爆益期待の投資は時間の無駄でした!運用リスクを意識的に下げる

資産運用で投資を行っていると、他の人の成績が気になってしまう事もあると思います。

「保有株が1ヶ月で50%も上昇した」なんて成功事例を耳にすると、堅い運用スタイルについて疑問に感じてしまいますね。

これって実は、以前の私です。
σ(´・_・​`)

当時は大きなリターンを狙った投資もけっこうしていました。
成功した事もありますし、失敗したこともあります。

振り返ってみるマイナス要素の方が大きくて、資産運用としては失敗だったと思っています。

「マイナス時のダメージが・・」という話ではありません。
私の場合は爆益狙いみたいな投資だと、資産が増えずらい事が分かったからです。

現在はリスクを下げることを重視しているのですが、こちらの方は資産アップに大きく貢献しています。

今回はリスクを下げた投資のメリットについて書いていきます。

※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。

爆益を連発しても、私の資産は増えなかった

株式投資では短期間で株価が2倍くらいになることもあります。
投資センスがいい人は、これで大きな資産を築くことも可能です。

ただし、爆益連発すれば資産が大きく増えているとは限りません。
実際に『高リターンを連発しているわりには資産が少ないなぁ』と感じる人も目立ちます。

この理由は定かではありませんが、私の場合は大幅上昇でも資産が増えなかった理由がハッキリ分かっています。

投資額が小さすぎるとのと、利益を再投資していないのが原因です。

こういった銘柄は大幅下落のリスクもあるので、全資産を丸投げするような度胸は私にはありませんでした。

資産の5%くらいでもガクブル状態です。
全資産の極一部しか投資してない商品で50%増えても全体に与える影響は微々たるものです。

さらに、私の場合は利益がでると一定額は確保したくなる心理が働きます。
再び投資をする時は以前の金額に戻ってしまう・・

こんなことを繰り返していては資産が増やすのは限界があります。

私の性格では爆益を繰り返しても、資産は増えないという事です。

1年で80%上昇した銘柄もあるけど、貢献度は小さぎる

昨年からJ-REITに投資をしていて予想以上に大きなリターンとなっています。
約15銘柄に投資して、もっとも含み益が大きい銘柄は80%以上のプラス。

ただし、全く自慢できるような話ではありません。

何故なら、この80%の上昇銘柄については20万円しか保有してないからです。
つまり利益は16万円ですね。

一方で長期でずっと積立している投資信託にセゾン資産形成の達人ファンドがあります。

こちらは1年で約40%リターン。
1000万円で計算しても400万円のプラスですね。

リターンは半分でも、投資額が50倍なので遥かに大きなインパクトになります。

私の資産アップに貢献しているのは、爆益銘柄ではなく単純に投資額が多い商品というのが真実になります。

出口戦略を考えなくて良い商品を選択する

大幅上昇するような銘柄でもっとも難しいのは出口戦略です。
買うタイミングや銘柄も重要ですが、出口戦略と比べたら小さな問題です。

仮に上手に売却できても、私のように利益を確保して再び投資をする時に金額が振出しに戻っていたら総資産はなかなか増えません。

そこで私は「出口戦略を考えなくて良い商品」を選択するようにしています。
正しくは、売る事を考えずに長期保有できる商品です。

爆益銘柄は一歩間違えると大損銘柄になるので値動きを慎重に観察する必要があります。

その点で言うと世界分散などなら、値下がりは緩やかです。
下落しても、時間経過で再び上昇する可能性が高いので慌てる必要もありません。

リスクが小さい商品の方が、不安が小さいので総投資額が大きくなるのが魅力。
結果的に、小さなリターンでも大きな利益額を獲得することができます。

ちなみに直近では『楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)』を積立投資の仲間に加えました。

現在の市場から考えれば、もっとリターン期待が大きい商品もあります。
でも私が欲しいのは、今とは違う状況になっても運用を継続できる商品です。

商品を探す時は、リスクから考えるように意識しています。

米国株の海外ETFでも、リスクが他の株式よりも小さいという理由で【VIG】バンガード・米国増配株式ETF』を選択しました。

両方とも爆発的な上昇期待はありませんが、失敗するリスクが小さいので強気に購入していけます。

短期の爆益には遠い存在ですが、保有継続により大きな利益額をもたらしてくれると考えています。

今回は『爆益期待の投資は時間の無駄でした!運用リスクを意識的に下げる』について書きました。

記事の中でも参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。