GAFAMへの集中投資は終了?直近の状況と今後の戦略

GAFAMは米国の巨大IT企業5社を指す言葉です。
各企業の頭文字をとっています。

Google(グーグル)
Amazon(アマゾン)
Facebook(フェイスブック)
Apple(アップル)
Microsoft(マイクロソフト)

昨年(2020年5月)は、GAFAMの時価総額の合計が“東証1部約2170社の合計を上回った”ということで話題になりましたね。

米国市場の代表指数であるS&P500(大型優良企業500社)の時価総額で考えても、GAFAMの5社で約4分の1を占めています。

ある意味では、この5社が低迷すれば米国市場も崩れてしまう可能性がありますね。

今回はGAFAMの状況について確認していきます。

尚、私もアルファベット(GOOGL)だけですが、継続的に投資をしています。
予想以上の好パフォーマンスに驚いている状態です。

GAFAM、過去5年間の成績は凄まじい

先ずはGAFAMの直近5年間の株価チャートを見てみましょう。
基準日:2021年7月末

5社とも大幅上昇しています。

分かりやすく、具体的な数字を並べてみましょう。
※配当再投資の数値(基準:2021年7月23日)

銘柄名 5年前との比較 年率平均リターン
アルファベット(GOOGL) 3.5倍 28.5%
アマゾン(AMZN) 4.9倍 37.3%
フェイスブック(FB) 3.0倍 24.8%
アップル(AAPL) 6.4倍 44.9%
マイクロソフト(MSFT) 5.5倍 41.0%
5社の単純平均値 4.6倍 35.3%

何だか凄すぎてイメージが湧きませんね。

参考までに、米国市場の基準であるS&P500に連動するVOOは、5年前との比較だと株価は2.2倍

1年あたり年率平均リターンは17.5%です。

S&P500の5年間で2倍でも凄いですが、アップルの6倍は異次元ですね。
100万円投資してホッタラカシをしたら、5年で600万円・・・

私はインデックス投資がおすすめですが、この成績を見ると個別株の人気が高いのも納得です。

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この上昇は今後も続くのか?アマゾンの失速が気になる・・

過去5年間の株価をみると、GAFAMにだけ投資をしていれば良い気もします。
しかし、この状況が永久に続くかは分かりません。

実際に直近1年の株価を見ると様子は変わってきています。

こちらも具体的に数字で確認してみましょう。
※配当再投資の数値(基準:2021年7月29日)

銘柄名 1年前との比較 1年リターン
アルファベット(GOOGL) 1.8倍 81.1%
アマゾン(AMZN) 1.1倍 5.1%
フェイスブック(FB) 1.4倍 40.4%
アップル(AAPL) 1.4倍 38.2%
マイクロソフト(MSFT) 1.4倍 40.3%
5社の単純平均値 1.4倍 41.0%

過去1年の成績も全体としては好調ですね。

ただし、コロナショックからの回復というアドバンテージがある中での数字。
実際には他の銘柄に投資をしても高リターンが得られている状態です。

参考までに、米国市場の基準であるS&P500に連動するVOOは、1年前との比較だと株価は1.3倍

1年間のトータルリターンは36.4%です。
GAFAMと比べても、それほど大きな差がありませんね。

好調のアルファベットを除けば同水準といって良いでしょう。

それよりも、気になるのがアマゾンの低迷です。

直近の4-6月期決算がミスをしたのもありますが、その影響を除いても低空飛行が続いています。

また、決算では今後の売上見通しが市場予想よりも弱気でした。
主力のネット通販の事業が、7-9月期に成長鈍化することが危惧されています。

アマゾンの売上見通しが市場予想を下回るのは珍しいケース。
“GAFAMだから大丈夫”、“下がったら買い”みたいな単純思考の投資は注意です。

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GAFAMについては、いずれの銘柄も懸念材料がある

GAFAMについては、今後も業績が過去最高を更新していく可能性が高いです。
しかし、投資家の強い期待が株価に織り込まれている点は注意。

過去最高は当然で、投資家が注目しているのは成長スピードです。
単純に前年よりも業績が良ければ株価上昇するという話ではありません。

また、成長株が強い背景には金融緩和があります。
これも未来永劫に続くものではなく、どこかで方向転換されます。

さらに、アメリカ政府がIT企業に対して監視を強めていく可能性も気になります。

中国当局で行われたIT企業への規制みたいな極端なことは無くても、GAFAMにとって不利な法整備が進むことは充分に考えられます。

“GAFAMなら大丈夫”という感じでホッタラカシにできる状況ではなく、常にマーケットの動向はチェックしておく必要があります。

それを実施できる人であれば、将来性が高いGAFAMの集中投資は魅力的な選択肢です。

私の場合はそれをする自信はありませんので、せいぜい投資割合は数%というのが現実的な行動。

また、成長株の多いQQQの過去5年の平均年率リターンは約27%、直近1年リターンは約38%となっています。

GAFAMと比較すると成績は劣っていますが、複数銘柄に分散されている点ではこちらの方が安心感がありますね。

米国の景気回復で割安株に注目が集まる可能性も考えると、VOOも注目です。

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先行きが不透明な時は、個別株はどうしても不安が大きくなります。

それがチャンスでもあるのですが、大きなリスクをとらなくてもリターンが狙えるのが米国市場の魅力です。

株式については、しばらくはETFを中心に投資をしていく方針です。

今回は『GAFAMへの集中投資は終了?直近の状況と今後の戦略』について書きました。

記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。

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