え方について書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
保有株のアルファベットが好調!実は予想ハズレです
私が個別株で最大保有しているのはアルファベット(GOOGL)です。
9月1日時点の年初来リターンは+65%で絶好調!
ただし、これは予想が当たったわけではありません。
昨年(2020年)を振り返れば、アップルやアマゾンの株価は1年で80%も上昇。
この時にグーグルは30%しか上昇しませんでした。
ナスダック総合がプラス40%以上だったことを考えると、事実上の負け組ですね。
グーグルの出遅れは昨年に限った話ではありません。
「GAFAM」の他銘柄と比べると株価の上昇が弱く、世間の盛り上がりは私には関係ない状態でした。
ただし、株価の上昇は続いています。
他のハイテク関連が強すぎるだけで、単独でみれば悪くありません。
私には充分すぎるリターンだったので買付だけはずーっと継続!
結果的に安値での連続買付となったので、今期の上昇で大きなプラスとなりました。
つまり・・
何年も予想が当たらない状態が、好結果に繋がったということです。
自信をもって買付したヘルスケア株は伸び悩んでいます。
私がアルファベット(GOOGL)に次いで保有が多い米国株はジョンソン&ジョンソン(JNJ)です。
将来的は世界的に65才以上の年齢層が大幅増となっていくという背景があり、強気に買付しています。
少し前にもヘルスケアセクターについてポジティブな記事を書きました。
さて、強気に買付していますが、足元の株価は低迷しています。
私が保有するJNJの株価は9月1日時点で年初来+10%。
先ほどのアルファベット(GOOGL)と比べて6分の1以下ですね。
市場平均のS&P500が約21%なので、完全な負け組です。
更にクレジットカードのVISA(V)の買付もスタートしました。
消費行動の継続的な拡大を予想したのが選定理由。
出遅れからの復活を期待して買付をしたのですが、浮上する雰囲気はゼロ!
こちらの年初来リターンは+5%ですから、JNJよりも更に酷い・・。
最近では投資家の話題にすら上がらなくなりました(笑)
このような状況ですが、低迷する2銘柄は引き続き継続的に買っていく予定です。
株式投資の王道!安心して長期保有できる銘柄を選ぶ
運用で大切なことは【資産が増え続けること】だと私は考えています。
他人と比較しても意味がありませんし、インデックスが下がったから資産が減ってもOKなんて事もありません。
そうすると、必然的に長期で安心して保有できる銘柄になります。
今年は保有株のアルファベット(GOOGL)が好調なのですが、このラッキーの背景には短期的な株価変動を気にしないで保有できた点があります。
目先の値動きで不安になるような銘柄でだったら継続保有が難しいですからね。
ジョンソン&ジョンソン(JNJ)とVISA(V)の株価は元気がありませんが、こちらも急いで売却するような銘柄ではありません。
そもそも株価は緩やかに上昇しているのですから“私の中では成功”です。
グーグルのような想定以上の爆発は難しいと思いますが、保有する事への不安が無い銘柄。
短期的に大きなリターンで成功する人もいますが私には縁が無い話です。
こういった投資は、私のようなセンスが無くマーケット動向に興味が薄い人間には向きません。
一方で、長期投資ならば業績や財務状況などデータとしての判断材料があるので、それを参考にすれば私でも見つけ出すことができます。
あとは、その結果が報われるまで待つだけですね。
長期で成功できる予想の資産だけに絞っているので、追加投資に対しても細かいことは考えずに定期的に行っています。
投資は資産が増えているならOKです。
投資に対して市場平均に勝つ事を基準にしている人が多いのですが、私は思いっきりハードルを下げた目標にしています。
極論を言えば「資産が増えているならOK」です。
S&P500に負け続けるような状態でも問題ないと考えています。
一方で、インデックスが下がり続けるような状況でも、資産が維持・増加していくことを希望しています。
最終的には、資産が増えていれば運用は成功という結論です。
こんな基準なので、短期的に株価が好調な銘柄でも上昇根拠が乏しければ対象外になりますね。
この考えで投資をしているので、旬な銘柄は詳しくありません。
短期の爆益なんて無縁ですね。
それでも長期保有していれば、今年のアルファベット(GOOGL)のようなラッキーに遭遇することもあります。
地味な方法ですが、資産は確実に増えています。
今後についても目減りするような状況は想像していません。
値動きを追ったりマーケットの動向を探るのは苦手なので、これからもガチガチのスタイルで行きたいと思います。
今回は「米国株の成績が明暗クッキリ!保有している低迷銘柄はどうする?」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
私はDGRW(クオリティ株)の定期買付を実施しています
米国株の長期投資戦略として海外ETFの積立を実施しています。
現在のメイン対象は【DGRW】米国株クオリティ配当成長ファンド。
配当を実施している米国の大型株約300社で構成されるETFです。
ROA・ROEの収益性等の指標から、利益(配当)成長が期待できる銘柄を投資対象としています。
「長期的には利益成長と株価は連動する」という私の方針と合致したことが決定理由です。
先行きが不透明な時にはピッタリなETFだと考えています。
長期運用に向いている設計ですので、10年単位の定期積立で大きなリターンを目指していこうと思います。
尚、私はマネックス証券を米国株のメインにしています。
米国株の為替手数料(買付時)無料と時間外取引に対応してる点が魅力。