3月は米中堅銀行の相次ぐ破綻やクレディ・スイスの買収など、相場にとってはマイナス材料が発生しました。
その後は、世界の中央銀行が米ドル流動性供給の拡充で協調を発表!
不安解消に向けての動きは速かったですね。
リーマンショックの経験はシッカリと活かされています。
ただし、こういった出来事の副作用(銀行の貸し渋りなど)は時間差で発生することが多いので足元の株価が堅調でも注意が必要。
市場が良好に見えても、最低でも1ヶ月程度は警戒を緩めない方が良いと思います。
さて、昨年・今年と相場が荒れていますが、これは最初から言われていたことなので驚きはありません。
年初の予想では夏から秋に底値という意見が目立っていましたから、想定通りに相場は動いているとも言えますね。
ニュースをみると波乱続きのように見えますが、多くの投資家はある程度の混乱があると事を想定しながら投資活動を実施していると思います。
さて、本題のJ-REIT(不動産投資信託)です。
「今年は厳しい・・」と予想していましたが、残念ながら当たってしまいました。
東証REIT指数は 年初来-6% です。
代表的な資産の中でも、1位・2位を争う低パフォーマンス・・。
ただし、1年リターンでは米国株(S&P500 ドルベース)と同水準。
株式が厳しい時に堅調だったので、反動が出ているとも言えます。
儲けのシナリオはいつもハズレなのに・・。
足元のJ-REIT価格については、私が想像していたよりも下落が大きいです。
今回はREITへの追加投資、今後の方針について書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
東証REIT指数の水準で買付判断をしています。
J-REITへの買い判断を決める方法は人それぞれです。
私の場合は、国債との利回り差・東証REIT指数の水準 で決めることが多いですね。
「指数が○○ポイントまで下がったら買い!」という感じです。
そして、この水準は以前にブログで書きましたが、直近は1750ptとしていました。
3月後半、クレディ・スイスの買収で市場が混乱!
東証REIT指数が1750ptに到達しましたので買付を実行しました。
この水準で狙って買い差し値をしていたのですが・・
ズボラ放置の結果、“期間が過ぎて取消”になっていることが判明!
慌てて手動で700万円分を買付を実行。
⊂(・∀・)つセーフ!!
内訳は物流リート(個別銘柄)に300万円、残り400万円はETFに投資。
ETFが多い理由は、各REITの直近決算や稼働率・配当見通しの資料を見ていなかったので買付する判断ができなかったからです。
イザという時に 情報不足で銘柄が決められない という悪例です。
σ(・ω・`o) オイラ
やっぱりETFだと、配当利回りは低い・・。
少し不満が残るトレードとなりました。
最近は無関心が加速していましたが、欲しい銘柄については状況チェックをしないといけませんね。
さて、REITについては1ヶ月前にオフィス特化型を1銘柄を売却(100万円分)しています。
その分を差し引きすると、REIT資産の増加額は600万円!
目標とする資産額までは届いていませんが、久々にJ-REITに追加投資ができたので良かったです。
今後はどうする?更に800万円の投資を計画しています
「J-REITの底値が最終的にどれくらいになるか?」
これが分かると簡単ですが、私では予想が立てられません。
・・・と言うのも、私が基準にした2023年の底値は【東証REIT指数 1750pt】です。
この水準は秋ぐらいを想定していましたが、3月に到達してしまいました。
もう一段の下落という可能性が出てきたということになりますね。
希望水準で買えたのは良いのですが、底値は更に深堀りの雰囲気・・。
最安値水準の見通しは今回もハズレそうです。
(´・ω・`)マタ、ハズレタ・・・
東証REIT指数が1750pt 以下なら買いという姿勢です。
J-REITに対する年内の投資目標は、あと800万円です!
4月は引き続き金融不安への警戒からマーケットが動く可能性があるので注目しています。
月末には日銀の植田新総裁が初めて出席する金融政策決定会合も予定されている点も要注意ですね。
東証REIT指数が1750pt以下ならば、4月末迄に最大400万円の追加投資を予定。
そして残り400万円は、夏から秋の値下がりで買付するのが私の理想です。
尚、「秋に底値と思っているなら、そこで一括投資が良いのでは?」という意見もあると思います。
もっともな話ですが、この部分は少し修正!
私は当初、秋頃に日銀が10年物国債の金利変動幅を広げる(もしくは撤廃)と考えていました。
しかし、欧米の金融不安が起きたことで、日銀も動きずらくなったと考えています。
金融政策の修正なしの確率が高まったことで、秋に底値というシナリオ確率も低下してきている状況。
最安値を狙いすぎて「投資できなかった」という事態は避けたいので、臨機応援に対応していくことにします。
J-REITの投資は今後も強化していきます。
J-REITの買付は基本的に物流関連と住宅関連に絞り込んでいきます。
景気影響が小さいセクターなので長期保有に向いているというのが理由です。
オフィス・商業施設・ホテルは景気の影響を受けるので、私の実力だと失敗する可能性があるので対象外としました。
尚、ここでいう景気の影響という話は、配当の元手となる賃料の事です。
J-REITの価格ではありませんので注意しくてください。
私はJ-REITに対して期待しているのは配当(分配金)の安定。
配当を生活費に組込んでいるので、これがブレると予定が狂ってしまうので安定感が高いものを優先しています。
私の資産運用は分散投資です。
全ての投資が好調というケースは稀で、1年単位ではマイナス運用となる資産が出てくることも多々あります。
今年はそれがJ-REITになる可能性が高いですね。
しかし、業績が大崩れしているわけではありませんので買付することへの不安は感じていません。
REIT資産については事実上の永久保有を想定!
長い目でみると投資タイミングとしては面白い時期と考えています。
引き続き強化資産として注力してく方針です。
今回は「絶不調のJ-REITに700万円投資!今後も買付していきます」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
J-REITの個別銘柄が100円から買付できます。
現在のJ-REITは長期的には魅力的な水準なので、コツコツ投資をしていくのは面白いと思います。
そこで、活用したい面白いサービスがあるのがSMBC日興証券です。
J-REITの個別銘柄の最低買付は、5万円~80万円と幅があります。
少額投資ができないことを理由に投信やETFを選択している人もいると思います。
そんな中にあって、例外的に個別銘柄が100円から買付できるのがSMBC日興証券。
この証券会社はキンカブというサービスを実施していて、金額単位でJ-REITの個別銘柄を買付できます。
例えば、大和ハウスリート(8984)ですが、こちらに投資するには普通の証券会社では最低でも約30万円の金額が必要です。
しかし、SMBC日興証券なら金額指定で買えるので、100円分や1000円分といった買い方ができます。
買付手数料(スプレッド)は100万円までゼロ(無料)です。
しかも、積立設定も可能という優れものです。
私はこのサービスを利用して、J-REITを買い集めました。
メジャー証券の中でJ-REITがドルコスト平均法で帰る貴重な会社です。
J-REIT投資を行う上では非常に魅力的だと思います。
また、債券投資にも強いので社債購入などに興味がある人も注目です。